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古賀院長のリフレッシュコーナー

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東京西新宿・中野坂上治療院、古賀院長の「リフレッシュコーナー」です。 「あ~、ここ!ここを押すとすごく気持ちいいよね~」 疲れているときや、体調の悪いときに、気が付いたら自分で体…
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2022年3月の記事一覧

#109:背中がゾクゾクする時

風邪!?背中がゾクゾクする時
背中がゾクゾクしてきたら風邪の前ぶれなどということをよくききますが、東洋医学の考えでも邪気が背中から首筋にある、『風門(ふうもん)』や、『風池(ふうち)』等といったツボから侵入して、風邪の症状をこじらせるといわれてきました。

昔の鍼灸師達は風邪のひき始めの人には、これらの首から背中のツボへの治療を施していました。現代ではドライヤーや、使い捨てカイロなどの便利なグッズ

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#108:足先が冷える時

#108:足先が冷える時

夜寝る前に足先が冷たくて眠れない時がありますね。手先は器用にこすりあわせても、足をこすり合わせるのはちょっと難しいばかりか、下手をすると足がつってしまうことも・・・。

そんな時、くつ下を重ねて履くのも一つの方法ですが、身近にあるドライヤーでツボを温めるのも意外に効果があります。温める場所は、足の指の股から付け根の部分(表と裏両方)です。ここは、全部にツボの名前がついている訳ではありませんが、足の

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#107:胆石症

#107:胆石症

胆のうから分泌される消化液の一つである胆汁の成分が固まってしまい、石のようになってしまう(結石という)症状のことを胆石症といいます。
この結石の大きさはさまざまですが、だいたい1センチ前後のものが数個できます。しかし、たった1センチ前後の大きさとはいえ、激しい腹痛を伴い、痛むのは上腹部や、背中の右側などに多く起こるので、この辺りが頻繁に痛む場合は専門医の診断が必要です。

ツボ療法で、胆石を取り去

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#106:夜の大食いは太る・・・は本当!?

#106:夜の大食いは太る・・・は本当!?

よく、「夜ご飯をたくさん食べると太る」と言われますが、この説は今のところホルモンの分泌周期の見地からいうと、医学的に『誤りではない』とされています。
数人の被験者に、同じ質と量の食事を一日、朝食一回のみと、夜食一回のみ摂らせて、その時の体重の変化を調べるという実験を行ったところ、朝食一回組は徐々に体重が減っていったのに対し、夜食一回組は徐々に体重が増えていったそうです。

また、同時に調べていた血

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#105:扁桃炎

#105:扁桃炎

扁桃炎は、扁桃腺(単に『扁桃』でよい)が赤く腫れあがって、39~40℃の高熱を出す症状をいいます。
扁桃は一般的に、のどちんこのつけ根の両側に位置している、『口蓋扁桃(こうがいへんとう)』のことをいい、主に細菌の侵入を防ぐ働きをするのですが、我々が呼吸する際、空気中には常にいろいろな細菌がいるわけで、扁桃はそれらから体を守っているのです。

しかし、冬の寒い時期や、疲れていて体の免疫が落ちていると

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#104:もし吐血したら、水を飲ませても大丈夫!?

#104:もし吐血したら、水を飲ませても大丈夫!?

胃潰瘍や十二指腸潰瘍などが原因で、血を吐くことを吐血といいます。
吐血は、ときには大量な血の量なので、思わず慌ててしまいがちですが、まずは落ち着くことがとても大切で、その上で正しい対処を行うことができます。
吐血した人は、のどが渇くからなのか、それとも口の中が気持ち悪いからなのかよく水を欲しがります。でも、そのようなときに水を与えるのは実は厳禁です。

というのは、先の潰瘍が原因による吐血をした場

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#103:肋間神経痛

#103:肋間神経痛

背骨の肩から腰の上の方の12個からなる部分を胸椎といいます。この骨と骨の間から出て、肋骨と肋骨の間を通ってお腹の方に走行する神経が肋間神経なのですが、この肋間神経が何らかの原因で圧迫されたり、感染症を起こしたり、刺激を受けたりすると、この神経に沿って痛みや痺れが出ます。これが肋間神経痛です。

肋間神経痛は、症状による総称で、痛みが出る原因が先にも述べた通りさまざまなので、重大な疾患が隠れていない

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#102:逆子には足にお灸って!?

