終身雇用制度の限界と経団連会長が認めた件について考える。


経団連・中西会長「終身雇用は制度疲労」改めて持論展開

今更感があるが、本音を遂に述べた事を評価すべきなんだろうか。終身雇用が無くなれば社員の評価体制や賃金の仕組みも変えていく必要がある。年功序列というのは終身雇用ありきで成り立っていたもの。双方を今完全に無くす必要があるのでは?と思う。
終身雇用と年功序列が無くなれば正規、非正規雇用という枠組みも変わってくるだろう。社会保険など含めた福利厚生を正規非正規で区別する必要もなくなる。そして、年金制度自体も終身雇用が無くなれば年齢による支給ではなく、生活保護やベーシックインカムなどでいいのでは?と議論ができる。
終身雇用制度が限界である事は理解できる。それならば年功序列型の賃金や雇用条件の見直しなども同時におこなう必要があるわけだよね。単純に企業側が求めてるのは終身雇用制度を無くして、解雇規制の緩和を求めてるだけ。今の賃金は終身雇用前提になってるわけだから若い頃は低く抑えられてる部分がある。それを改善しなければさらにご都合主義で労働者が搾取されるだけなんだよね。

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