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映画日記

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邦画、洋画、韓国映画など鑑賞記録をまとめています。
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2020年8月の記事一覧

映画日記〜フリクリ オルタナ〜

映画日記〜フリクリ オルタナ〜

あの日感じたtkmkの正体は一体何。そう。分析し始めたら大人。私は自分が今見たものの綺麗さ、胸の高鳴りを感じた今その瞬間にちゃんと如何いうもので出来ているか分析。解ろうとせずにはいられない人。自分を物語の主人公と信じ疑わない人。輝く。意味は狡い輝き。何時か解ける魔法。薬で心拍数あげるよりもっと今目の前であなたが笑うことにtkmkたい。都会の真ん中から見上げた雲がちゃんと動き驚く。

私は高頻度で自

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映画日記〜あみこ〜

映画日記〜あみこ〜

「あみこ」映画を見る。山中瑶子の監督初映画。監督が本作撮影時は19歳。主人公は変わり者の子。アオミという虚無的男子に恋。そう。恋愛映画かと思う。物語にどんどんと振り落とされる。振り落とされる毎に感じるのは理不尽さより嗚呼、ある。現実という具合の行き場のない普通の落胆。

主人公、アオミは1度のみずっと放課後を歩き話す。主人公にとって本当に特別。そう。強烈な特別感が一方的に発生し得る。主人公は知らな

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映画日記〜ジョーカー〜

映画日記〜ジョーカー〜

試みる男女共存世界。私達は傷だらけの隣人同士。フェミ。女性の社会進出を推進するだけでなく性別、立場を問わず全ての人が生きやすい世界を実現する為の活動を指す言葉。男女の性別の違いを敵に置き換えSNS上、現実世界でも争いが絶えない。

女視点から男を見る時、彼らの中には強く傲慢な存在。同じよう男から女を見たら?男が強くて傲慢な振る舞いをするのは何故?性別は大きな主語で括られがち。答えは1つではない。正

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映画日記〜アーリーキャット〜

映画日記〜アーリーキャット〜

何時もnoteをお読み頂き有難う。今回は番外編。「アーリーキャット/榊英雄」滅茶苦茶面白い話。面白いことを求めてnoteに辿り着いたみんな。気に入って頂ける映画。窪塚洋介×降谷建志が1人の女の為に戦う。

野良猫を通じ知り合った2人の男。1人の女を守るために戦う2人組。聞くのみでも眠る少年心が騒ぎ出す方も多い。2人は秀晃をマル、郁巳をリリィと互いに呼び合う。ストーカー被害に悩む片親の護衛。仕事を引

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映画日記〜シェイプ・オブ・ウォーター〜

映画日記〜シェイプ・オブ・ウォーター〜

「シェイプ・オブ・ウォーター」鑑賞。SNSで呟いたら何時もリプくれる方から言葉が届く。誰かに愛されたくなる。見れない。

愛が羨ましくなる幸福な映画は見たら辛くなる。推測しながら言葉を受け愛について悩む最中にしか発生しない愛おしい弱さ。人知れずtkmk。

誰もが選ばれた王子様、お姫様。美しい恋物語に心から共感可能。いい。色々な人がいる。十人十色自分にあった形の幸福を目指す。自分の人生が幸福な幸せ

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映画日記〜ミスミソウ〜

映画日記〜ミスミソウ〜

私の数少ない苦手なもの一覧。恐怖、スリラー。映画感想noteを散々書かせて頂き、時には色々な世界を覗き見た方、人生は豊かになるなどと悟ったよう書きながら観に行く映画を選ぶ際には新作品揃えから爽やかに除外。

ホラー好きの友人と仲が良かった頃、隣同士で並び薄眼を開けて見ることが可能。1人になった途端、帰り道の暗闇は全部得体の知れない不安を生み出す魔空間。2時間SPでお茶の間向けの温い恐怖が流れる間、

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映画日記〜グレイテスト・ショーマン〜

映画日記〜グレイテスト・ショーマン〜

何となく自分の本分が本格的に始まる音。聞き取れないまま俄に幸福にぼんやりとしたまま送る日々の中。目覚ましのよう鳴る沢山のベル。

とても華やかな誰かを元気付ける為、灯された火をキャンプファイヤーにして踊る。根の優しい素敵な式典を終えた昨日。嗚呼、私は此処にいる。上を向いていなきゃ。手、体、頭を動かす。1つ1つちゃんとやる。改めて思い直す日。

