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誕生日にステキな短歌を。

――最高の一日の、最高のシーンを切り取った写真を受け取ったとき、「僕がもらって嬉しいものを分かっていらっしゃる!」と心のなかで叫びました。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「相手の心を見つめる「目」を育てる」というテーマで話していこうと思います。


📚茶碗蒸し11個を抱えて

一昨日のことです。昨日の記事でも触れましたが、作文教室の先生をしてきました。株式会社やっほーの方々が開催した子どもたち向けのイベントの一環として、子どもたちの夏休みの宿題である作文のサポートをすることになったんです。

詳しくは昨日の記事を覗いてみてください。


イベント終わり、僕はおみやげをもらいました。開催場所のお食事処「高久」は揚げ物のお店で、イベントでもカツやコロッケなどをお昼ご飯として販売していました。そのカツやコロッケをいただいたんです。それに加え、イベントでもサービスされていた茶碗蒸しをいただきました。

というのも、そのイベントに元々かっぱ寿司に提供していた茶碗蒸しをつくっている人がいて、その方が子どもたちのためを思い、茶碗蒸しを差し入れてくださったんです。かなりの数持ってきてくれて、イベントのなかでは提供しきれないほど。

というわけで、僕は茶碗蒸しをいただくことになりました。11個も(笑)

茶碗蒸し11個の入った段ボールを抱えながら帰路を踏むことになったわけですが、今日中の消費期限の茶碗蒸し11個を僕ひとりで消費するのはさすがに厳しいので、お裾分けすることにしました。

そんなこんなで、最近お世話になっている住み開きシェアハウス「はちとご」へ向かったんです。


📚シェアハウスで誕生日祝い

住み開きとは、家屋の一部を地域に開放すること。はちとごでは「はなれ」と呼ばれるスペースがコミュニティスペースになっており、オープン日には大学生から社会人まで幅広い層の人たちが足を運んできます。特に、からあげ会やウイスキー会、読書家になどのイベントが開催される日は多くの人が集まって賑わいます。

僕は今年の3月の末に友人の紹介で初めてお邪魔して、それからはなれを利用したり、イベントに参加するうちに、すっかりはちとご民になってしまいました。最近はSNSの運用を任されていて、その対価として5日住民になりました。
#しかし結局泊まっていない

常に住んでいる住人は2人しかいないので11個の茶碗蒸しを持っていて大丈夫かなと不安だったんですが、人がいないならいないで呼べばきっと集まるだろうし……という楽観的な気持ちではちとごへ向かいました。

幸運にも、5日住民が2人いたので、僕あわせて5人で茶碗蒸しを食べることになりました。ひとり2,3個で済んだのでどうにかなりました(笑)


……で、ここまでが前置きです。思いのほか、長くなってしまいました(笑)

そんなこんなで茶碗蒸しを届けにいった僕でしたが、オーナーのはやぶささんから唐突にも自分の誕生日を祝われることになったんです。

はなれからリビングの方へ茶碗蒸しを持ち運んだとき、はやぶささんはバースデーソングを歌いながら迎えてくれたんです。はじめ、「え、誰の?」ってなったけれど、明らかに僕の方向いているから「あ、僕なんだ!」と気付けました。

まさかこんなタイミングで祝われるとは思わないじゃん。茶碗蒸しを届けにいっただけだし、僕の誕生日は6月30日、2ヶ月近く前だし。

ちょっとツッコミどころはいろいろあったんですが、そんな些細なことなどどうでもよくなるくらい、はやぶささんがステキな誕生日プレゼントを渡してくれたんです。

短歌の添えられた1枚の写真です。



📚ステキな短歌の贈り物

この写真は、先月末にはちとごのみんなで朝日を観にいったときにはやぶささんが撮ったものです。あの日は本当に濃い一日で、もちろん記事にしてnoteにも残しています。この記事の最後にそのときの記事を添付しておきますので、興味を持たれた方は覗いてみてください。

簡単にいえば、花火大会を観にいって、その後にはちとごで二次会が開かれて、夜遅くまで呑み暮れて、流れで夜明けを見に海までいくことになった話。

バイト終わりで花火大会に参加して歩いて3キロくらい歩いてはちとごまで帰ってきたからまあまあ疲れていた身でしたが、「面白い」が勝ってしまって、そのノリに乗っかってしまいました。

もちろん疲労感は拭えなかったけれど、後悔はありませんでした。夜明けが好きな僕にとって、空に昇りゆくあの太陽の姿を目に焼き付ければ、えもいわれぬ美しさに心が動いて、「命」や「生きる」を実感することができる。新しい何かが始まったんだなと、未来を信じることができる。あの日もまさにそうで、青い海と白い空に包まれながら、ステキな朝を迎えることができたなあと改めて思います。



僕がはちとごに来て、一番印象に残っている一日といっても過言ではありません。最高の一日の、最高のシーンを切り取った写真を贈り物にしてくれたはやぶささんには頭が上がりません。写真を受け取ったとき、「僕がもらって嬉しいものを分かっていらっしゃる!」と心のなかで叫びました。

写真だけでも嬉しかったのに、そのうえ、写真の裏には短歌が記されていました。はやぶささんが僕に向けて綴ってくれた短歌です。



多くは語りません。とりあえず、言葉選びが僕好みだし、短歌をギフトするセンスも僕好み。いつまでも、いつまでも大切にしたいプレゼントになりました。

誕生日プレゼントって、その人がもらって嬉しいものをあげた方がいいわけで、それって相手のことをちゃんと理解していないと実現することはできない。

人が集まる場所をつくって、人と人とをつなげているはやぶささんは「目」が肥えているんだと思います。だからこそ、僕はこんなにも喜んでいるわけです。僕もそれを見習って、相手の心を見つめる目を育てていこうと思いました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230823 横山黎



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