シドニー暮らし、旅ぐらし。

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[3月9日 ウルル, オーストラリア] いつでも行けた別世界

こんなものでしょ、と記号化してるうちに見逃してしまったもの、わかったふりをして気持ちに蓋をしてしまったこと、いくつあっただだろうか。

目の前に広がる雄大な景色を見て、涙が出そうになったのは感動したからだけではなくて。

ウルルなんて、いつでも行ける、と思っていた。

日本人がなんで、そんなにウルルに行きたがるのか、わからなかった。ただの大きな岩でしょ、とさえ思っていた (本当にごめんなさい)。

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[3月3日]シドニーで最後のサーフィン

自分が苦手だと思っている事や、好きだとは思っていなかったことが、なにかのきっかけでオセロがひっくりかえるように「好きかも」になる瞬間がたまらない。

泳ぐ事は得意ではないし、渡豪1週間で離岸流に流されたトラウマから、ビーチも水遊びもあまり好きじゃなかった。だから帰国ぎりぎりになるまで、サーフィンに挑戦したいと思ったことは一度もない。

ところが「シドニーにいるのも残り少ないし、オーストラリアっぽい

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7歳のエリザベス

何も気にしないでいられた小さい頃に戻りたいな、と思う事が時々ない?

思った事をすぐ全身で表現して、ずーっと話していても、うんうん、と聞いてくれる相手がいて、興味の対象がコロコロ変わって。

様々な移民がうごめくここシドニーでは、アジア人の子どもはより静かでおとなしくて両親の言うことを「YES」と良く聞いて、西洋人の子どもはもっと活発で、両親の言った事に対して「NO」と言うように育てられる気がする

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夏の足音

もうすぐそこまで、夏が来ている。週末はビーチでBBQ、仕事終わりのプール、サンタも水着の真夏のクリスマス、そしてニューイヤー。

朝に吹くひんやりとした風が心地いい。今日は暑くなるぞーと思うのは、ひんやりの風が気持ちいい程、既に気温が高いからだ。通勤途中に見上げる空は、青く高く、透き通っている。

サメの目撃ニュースも増えて来た。パース近郊でカヤックに乗っていたティンーンエイジャーがサメに襲われた

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ちらしずしと焼鴨湯麺

新しい服を買えば次の日に来たくなるし、新しい本を買ったら帰りの電車で読み始める。何か新しいものを手に入れたら、すぐに身に付けたいし使ってみたい。それはたとえ言語であっても同じことで、1年前に広東語を習い始めてから使いたくてウズウズしていた。

先日、会社の近くの中華料理屋でついにその時はきた。前々から、カウンターの奥で働く人が広東語を話しているのは知っていて、いつもそこで頼むスープヌードルが「焼鴨

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スクランブル交差点

ある晴れた春の朝、まだ肌寒くてコートと手袋を着て家を出た。しかし最寄りの駅まできてみると、見かける人の中には、Tシャツ短パンの人もいる。なんならノースリーブにビーサンの人もいる(平日です)。

韓国人が経営するお洒落なカフェに入ると、私が韓国人に見えたのかアニョハセヨと挨拶され、隣に座った白人の女性から「わたし日本語の勉強しているんだけど、もしかして日本人ですか?」と突然声をかけられる。ちなみにこ

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あの機体の色は

毎朝通勤の電車から外を見ていると、シドニーキングススミス空港におりてくる旅客機が遠くに、私の電車と同じ進行方向に向かって行くのかみえる。

この時間で緑の機体は、香港から来たキャセイかな?あ、あの赤いのは成田から来たJALかもしれない。

みんな、どんな気持ちで来たのだろう?旅行で来たのかな?留学で来たのかな?それとも旅行から帰ってきたのかな?

初めてオーストラリアの地を踏んで、空港から出てきた

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紫の花のお告げ

シドニーの春は雨が多い季節だ。

あ、もうすぐ夏が来るんだなと思えば寒くてしとしとする日が続き、冬に逆戻りかなと思うと、いきなり30度を超す夏日だったりする。

そんな日が続いたあと、ふと気がつくと街中が紫の花でいっぱいになっている事に気がつく。ジャカランタの花。この花がそこら中で満開になる頃には、気温がだいぶ上がって毎日晴れの日が続くようになっている。

シドニーに来た最初の年は、春に薄紅色の木

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次に「你好!」と言えるのは

私たちは中学生か、と自分に突っ込んでいた。

4人のいいオトナが、まるで先生に直談判にきた中学生のように、受付の何の権限も持っていなさそうなお兄さんに詰め寄っている。

「というわけだから、次のレベルを開講してください」「私たち4人全員参加しますから」「前みたいに3週間も4週間も待たせないでね。メール何度送っても返事返ってこないし」「なんならみんなで署名していくわよ」「ルーシー先生は来週からでも良

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大変だけど楽しい時間

3位、れいこ!と呼ばれた時、思わずそれらしき人物が周りにいないか見回してしまった。ちなみに私の名前はりえこである。IとEの順番が入れ替わって「れいこ」と間違われる事も多々あるが、もしかしたら「れいこ」と良く似た発音の名前の全くの別人かもしれない...

しかし審査員2人は明らかに私を見ている。私?と指さしてみたら、大きく頷かれたので、どうやら私が3位らしい。たぶん豆鉄砲を喰らった鳩のような顔をして

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