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五つ星シーフード&ワインペアリング

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満点の五つ星評価のシーフード&ワインのまとめ。実食してたどり着いた間違いのない組み合わせたち。
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#おうち居酒屋やってみた

桃林堂の小鯛焼き@表参道 南仏のデザート赤ワインとの五つ星相性

桃林堂の小鯛焼き@表参道 南仏のデザート赤ワインとの五つ星相性

 六本木の新感覚たい焼きに続き、クラシックなたい焼きを。

 表参道の桃林堂へ。1925年に大阪府八尾市で創業し、翌1926年には上野店(東京都台東区)、1979年には青山店(現在の青山本店。東京都港区)に出店した老舗。小鯛焼き3個入960円を購入。

 表面はパリッとした皮、やや薄めの生地でいて、玉子や牛乳の配分のためかパンケーキのようなモダンな雰囲気も。よくある鯛焼き生地のようにしっとりモサモ

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あんこにバニュルス! クロワッサン鯛焼き

あんこにバニュルス! クロワッサン鯛焼き

先日、山陰を旅した際に購入したたい焼き。200円ほど。果香音と書いてかかお、という岡山の会社のクロワッサン鯛焼き。東京のコンビニでも見かけたが、このつぶあん味は初見。ご当地ものなのかもしれない。

長方形のクロワッサン生地にたい焼きの模様が押された新しいタイプのたい焼き。四隅の端にはあんこは入っておらずクロワッサン生地をシンプルに味わう。部位によってクロワッサン生地とあんこの割合が異なる。

頭と

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鮮烈なスパイスのホタテサグ(ほうれん草カレー) 満を持してのインドの白ワイン

鮮烈なスパイスのホタテサグ(ほうれん草カレー) 満を持してのインドの白ワイン

ホタテサグをインド料理レストランからテイクアウトし、自宅でワインを合わせてみた。サグはほうれん草を使った緑色のカレー。そこにホタテの身がポツリポツリと入ったもの。辛さを選べるので中辛にしておいたが、現地シェフの容赦ないスパイス使いに、汗腺が大いに刺激されたw

合わせたのは満を持してセラーにしまっておいたインドワイン。インド最大手のスーラ・ヴィンヤーズが手掛けるもので、ソーヴィニョン・ブラン品種の

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知ってしまった甘美な世界は入場料600円 スイーツにデザートワイン~ファミマたい焼き編~

知ってしまった甘美な世界は入場料600円 スイーツにデザートワイン~ファミマたい焼き編~

日々甘いものを食べるわけではないが、たまに食べたくなり、コンビニで衝動的に買ってしまうことがある。大体は疲れたとき。そして酔ったとき。酔っ払ったときはスイーツのみならず牛丼やカレーライスもレジカゴに投入されていたりする。深夜番組やYouTubeを見ながらひとり暴飲暴食の宴の続きとなる。そしてスイーツを食べる前にソファで寝落ち。金曜の夜に多いパターンで何度も繰り返している。きっと似たような経験をお持

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アンチョビむんむんレンコンのバター焼き サルディーニャの島ワインの潮香

アンチョビむんむんレンコンのバター焼き サルディーニャの島ワインの潮香

スーパーで買った茨城県産レンコンをスライス。歯ごたえを楽しめるように、そしてソースを染み込ませるために、少し厚さを残しておく。いつもの2倍のバターで、いつもの2倍のアンチョビを炒め、輪唐辛子でアクセントを効かせる。ここにレンコンを投入してさっと炒める。皿に載せて香りづけに大葉を散らして完成。ビール、日本酒、焼酎にも合うおつまみ。

子供用にはニンジンと一緒にレンコンを炒め、醤油、みりん、砂糖で味付

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シラスのアンチョビ風味パスタのイケナイ香り サルディーニャの島ワインの潮香

