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わし流 芸術の春夏秋冬

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美術館・文学館・映画館など、いろいろ行ってます。
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2021年10月の記事一覧

愛読書&70年TVドラマの大ファンなので勝手に妄想…わし流 芸術の秋2021⑨「燃えよ剣」歳さん・近藤先生出身地にけっこう近いTOHOシネマズ府中にて

愛読書&70年TVドラマの大ファンなので勝手に妄想…わし流 芸術の秋2021⑨「燃えよ剣」歳さん・近藤先生出身地にけっこう近いTOHOシネマズ府中にて



最近を含め、3回読んでいる原作「燃えよ剣」は愛読書。そのテレビドラマ化の1970年栗塚旭主演のテレビドラマは原作以上に好きな作品。

今回の映画化はまず近藤勇役の鈴木亮平がまさにはまり役。もちろん歳さん役の岡田准一の殺陣も凄まじく、撮影中に大怪我した人はいなかったのか? と心配してしまうほどでした。ただ、山崎燕は70年TV版での中野誠也が控えめで人に気を遣う人に描かれていてすごく良かっただけに

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こりゃ映画館で見なけりゃダメだよ、でも案外ヒットしてないようなのが残念…わし流 芸術の秋2021⑧「DUNE/ デューン 砂の惑星」TOHOシネマズ府中

こりゃ映画館で見なけりゃダメだよ、でも案外ヒットしてないようなのが残念…わし流 芸術の秋2021⑧「DUNE/ デューン 砂の惑星」TOHOシネマズ府中



最近のアメコミ原作などの超大作映画は光が多すぎて、いささか敬遠したくなりがちなワシ。が、本作は途方もないスケールでありながら光は抑え目、風格が漂います。

マッチョな男たちに囲まれての主演はいまもっとも輝いているとおもわれる華奢で美形のティモシー・シャラメ。本作は第1部ということなので完結するころには内面ともども外見もガッチリとたくましく成長…ということになるのかもしれませんが、「彼はこのまま

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東京でもやるっつ~のに一足早く静岡まで遠征…わし流 芸術の秋2021⑦「グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生」静岡市美術館…わし流ショボ鉄たび⑤合同

東京でもやるっつ~のに一足早く静岡まで遠征…わし流 芸術の秋2021⑦「グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生」静岡市美術館…わし流ショボ鉄たび⑤合同

この秋2枚目の「秋の乗り放題パス」2日目。青梅線~南武線~東海道と乗り継いで、各駅停車ではるばる静岡へ。遅く家を出て、昼食は途中、早めに川崎の立ち食いそば屋(椅子席あり)でカツカレーを食べました。

今回の目的地である静岡に到着したのはすでに午後2時半。が、駅前の美術館に行くだけなのでこれでいいのです。

徳川家康公の後ろにあるビルの中にあるのが静岡市美術館。何年か前に「スターウォーズ展」を見たと

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好きな絵もある、そうでないのもあるが、孤高の画家の作品を堪能…わし流 芸術の秋2021⑩「生誕130年記念 高島野十郎展」高崎市美術館…わし流ショボ鉄たび④通りすがりの、い~かげんな撮り鉄⑦合同…改訂版…のさらに改訂版

好きな絵もある、そうでないのもあるが、孤高の画家の作品を堪能…わし流 芸術の秋2021⑩「生誕130年記念 高島野十郎展」高崎市美術館…わし流ショボ鉄たび④通りすがりの、い~かげんな撮り鉄⑦合同…改訂版…のさらに改訂版

この秋2回目の「秋の乗り放題パス」でディーゼルの八高線を「ゴオ~ン、ゴオ~ン」と唸りを上げて高崎へ。

…と、初投稿時には書いてしまいましたが、間違いでした。列車の時刻が合わなかったため、青梅線~中央線~武蔵野線~京浜東北線~高崎線と何度も乗り継いで高崎にたどり着いたのでした。

さて、この日の昼食は「たかべん」の立ち食いそば屋でまいたけ天そばを食べました。

そのあと小雨の中を折りたたみ傘をささ

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現代のマンガに最も近い浮世絵師なんじゃなかろ~か!? 「わし流 芸術の秋2021⑨「没後160年記念 歌川国芳」太田記念美術館…ところであの竹下通りに空き店舗が目立ってたのにはビックリだ

現代のマンガに最も近い浮世絵師なんじゃなかろ~か!? 「わし流 芸術の秋2021⑨「没後160年記念 歌川国芳」太田記念美術館…ところであの竹下通りに空き店舗が目立ってたのにはビックリだ

デザイン学校に通っていた80年代にはすでにあったというのに、去年までいったことがなかった太田記念美術館。35年遅かった…。

そんな同美術館に役1年ぶりで行ってきました。この2~3年、いろいろなところで見てきた浮世絵の中でも、最も現代のマンガに近いとおもわれる歌川国芳です。大胆な構図の取り方、デフォルメ、3枚横につなげた「ワイドスクリーン方式」など、何かと参考になります。美人画の女性はなんとなく天

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ミステリーと新版画と…わし流ショボ鉄たび②前日素通りしたばっかしなのに甲府まで往復…わし流 芸術の秋2021⑦⑧、通りすがりのい~かげんな撮り鉄⑤⑥合同で~す

ミステリーと新版画と…わし流ショボ鉄たび②前日素通りしたばっかしなのに甲府まで往復…わし流 芸術の秋2021⑦⑧、通りすがりのい~かげんな撮り鉄⑤⑥合同で~す

「秋の乗り放題パス」の二日目。

前日とは逆のルートで中央東線の下りに乗車。長い笹子トンネルなど、幾つかのトンネルを抜けると甲府盆地が見えてきました。勝沼ぶどう郷です。

通りすがりのい~かげんな撮り鉄⑤あわてて撮った勝沼ぶどう郷駅車窓

ここまで来れば目的地の甲府は遠くない…はずなのですが、その手前酒折で長いこと停車しました。ま、各駅停車なので仕方ないですね。

甲府駅でバスに乗るまでの13分の

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イケメンはいつの世も好かれるようで…女性にも男性にもね。わし流 ゲイ…じゃなかった、芸術の秋2021⑥「美男におわす」埼玉県立近代美術館

イケメンはいつの世も好かれるようで…女性にも男性にもね。わし流 ゲイ…じゃなかった、芸術の秋2021⑥「美男におわす」埼玉県立近代美術館



古今の日本の「美男画」を集めた今回の展示。

中でもワシの目を引いたのは画像にもある高畑華宵でした。特に「日本少年」という雑誌の表紙絵の数々のイラストはあの美輪明宏さんの美少年時代にソックリ。もっともこれらが描かれたころには美輪さんはまだ生まれていなかったわけですが。

もうひとつ、展示数は少なかったのですが、「金襴緞子」で有名な蕗谷虹児の天草四郎の絵がとてもよかったです。

華宵は出身地であ

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