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現代のマンガに最も近い浮世絵師なんじゃなかろ~か!? 「わし流 芸術の秋2021⑨「没後160年記念 歌川国芳」太田記念美術館…ところであの竹下通りに空き店舗が目立ってたのにはビックリだ

デザイン学校に通っていた80年代にはすでにあったというのに、去年までいったことがなかった太田記念美術館。35年遅かった…。

そんな同美術館に役1年ぶりで行ってきました。この2~3年、いろいろなところで見てきた浮世絵の中でも、最も現代のマンガに近いとおもわれる歌川国芳です。大胆な構図の取り方、デフォルメ、3枚横につなげた「ワイドスクリーン方式」など、何かと参考になります。美人画の女性はなんとなく天海祐希に似ているものがありますな。200年ぐらい先取りしてたのか!?

有名な猫の絵やら、先にあげた美人画やら、なんでも描ける国芳ですが、ワシは最初に売れるきっかけとなったという豪傑のシリーズがお気に入りです。現代であればプロレスラー、それも今から少し前の、マサ斎藤とかロード・ウォリアーズ、ブルーザー・ブロディ、アンドレ・ザ・ジャイアントあたりを描いてくれていたらありがたかったろうなあ。

何度も見ている作品も何点かあるわけですが、そうすると3枚のつなぎ合わせ目がちょっとずれているけど、もう少しなんとかならなかったのか? なんてことを考えてしまったりしますね。ま、最近のマンガでも見開きはビミョーにズレちゃったりしますけどね。

鑑賞後、ついでに少し歩いてみた竹下通りに空き店舗が目立っていたのはビックリ。もっとも、西武新宿からJR新宿への地下道は行くたびに「シャッター」が増えていき、この日は4割ぐらいの店舗が閉まっていたから、まだましな方かもしれません。


▼ワシも持ってるこの本、ど~ですか?


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