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#103:肋間神経痛

背骨の肩から腰の上の方の12個からなる部分を胸椎といいます。この骨と骨の間から出て、肋骨と肋骨の間を通ってお腹の方に走行する神経が肋間神経なのですが、この肋間神経が何らかの原因で圧迫されたり、感染症を起こしたり、刺激を受けたりすると、この神経に沿って痛みや痺れが出ます。これが肋間神経痛です。

肋間神経痛は、症状による総称で、痛みが出る原因が先にも述べた通りさまざまなので、重大な疾患が隠れていないか、気になる場合は専門的なメディカルチェックを受けることが大切になってきます。

ツボ療法においては、内臓やその他の大きな疾患が原因ではない、疲労や、背中のこりなどから起こる痛みに効果が期待できます。ぜひ、次のツボを試してみましょう。
1)『天池(てんち)』・・乳首から、指一本分外側。
2)『神封(しんぷう)』・・両乳首の高さで、体の正中線から指二本分外側。
3)『陽陵泉(ようりょうせん)』・・膝の外側の斜め下にある出っ張りの前下方。

これらの他にも、胸の痛いところは、直接手の掌の部分を使って気持ちいいくらいの強さで(強すぎてアバラを折らないように注意しながら)、マッサージしましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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