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#105:扁桃炎

扁桃炎は、扁桃腺(単に『扁桃』でよい)が赤く腫れあがって、39~40℃の高熱を出す症状をいいます。
扁桃は一般的に、のどちんこのつけ根の両側に位置している、『口蓋扁桃(こうがいへんとう)』のことをいい、主に細菌の侵入を防ぐ働きをするのですが、我々が呼吸する際、空気中には常にいろいろな細菌がいるわけで、扁桃はそれらから体を守っているのです。

しかし、冬の寒い時期や、疲れていて体の免疫が落ちているときなどは、扁桃自体が細菌に対処できなくなり、それで、先のような症状を伴う炎症を起こしてしまいます。ちなみにこのとき、のどが痛くなったりするのは上気道炎(じょうきどうえん)といって、同じ症状のようですが、厳密にいうと扁桃炎とは別のものに分類されています(とはいっても、この二つはしばしば併発して、それぞれの症状がより強くなってしまうのですが・・・)。

日頃から、うがいなどをしっかりして予防するようにしましょう。
ツボ療法で効果のあるとされているツボは次の通りです。
1)『合谷(ごうこく)』・・手の甲側、ひとさし指と親指の間を手首の方になぞっ ていくとズキンとひびくところ。
2)『大鐘(たいしょう)』・・足の内くるぶしから後ろ下方すぐのところ。

どちらも、ドライヤーなどで温めて予防をしましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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