マガジンのカバー画像

毎日が病みあがり

1,270
日々のあれこれを書いています。
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

からすなぜなくの

からすなぜなくの

最近、カラスがガアガア鳴いている。3〜4日前から、家の周りに何羽も集まっては鳴きわめいている。

最初の日は、庭のブルーベリーの木に、二羽がとまって、熟れた実を静かに食べていた。
ところが、その翌日の朝から、ケンカ?と思うくらい、激しく鳴くカラスがどんどん集まってきて、電柱の上で羽根を逆立てている。朝から夕方まで断続的にそれが続いた。目の前の道路は通学路で、小学生が登下校しながら、「カァカァ!」と

もっとみる
クサイいいニオイ

クサイいいニオイ

洗濯物は、基本的に部屋干しする。一年間で外に干す時期は、7月半ばから9月末あたりまでの3ヶ月程度で、あとは家の中にぶら下がった洗濯物と一緒に暮らしている。オットがかなりの花粉症持ちであること、福岡は黄砂がひどいこと、夏場は光化学オキシダントの影響もあること、冬場は日照時間が短くて十分に乾かないこと、などがその理由である。

さて、部屋干しの難点は「ニオイ」だ。「生乾き臭」については、こまめな換気と

もっとみる
進化

進化

虫歯の治療中だ。わたしは子どもの頃から歯医者が大嫌い。あの「虫歯の人はダメな人」と言わんばかりの態度。(いや、わたしにそう見えるだけかもしれないが。)治療はとにかく、痛いし、怖いし、音がイヤだし、ニオイが苦手。しかも「痛かったら左手をあげてくださーい」という、あの「手遅れ感」も納得いかない。だって「痛かったら」は、「痛くなりそうだったら」ではない。一度は痛みを経験してから言え、ということだ。「こう

もっとみる
蒸す

蒸す

梅雨入りと同時に気温が急上昇していて、ひどく蒸し蒸しする。ちょっと気分が悪いくらいだ。友だちから「蒸すね」とメールが来た。

「蒸す」といえば、わたしは日常的に「蒸し器」を使う。わが家には電子レンジがないからだ。10年くらい前に壊れてしまって、「買わねばならんな」とオットが言ったが、わたしは「いらない」と断った。「なくてもなんとかなる」ような気がしたからだ。結論として、なんとかなっているのは、冷や

もっとみる
雨の日の音

雨の日の音

梅雨入りだ。今朝は雨の音で目が覚めた。ところが、昼前にはもう晴れていて、この頃では珍しい青空が見える。どうしたことか。このままではダムの貯水量が減り続け、深刻な水不足になってしまう。すでに30%台になっているところもあるらしい。

昨日の文章教室は低学年が対象だった。「じゃあ、雨が降っているので、今日はまず、『雨の日の音』をあつめてみましょう」とお題を出した。

「ポトポト」「ビシャ」「ジャバー」

もっとみる
本格派?

本格派?

重い腰が上がらない。本格派スパイシーインドカレーのレシピに「玉ねぎ大4個 みじん切り」と書いてある。カレーは食べたいが、たまねぎを切るのはいやだ。まず、わが家の包丁が切れない。砥石がないので、刃物研ぎ用の金属スティックを使っているのだが、それも最近は研磨剤が磨り減ったのか、威力がない。ツルツルとたまねぎの表面を滑って切りにくい。さらに、切れない包丁で切ったたまねぎは、問答無用で目にしみる。目だけで

もっとみる
あの世から?

あの世から?

