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コンサルタントが教える戦略的資料作成の280人のオンラインセミナーに参加してみた

今回は、4月からルバートのインターンシップに参加している村瀬さんに、4月16日に開催された「戦略的資料作成体験オンラインセッション」のレポートを書いていただきました。

 本イベントは、ルバートで初の無料オンラインセッションでしたが、100名の定員に対し400名以上の申し込みがあり枠を拡大して実施し、最終的に280名の方にご参加いただきました。

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先週、ルバートが主催する「戦略的資料作成体験オンラインセッション」に参加したので、印象に残ったことをまとめてみました。結論としては、文章を図解で表現するために抑えるべきポイントが、このセッションで学ぶことができました

インターンに参加する目的の1つに、社会に出た時にすぐに使える実践的なスキルを身につけることがありました。これまでワードベースのドキュメントは大学のレポートや論文などで作成してきたものの、PowerPointで資料作成をした経験はほとんどありません。今回のオンラインセッションは資料作成の初心者が対象だったので、安心して参加することができました。

オンラインセミナー実施の背景

「戦略的資料作成体験オンラインセッション」が行われた背景として、新型コロナウイルスの影響でテレワークが主流となっている今、ルバートでできることはないか?と考えた代表の松上さんが、「テレワークでコミュニケーションをより円滑に図るには事前の資料作成が要である」と気づき、資料作成のスキルを伝えることで日々のテレワーク業務に少しでも活かしてもらいたいとの考えから開催に至ったそうです。

テレワークにおけるコミュニケーション変化

目指すは一人歩きするような資料

セミナーの目的は一人歩きするような資料を作成することができるようになることにあります。作り手の論理をより分かりやすく伝わるようにするためには、どのような資料が効果的であるのか、要点や注意点を踏まえて戦略的に資料作成する方法を、今回は「図解化」に特化して2時間で学びます。

戦略的資料とはいったい何か

一人歩きするような資料とは、作り手が説明をしなくても読んだ人がそのメッセージを理解して行動を起こすことができるような資料です。文字だけでなく図解を使用することで視覚的にも理解しやすい資料を作成することができます。それによって、資料が作り手の代わりに説明をしてくれて、多くの人がより簡単に理解することができます。また、戦略的に資料を作成をすることで、自身の思考を整理してアウトプットできるため、文章の整合性がおかしい部分や説得力が足りない箇所などの難点が見つかりやすく、提案内容の改善にもつながります。

説明資料とは

スライドの構成要素が重要

戦略資料を作成する際に書き方に大切なポイントがあります。スライドはタイトルとメッセージとボディの三つで構成されており、その中でもスライドメッセージは主張を示す際にもっとも重要です。スライドメッセージの書き方のポイントは「文章」です。名詞や体言止めでなく、「文章」で書くことによって、時制を明確にし、伝え手の主張がより分かりやすく伝わります。また、何と比べてどのくらい大事かを数字を入れることで説得力がUPします。

多くの人がわかりやすい資料を作成できない理由とは

今回のセミナーで最も重要な点である「図解化」がこの問題の要でした。わかりやすい資料を作ることができない理由として、多くの人がそもそも図解化できていないという点を挙げていました。具体的には以下の3つです。
 1.図解の型を知らない
 2.論理と図解の対応関係を知らない
 3.2に変換の練習不足

この問題点を理解し、学ぶことによってわかりやすい資料が作成できます。

図解が使えない理由

ライブ・オンライン講座の特徴

今回のライブ・オンライン講座には、以下のような特徴がありました。

- オンラインなので、移動時間がいらない
- 他の参加者の顔が見えて、目の前で受けているかのような感覚
- 投票機能でアンケートが入り、リアルタイムで集計結果が見れた
- ブレイクアウトセッションで50のグループに分かれて、少人数でワーク
- 映像が共有されたので、後で復習できる

