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#97:卵の食べ過ぎ⇒体に悪いの?

コレステロールが高いから、体のために卵は一日一個以上食べちゃダメ・・・よくそんな話しを耳にします。
でも、目玉焼きならば卵一個でも足りますが、卵焼きやオムレツ、さらにその後のデザートのことも考えると、一日に卵一個というのは・・・卵好きの人には少々困ったことになりますね。さて、本当のところ卵の食べ過ぎは体に悪いというのはどうなのでしょうか?

実はこの説、ロシアの医師が、ウサギに卵などのコレステロールの成分となる食物を与え続けていたら動脈硬化を引き起こしてしまったという実験報告からきています。しかし、今では草食動物のウサギと雑食の人間とでは、結果が同じにならないということがわかっています。健康な人間ならば、余分なコレステロールはちゃんと排出される仕組みがあるからなのです。もちろん、動脈硬化の心配がないといっても、たくさん食べ過ぎるのは別の意味で体によくありませんが、アレルギー体質の人や、もともとコレステロール値が高い一部の人を除いては、卵を一日一個以上食べるのは全く問題ないようです。
むしろ、栄養的にも優れている卵は、気兼ねなくいつでも摂るようにこころがけましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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