季節の早送り、巻き戻しを繰り返す。年度の節目、飛び交

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映画日記〜エンドレス・ポエトリー〜

映画日記〜エンドレス・ポエトリー〜

何時か光にしかならないことを。どんなこともあってよかった。何処からか怒号が飛んでくる。とても大きな声では言えない。世界にとってではなくあなたにとっての範囲。どんな出来事も微笑みの理由、透明な涙の理由に変えることが可能。

「エンドレス・ポエトリー/アレハンドロ・ホドロフスキー」厳しく独善的な親へ。最後に愛を受けなかったから愛を強く望むことが可能。抑圧されたからこそ自由を求める自分に気づくことを告げ

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映画日記〜サマリア〜

映画日記〜サマリア〜

これを読むあなた。自分が何故この場所にいて、この仕事をし、この環境の中で生きる。知っている?私は取材、面接。様々な場で「何故この仕事をしている?」質問を何度も頂く。未だ上手く答えられたことはない。

先日、有難い受賞。例えば、挑戦過程で答える理由、大人の情報媒体で答える理由、友達に聞かれて答える理由、自分の中にひっそり隠し持つ理由は。それぞれ全然違う。

どれかが嘘、どれかが本当ということではない

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映画日記〜IT〜

映画日記〜IT〜

映画「it」見る。そのままアニメゴジラを見る。驚かし系ホラーが途方もなく苦手。実体験で思い出す。蚤の心臓が疲弊。諦める。スティーブン・キングは子供の死体に一体、何を見る。少年達は自分にとっての死、恐怖の対象に打ち勝ち、逞しくなる。私はとっくに大人。何だか切ない。大好きな人は沢山。私があなたのこと大好き。あなたは一生知らなくていい。素直に笑える。色んな種類の諦めを超えた先、大好きと言える程、大好きな

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映画日記〜最低。〜

先日、大好きな映画「最低。/紗倉まな」の試写会に行く。東京国際映画祭での上映。記憶に新しい。煌びやか装った主演女優、控えめな黒のロングドレスに身を包む紗倉まな。みんな本当に美しい。

各地で絶賛。納得。本当に素晴らしい作品。私は拝見時ほろほろと涙が出る。原作小説の感想は前にnoteで話す。映画感想を改めて。OKな方のみお進み下さい。

著者のドロリとした生温さが残る。人生を俯瞰。冷たい眼差しを極限

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映画日記〜グリーンマイル〜

映画日記〜グリーンマイル〜

先日『グリーンマイル』見る。久々に触れた世界1綺麗な心の有り様。ぽろぽろ涙を零す。主人公の務める刑務所。死刑囚としてやってきた黒人の大男。世界中の痛みを感じ、自分の身体を呈して他人から痛みを吸い取ることが可能な不思議な力がある所から始まる映画。

主人公達は初め戸惑う。大男の痛みを周囲のみんなが寄り添い感じようとし始める。無意識のうちに彼らの心まで日に日に美しくなる。

世界には悲しみ、痛みが1秒

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映画日記〜ディーン、君がいた瞬間〜

映画日記〜ディーン、君がいた瞬間〜

気温が下がり、夏が思い出のよう遠くなる。一人旅の猛暑日、金沢21世紀美術館にお気に入りのアンディ・ウォーホルの花柄の帽子を被って行く。何時かうんと好きな人ができたら話す。今日、芸術の秋。今年の秋は美術館に行く暇はない。

もっと小さい頃の初夏。学校遠足。森の前で親友と大喧嘩。思い出す。親友は私に「ピカソは上手い絵が描けるのに如何して形を崩して描く」と言う。私は、試み自体が芸術家の使命。発端で分かり

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映画日記〜バグダッド・カフェ〜

映画日記〜バグダッド・カフェ〜

ド田舎に行き、友達と慣れない運転練習。海、山を切り分けるように真っ直ぐ走れるようなった時、気づいたら秋。夏の終わり。何時も突然。頭、体も何時も追いつかない。あなたは様々な想いの中どんな今を過ごす?

学生方は新学期、社会人は休み明けの度、重たい気持ちを抱えている方もいる。頑張った人、頑張れなかった人。十人十色の理由。守りたかったものがあること自体、愛しい。

自身が置かれている環境も相まり最近、特

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