#102:逆子には足にお灸って!?

逆子とは、ふつう胎児は、お母さんのお腹の中にいる時は頭の位置が下にあるものなのですが、逆子はそれが上下逆の位置になってしまっている状態をいいます。
この状態の何が問題なのかというと、胎児は大人と違い、頭が体の中で一番大きい部分なので、小さい足から出てしまうと、頭がひっかかってしまう場合があり、そうなると胎児は呼吸ができずに命にかかわることにもなってしまいます。

この場合、病院ではこれらのリスクを

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#101:アロマ

#101:アロマ

アロマはヨーロッパで生まれ育ったのですが、日本でも昔からお香等の香りを愛でる(香道)習慣がありました。その中でも木造建築が主だった日本人に昔から親しまれている『ヒノキ』の香り。このヒノキの中には『ヒノキチオール』という、何かそれらしい名前の成分が含まれています。よく、 森に行くとリラックスするといわれるのは、このヒノキチオールを含むフィトンチッド(樹木が発散する化学物質の総称)の影響なのですが、こ

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#100:骨折が治っていく仕組み

#100:骨折が治っていく仕組み

私たちが事故や怪我で骨折した際には、数週間から数ヶ月の間、ギプスなどで固定していればやがて骨は元のようにくっついて治っていきますね。
骨折が治っていく・・・一見すると骨どうしが伸びて治っていくようなかんじがしますが、本当はどういうメカニズムなのでしょうか。
まず、それを知るには、骨の構造がどうなっているかを知っておく必要があります。
テレビなどの影響なのか、骨は外も中も全部があの硬い骨がつまってい

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#99:インナーマッスルを鍛えよう

#99:インナーマッスルを鍛えよう

体の各種の関節は、じん帯や関節包によって連結しているのですが、ひとつのある関節を動かす時は、その周辺の全部の筋肉が同じ方向に動くことはありません。というのは、そんなことをしたら関節は大きな運動をし過ぎて、多大なダメージをうけてしまうからです。ですからそんなことがないように、作用する筋肉に拮抗する筋肉も必要となってくるのです。
それが、インナーマッスルといわれる体の比較的深部にある関節まわりの筋肉群

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#98:安産のツボ

#98:安産のツボ

普段、頭痛や肩こり、腰痛などがある人が、妊娠中だけ症状がよくなっているわけはなく、むしろホルモンのアンバランスによって、よけいにひどくなっていることがあるものです。妊娠中なだけに薬もできるだけ飲みたくはありませんし、しかしそんな状態を放っておくと、気持ちもどんどん沈んでしまい、赤ちゃんへの影響も出てきてしまいます。そんなときは、悩まずにいろいろな専門家に相談してみましょう。薬も弱めのものもあります

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#97:卵の食べ過ぎ⇒体に悪いの?

#97:卵の食べ過ぎ⇒体に悪いの?

コレステロールが高いから、体のために卵は一日一個以上食べちゃダメ・・・よくそんな話しを耳にします。
でも、目玉焼きならば卵一個でも足りますが、卵焼きやオムレツ、さらにその後のデザートのことも考えると、一日に卵一個というのは・・・卵好きの人には少々困ったことになりますね。さて、本当のところ卵の食べ過ぎは体に悪いというのはどうなのでしょうか?

実はこの説、ロシアの医師が、ウサギに卵などのコレステロー

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#96:かかとのいたみ

#96:かかとのいたみ

歩き過ぎたり、足のサイズと合わない靴を履いたりしたときによくかかとが痛くなったりしませんか。
かかとは、全体重を支えるために非常に厚い筋膜で構成されているのですが、この筋膜が痩せて弾力を失ったり、先に述べたサイズの合わない靴を履いて筋膜の弾性がうまく働かなかったりすると、足への衝撃を吸収できずに痛くなったりします。

対処法としては、長時間にわたってサイズの合わない靴を履き続けないことが一番なので

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