資料を作成してみたり、他の方と話をしたりと受け身でなく、また、リアルな感覚で気軽にセミナーを受けることができ、あっという間の2時間でした。

最後に...セミナー後わかりやすい資料は作成できた?セミナーの感想

このオンラインセミナーでは実践練習する時間も含まれており、実践することによってより資料作成の理解を深めることができました。繰り返し練習することによって図解の型を使い分けることができるようになり、よりよい資料作成ができるようになると感じました。セミナーでは、200人以上の参加者が集まり、海外はモザンビーク、インド、カンボジアなどから参加していた方もいらっしゃいました。チャットに書き込みをしたり、それを読んだ松上さんと参加者の方との質疑タイムがあったり、またブレイクアウトセッションなどで他の参加者と会話できたりと、アットホームな雰囲気で、とても良いセッションでした。


インターン 村瀬

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アンケート結果より

イベント終了後に実施したアンケート(n=116) では、81.5%が「非常に満足」16.1%が「満足」合計97.6%が満足だったと回答しました。

理由として、

「2時間という短い時間の中で重要なポイントを学ぶことができた」
「気軽な形で参加でき、具体的ですぐに使える内容だった。」     「明日から使える技なので。」
「講義資料の配布やわかりやすいレクチャー、グループでのワークが楽しかった。」
「資料作成は感覚的なものと思っていたが、論理の整理、人の認知、概念を総合し、理屈を持って理解できたのが大きい。」           「多用なツールを駆使していて進行含めて勉強になった。」

などがありました。

また、「テレワーク中で人との繋がりがなかったため、学び直しの良い機会になった」「リアル会場への移動もなく非常にストレスなく受けることができました。」など、今の時期だからこそ必要であったなと感じられる内容や、「無料とは思えないくらいのレベル感でした!部下にも薦めたいです!」「この人数での規模、初めてみました。改めて松上さんとルバートの凄さを感じています。この講座は全ての知的労働者に伝えたいですね。ありがとうございました。」という嬉しいメッセージもいただきました。

また参加したいか?という質問に対しては、「非常に参加したい」が90.5%, 「参加したい」が7.1%と、満足度と同様に合計97.6%が参加したいとの回答でした。

ルバートは、このような状況下でも明日から使える資料作成のコツをお伝えすることができ、また、多くの方に、資料作成スキルだけでなく「楽しい時間を過ごすことができた」と感じていただけたことを嬉しく感じています。今後は、今回のアンケートの結果をもとに、さらにライブ・オンライン講座に磨きをかけ、また、たまにはこういった無料のイベントなども開催していけたらと考えています。

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【公開中note一覧】
◆「人を動かす一人歩きする」資料Before→After
第1回 入門編①図解の基本形「一人で行くバー」をお薦めするスライド
第2回 入門編②2つの比較「ストアカ」をお薦めするスライド
第3回 入門編③図解の基本形「コーチングアプリ」をお薦めするスライド
第4回 基礎編①線グラフの基本 企業の変革を促すスライド
第5回 基礎編②スライド構成と図解 新規事業を提案するスライド
第6回 Before→After OBOG版(前編)~霞が関文学編~
第7回 Before→After OBOG版(後編)~霞が関文学編~
番外編 『PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則』
     Amazon週間売上ランキングのスライド

◆Rubato講師×note
1.ロジカルな図解のつくりかた(前編)
2.ロジカルな図解のつくりかた(後編)
3.アウトプット→インプットの話
4.Rubato流「オトナのパワポ正月遊び」
5.ターゲットを絞り、刺さる資料をつくるコツ
6.「かっこいい」デザインと「余白」の話
7.添削からわかる、伝わるパワポ資料3つの特徴~添削 of the Year
8.図解でわかる!新型コロナウイルス予防のコツ
9.外資系コンサルはなぜ資料作成にこだわる?
10.知る人ぞ知るPowerPoint効率化スキル
11.テレワークでのコミュニケーションスキルとは

【Rubatoの資料作成講座】

講座一覧はRubatoウェブサイトから

【Rubatoの書籍】


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