合唱は、みんなが主役になれるエンタメ。
ーーみんなで歌を歌うって、上手いとか下手っぴとか関係なくみんなが主役になれるし、笑顔も涙もつくり得る最高のエンタメなんですよね。
人生は物語。
どうも横山黎です。
大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。
今回は「合唱曲は、みんなが主役になれる。」というテーマで話していこうと思います。
📚弾き語りでいちばん盛り上がる曲
先日、僕は全国大学ビブリオバトルの地区大会で優勝しました。ビブリオバトルとは、本を紹介するプレゼン大会のこと。来月に開催される全国大会に向けて、発表内容を吟味したり、運営側ではないのに集客するためにイベントを企画したり、7年越しの夢を叶えるための下準備をしているんです。
楽しいことばかりではなく、正直しんどいなって思うこともあるんですが、むしろそっちの方が多いくらいですが、たった一瞬の幸せのことを思うと、やっぱり自分で動き出さなきゃと突き動かされるんですよね。
地区大会で優勝した瞬間、今までやってきたことは間違いじゃなかったんだって心から思えました。そして同時に、全国大会ではもっとステキな景色が見られるんだろうなとも思いました。だから、その景色を迎えにいくためにも、できることからひとつずつやっていくつもりです。
さて、優勝したその日はずっと飲んでいました。今日くらいはいいか、そう思って、イベントが終わった13時過ぎからずっと。焼肉行って、サイゼ行って、そこで一応優勝の報告をするためにnoteの記事を書きました。
#noteだけは忘れない
3軒目に訪れたのは、お気に入りのクラフトビールバー「The FAVORITE」。その日はちょうどジンパーティーというイベントが開催されていたしちょうどいい!と思って立ち寄りました。
ちなみに、クラフトビールバーを運営しているのも、ジンパーティーを主催しているのも僕の友達で、きっと行けば知り合いがいるんだろうなあと思いながら伺ったら、案の定、知り合いがいました。
さて、3軒目だし、そこでもジンを飲んでいたし、良い感じに酔っ払ってきた頃、途中で入店してきた日本生まれのカナダ人がギターを持ってきていて、ちゃっかり調子に乗ってそのギターで弾き語りをし始めたんです(笑)
自分でつくった曲を2曲披露しました。その場にいた人みんなあったかくて、すごい盛り上がってくれたんですが、いちばん盛り上がったのは最後に弾き語った「にんげんっていいな」でした。
理由は明瞭です。
みんな知っていて、みんな歌えるからです。
📚みんな主役の合唱曲
突然ですが、僕、合唱曲が好きなんですよね。
合唱曲というカテゴリーに入る曲が好きだし、合唱するという儀式自体も好きなんです。上手くてもいいし、下手でもいい。ひとつひとつ全く違う声を重ねることで、圧倒的な音圧が生まれるじゃないですか。あれが好き。
合唱には、どんなプロのアーティストであろうと歯が立たないんです。降参なのです。みんながみんな、ステキな表情で、ひとつの歌を歌っている。音に包まれたあの空間が僕にはたまりません。
そういえば中高生時代、男子には珍しく、僕は合唱曲の練習に積極的に参加していました。高2のときなんて、パートリーダーと僕だけが練習にフル参加していました。別に歌が上手いわけではないけれど、歌が上手くなくても自分がいなければ合唱の音圧をつくれないことを思うと、歌が下手なんて取るに足らないと思いました。
📚みんなが主役になれる場所を
プロのアーティストならばそのアーティストの歌を聴くのがライブの楽しみ方でしょう。その人の歌声に酔いしれる。最高のエンタメです。
ただ、音楽の楽しみ方として、最近特に重きが置かれるようになってきたのは、「自分で歌う」ではないでしょうか。
カラオケ行ったときに、人の歌を聴いているときよりも、自分で歌っているときの方が楽しいじゃないですか。だからこそ、誰かが歌っている歌で自分が知っていると歌があるとき、自分も歌えるから嬉しくなりますよね。なんなら知らず知らずのうちに口ずさんでいますよね。
カラオケで盛り上げ上手な人は、みんなが歌える歌を選曲して、誰かと一緒に交互に歌ったり、みんなで歌うことを促したりするじゃないですか。みんなが参加することができる場所ができ上がっているので、ひとつのエンタメとして成立しているんですよね。
僕が最も敬愛するアーティストはコブクロなんですが、コブクロが好きなのも、お客さんが参加できる余白をつくっていることが多いからです。この前のライブの締めも、代表曲の「桜」の大合唱でした。他にもコール&レスポンスをする曲は多数あるし、お客さんと一緒にライブをつくっていくという意識が高いんですよね。
エンタメの第一線で活躍されている西野亮廣さんもこの前開催したイベントで、1万人のお客さんの前で「オーシャンゼリゼ」を歌っていて、サビはお客さんとのコール&レスポンスを繰り返していました。その空間がとってもステキで、悲しい歌ではないのに泣けてくるんです。
とにもかくにも、みんなで歌を歌うって、上手いとか下手っぴとか関係なくみんなが主役になれるし、笑顔も涙もつくり得る最高のエンタメなんですよね。
「にんげんっていいな」も「桜」も「オーシャンゼリゼ」も、これからの時代にこそ活きてくる、みんなが主役になれるエンタメ性のある曲といえます。
僕もそんな歌をつくれたらいいな。そして、みんなで歌っている光景を目に焼き付けたいな。そんなことをぼんやり考えたあの夜のことを、一週間近く過ぎてから振り返ってみました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20231111 横山黎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?