シラスのアンチョビ風味パスタのイケナイ香り サルディーニャの島ワインの潮香

シラス干し1パック(税込み347円)。これで大人のパスタを作ろう。

アンチョビとガーリックをバターで炒め、ざく切りキャベツを投入。茹で上がったパスタを絡めて、トップにシラスを豪快にワサーっと。刻んだ大葉を散らして仕上げ。お好みで黒胡椒を少々。酒のつまみになるシラスパスタが完成。
子供用にはアンチョビ、ガーリック、大葉を抜きにして、大人用を作る前にフライパンを振る。余裕がないときは子供用で調理して

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甘美な脂!黒むつ醤油麹焼き 樽で発酵させた甲州ブドウの滋味

甘美な脂!黒むつ醤油麹焼き 樽で発酵させた甲州ブドウの滋味

昨年のゴールデンウィークに神戸を旅行した際、食事に立ち寄った“Sakanaya Uohide”。

魚秀(うおひで)は本社神戸の店舗では魚卸し兼海鮮居酒屋の形態。都内10店舗、神奈川、埼玉、千葉、青森の店舗では焼き魚などの惣菜販売を手掛ける。今回は都内の店舗で黒むつ醤油麹焼きを購入。さすが高級魚とされるクロムツ、パックに入った一切れの焼き魚で538円。

先日はクロムツの煮切り醤油漬けと樽で発酵さ

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ココナッツ香るホタテマッシュルームカレー 満を持してインドの赤ワイン②

ココナッツ香るホタテマッシュルームカレー 満を持してインドの赤ワイン②

近所のインドカレー屋さんで、シュリンプバターマサラ(1,320円)に加えてホタテマッシュルーム(1,265円)をテイクアウト。

ホタテマッシュルームは、ココナッツとトマトがカレーのベースになっている。ホタテの甘み(甘みの強いアミノ酸の一種グリシンが多く含まれる)はココナッツのそれに調和。また貝の含むどこか素朴な土のような香りはマッシュルームによく重なる。
カレーにホタテとマッシュルームを入れると

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蟹のトマトクリームパスタにクミンの爽やかな香味 シチリア島のミネラル感豊かな赤ワイン

蟹のトマトクリームパスタにクミンの爽やかな香味 シチリア島のミネラル感豊かな赤ワイン

ふるさと納税で届いた蟹を使ってトマトクリームパスタに。
蟹は足と爪に分かれてパックされていて、部位ごとに料理に使い分けられる。

先日は足の部分を蟹スキにして芳醇なソアーヴェとのパーフェクトな相性を楽しんだ。

蟹のトマトクリームパスタは過去に神戸のレストランで、またセブンイレブンで買ったものにワインを合わせていた。特に相性が良かったのはフランス アルザスのリースリング。

渡り蟹のトマトクリーム

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太刀魚のパン粉焼きカレー風味 サルディーニャ島の潮風とハーブ香る白ワイン

太刀魚のパン粉焼きカレー風味 サルディーニャ島の潮風とハーブ香る白ワイン

先日、韓国料理の太刀魚のピリ辛煮のカルチジョリムを作ってから、太刀魚の美味しさに気付いてしまったようだ。

以来、スーパーの鮮魚コーナーで銀色に光る、文字通り刀のような魚体が私の視界に入るたびに気になってしまう。
とはいえ、私にとってアジやイワシほどの気軽な存在ではなく、調理方法にも少し凝って頂きたいお魚だ。
私の太刀魚インターバルは1、2ヶ月に一回といったところだろうか。
そして先日、お手製カル

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ファミマ熟成豆板醤のコクの海老チリ ギリシャの古木ブドウの深淵な味わい

ファミマ熟成豆板醤のコクの海老チリ ギリシャの古木ブドウの深淵な味わい

ファミマでシーフードのおつまみを探していると海老チリを発見。
熟成豆板醤のコクというフレーズが目を引く。税込355円。

ちなみに先日のローソンのエビチリは横浜重慶飯店監修で(税込430円)、スペインのメンシア品種が素晴らしい相性だった。

今回合わせたのはオーストラリアのスパークリングワイン(シャルドネ主体)、白ワインはイタリア シチリア島のカリカンテ品種、赤ワインはカラブリア州のガリオッポ品種

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