昨夜はなかなか寝つけなかった。たいてい、そういう時に金縛りにあう。

まず、耳鳴りがする。次に、どこかに吸い込まれていくような感覚になり、音が一段階遠くなる。真っ暗な箱に閉じ込められたような感じだ。身体は動かない。声も出ない。首がしまったような、息苦しさ。その次に、どこやらから声が聞こえたり、誰かが来たりする。時には重みを感じることもあるし、体の一部分を潰されるかと思うほどの圧をかけられて、痛みを

もっとみる
おいしい焼き鳥を食べたい

おいしい焼き鳥を食べたい

焼き鳥が食べたい。高級焼き鳥じゃなくて、庶民的な、でも美味しい焼き鳥が食べたいのだ。実はそういう感じの店が、バス停二つぶん離れたところにあるのだが、徒歩で出かけるのはちょっと億劫だ。かと言って、飲酒するから車や自転車では無理である。

最寄り(100メートルくらいの距離)にも、焼き鳥屋があるにはある。その店は、最初は持ち帰り専門だった。店主はよゐこの有野某に似ていて(最初に店に入った時、今日はゲー

もっとみる
地獄で仏

地獄で仏

東長寺に行ってきた。JR博多駅から地下鉄で一駅。東長寺は九州における真言宗の拠点寺院で、木造の坐像としては日本一の大仏がある。知ってはいたが、一度も行ったことはなかった。
http://hakatanomiryoku.com/spot/%E5%8D%97%E5%B2%B3%E5%B1%B1%E3%80%80%E6%9D%B1%E9%95%B7%E5%AF%BA

拝観料は50円で、日本語、英語、中

もっとみる
結婚相手について考える

結婚相手について考える

映画『主戦場』を観た。映画の内容は、従軍慰安婦論争についてのドキュメンタリーで、キャッチフレーズは「ひっくり返るのは歴史か、それともあなたの常識か」。わたしとしては、「自分がこれまで知らなかったこと、知ろうとしていなかったこと」が明らかになった。結末は、ぼーっと生きてきたわたしには本当にガツンときた。人権とはなにか、憲法とはなにか、がようやく腑に落ちた。そして、わたしが映画を観ながらずっと考えてい

もっとみる
カドっこ

カドっこ

エッジが好きだ。義母が端っこのことを「ヘリっこ」と言うのだが、まさに、その「縁(ヘリ)」の部分。鋭く切り立っているものはゾクゾクするし、つるんと滑らかなものはうっとりする。スパッと切れた、紙のヘリも好きだ。

学校などでもらうプリント類をひとまとめにするとき、タテヨコにトントン、と机の上でそろえる。ピシッと揃った時の快感。一枚だと薄っぺらくて意味はないが、50枚くらいになると、コピー用紙にも風格が

もっとみる
会議

会議

CMを作ることになった。テレビやラジオで流される、あのCMではない。近所の公民館主催の「CMを作ってみよう」という講座だ。この町の良さをアピールするCMを作るテイで、企画・演出・撮影・編集などを学ぶ。
中学生対象だが、友人が講師をしており、彼女が「せっかくだから、ママたちも作らない?」と声かけたところ、七人が集まった。チーム名はmamatomo7(ママトモセブン)だ。わたしの役割は「イエロー」らし

もっとみる
水ぎらい

水ぎらい

わたしが子どもの頃、浴槽は木製だった。数枚の板が金属製の箍(タガ)で止められていて、大きな桶のようだった。その浴槽に鉄製の風呂釜が取り付けられた形で、屋外で火をくべて湯を沸かした。燃料は枯れ木か石炭だったと思う。祖母が薪を割っている様子も覚えている。当時、平屋の市営住宅に住んでいたが、近所にはガスでお風呂を沸かす家もあったから、樹脂製の風呂桶に移行する過渡期だったのだろう。

その木製の浴槽は、子

もっとみる
吹奏楽部の保護者あるある

吹奏楽部の保護者あるある

みんなのフォトギャラリーで、このイラストを見つけた。(3コマなのだが、レイアウトの都合で、3つ目のコマしか表示できない)
これ、うちの子たちもやってる〜。ものすごく親近感が湧いた。
これは吹奏楽部の下校の様子だ。パーカッションの子が「タタタ タタタ」と歌い始めたら、他の楽器の子が自分のパートを歌で合わせていく。時々、顔を見合わせながら、顔が笑っているが、歌は休まない。歩くリズムも一定だ。これが吹奏

もっとみる