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コナン脱出に行ってきた。

ーー今回のイベントを通して思ったことは、「イベント運営するうえで、没入感と世界観って大切だな」ってこと。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

最近は音声配信も始めました。毎週金曜日22:00から僕のお気に入りの本を紹介するライブ「FAVORITE!!」を開催しています。興味を持たれた方は是非遊びに来てください。


今回は「イベント運営に大切な没入感と世界観」というテーマで話していこうと思います。



📚コナン脱出に行ってきた!

昨日のことです。バイト終わりにリアル脱出ゲームに参加してきました。密室に閉ざされた参加者が、部屋に散りばめられた謎を解き明かして脱出を試みる体験型エンターテイメントです。

僕も何度か参加したことがあるんですが、今回僕が参加したのは興行収入130億を突破して話題となった映画名探偵コナン『黒鉄の魚影』をモチーフにした内容のもの。

その名も、「黒鉄の海中研究所ラボラトリーオルカからの脱出」。

コナン映画らしくタイトルが漢字+横文字。この文化をつくった製作陣には頭が上がりません(笑)
#コナン以外なら笑われる
#コナンだから許される


同じ大学、同じ学科、同い年のしゅんちゃんと、最近お世話になっているシェアハウスで知り合ったわたんべ。その3人で行ってきました。

わたんべは今回が脱出初体験だったそうですが、しゅんちゃんは謎解きまくっている上級者。将来は謎解きの会社に就職しようとしている面白い人です。以前、僕と2人で脱出ゲームに参加したこともありました。



ゲームの舞台は、タイトル通り海中研究所。そこで開発された「オルカ」というセキュリティシステムの試用実験の日に、不穏な警笛が鳴り響きます。何者かが立ち入り禁止区域に侵入したのです。その真犯人を捕まえるべく、参加者たちは謎解きをするわけです。

オルカは、音を感知するシステム。支給されたタブレットに内臓するそれを頼りに研究所内の音を拾い、事件を捜査していくわけです。

脱出ゲーム全体を通して、第一に面白かったです。やっぱりウォーミングアップの謎がいくつかあって、次のステージで少し行き詰まる難易度の謎があって、終盤頭を抱える難問があって、それが解けたとしても最後の一捻りがある。

僕らのグループは見事「脱出成功」することができたんですが、最後の一捻りを解き明かすことはできなかった。答え合わせのときに「ああっ!」となるお決まりのやつです。

さて、そんな僕が今回のイベントを通して思ったことは、「イベント運営するうえで、没入感と世界観って大切だな」ってこと。



📚没入感と世界観

イベントとは、日常からの逃避であって、非日常的な空間に進入することで変化や気づきが生まれて、それを手にしてまた日常に戻るためのものです。

今や家で映画が見られる時代、それでも僕らが映画館に足を運ぶのは、劇場という空間に非日常感を覚えるからだし、そのなかで映画を見ることで物語に没入することができるから。

劇場の世界観と、その空間のおかげで実現するコンテンツへの没入感が、非日常を作り出しお客さんの満足度につながってる。

イベント=非日常
非日常=世界観と没入感が必要

つまり、イベント設計で注目するべきは「世界観」と「没入感」といえそうです。

ディズニーだって、USJだって、ベースとなる物語があって、その物語の世界観を空間で表現している。昨日行ったコナン脱出だってそう。名探偵コナン、もっといえば映画『黒鉄の魚影』の世界観、モチーフがベースになっている。

最強のコンテンツが最強の世界観を持っているので、あとはそこに没入感を生む装置があれば最強のイベントの完成です。

昨日のコナン脱出では、舞台となる海底研究所のなかにある会議室という設定で、会場も広い会議室でしたし、僕らプレイヤーは脱出ゲームの物語の登場人物なんですね。物語序盤から、お客さんを巻き込んだ演劇パートがあったし、中盤にも「え、僕たち事件に関わってるの?」と思わずこぼしてしまうほど物語のなかに入り込んでしまう仕掛けがありました。

つまり、没入感が仕組まれていたということです。


📚イベントを見据えた創作

さっきもちょっと触れましたが、僕は最近「はちとご」というシェアハウスに関わっています。住み開きという活動をしていて、「はなれ」と呼ばれる場所をコミュニティスペースとして地域に開放しているんです。

本読んだり、レポート書いたり、歓談したり、時にはイベントが開催されたり。

人の出入りが盛んで、いろんな舞台としての機能がある空間だから、人はみんな温かいし、ありふれた日々がとても眩しく見えます。

そんな場所としての魅力のあるはちとごを舞台にした物語を、僕は今度書こうとしていて、それをベースにしたイベントを開催したいなぁとぼんやり考えています。

まだ思考中ではあるんですが、今一応話が進み始めているのが、それこそ脱出ゲームのイベントです。



昨日も一緒に行ったしゅんちゃんは、水戸で脱出ゲームの魅力を広めたいという野望を秘めており、気がつけば「Mito Escape」という謎解き団体をつくっていました。

日々オリジナル謎を発信しているんですが、いつかちゃんとオフラインでもやろうと話しており、僕がそこに一枚噛むことになりました。

そこで僕が今提案しているのが、はちとご(シェアハウス)を舞台にした脱出ゲーム。何人かで一緒に謎を解いていく脱出ゲームの流れと、何人かで一緒に生活を共にしていくシェアハウスの取り合わせが綺麗なので、ステキな物語になりそうです。

はちとごの本をお土産代わりに販売すれば、本の売り上げにもつながるしウィンウィン。具体的な流れはまだ何も決まってないけれど、少しずつ話を考えていこうと思います。

そのときに意識しなきゃなのは、世界観と没入感。

前者は、はちとごの物語をはちとごでやるわけだから申し分ありません。あとは没入感を探るだけ。よりお客さんが没入できるような仕掛けがあれば、良いイベントになりそうです。

シェアハウスという舞台柄、日常的な世界観になりがちだけれど、そこにどう非日常感を組み込むかが没入感を生むヒントになりそうです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

20230911 横山黎


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