月読

何を書くか考え中ですが、記録として観た映画の感想をつづります。

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記事一覧

「蛇の道」映画感想

今作はセルフリメイクとのことだが、 失礼ながら黒沢清監督の作品は初鑑賞だ。 「スパイの妻」は観たいと思ってた。 今をときめく濱口竜介監督の師匠ということで どんな…

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1か月前
4

オッペンハイマーについての二、三のこと

宇多丸さんのオッペンハイマー評を聞いて。 ポッドキャストの方が原作との比較、クリストファー・ノーラン論的な意味で興味深いとおもう。 オッペンハイマーの最後の名誉…

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3か月前
11

クラガリにひかれるな「クラユカバ」「クラメルカガリ」映画感想

テアトル新宿でみた予告が気になったので公開2日目に鑑賞。会場に着くと熱気(舞台挨拶もあった様で)みたいなものが凄かった。 さてとお話ですが… 明治大正期的な和製ス…

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4か月前
5

今を生きる我々の物語「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」映画感想文

今を生きる私たちの物語○デッドデッドデーモンズ デデデデデストラクション(映画感想) ・劇中の8.31は現実世界の3.11の大震災を思いおこさせる。更に近年の新型コロナパ…

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4か月前
4

人は交差点でもぶつからないのは 見えざる知恵が描く凄ワザ 徒然記

月読みって「夜を司る神様」ってカッコいいでしょ?ということでこんにちは。徒然なるままに。 2024年2月12日のアトロク2推薦図書月刊で武田砂鉄さんがあなたとの関係が上…

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4か月前
2

今の世界を考えてしまう「DUNE砂の惑星Prat2」映画感想

あの頃はあまり映画を見てなかったけど当時アトロクで相当話題になってたので一作目は劇場鑑賞済み。 一応の感想は映像、美術(砂の惑星なんで若干地味な気もするが)、物語…

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4か月前

六畳間の幸せ「PERFECTDAYS」映画感想

自分はこの映画に関してあまり評価はしてなかった。 これを作った、作らせた人間達の魂胆がどうも気に入らんなとか、これが「パーフェクトなディズ」とは如何なるものか?…

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5か月前
10

目を閉じることは許されない「梟-フクロウ-」映画感想

人は目の前で起こったことに対してどう振る舞うか。市政の弱き一市民である以上「見て見ぬ振り」をするのかそれとも「立ち向かう」のか、それを考えさせられる映画だった。…

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5か月前
3

船橋競馬 4/15 結果 印象

5R ○ボラテリティパズル 1番人気 4着 ▲タイセイブラック  2番人気 5着 7R 〇イリオン 2番人気 2着 8R 〇マリノエクスプレス 2番人気  ☆1…

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5年前
「蛇の道」映画感想

「蛇の道」映画感想

今作はセルフリメイクとのことだが、
失礼ながら黒沢清監督の作品は初鑑賞だ。

「スパイの妻」は観たいと思ってた。

今をときめく濱口竜介監督の師匠ということで
どんな作品を撮るのかと楽しみにしていた。
(サスペンス、怖い系の人だとは知っている)

迷うアルベールをどんどん追い詰めていく小夜子。
ラストの廃墟の薄気味悪さったらね。

とにかく怖い映画だった。

お話として好きだと言う部分はありません

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オッペンハイマーについての二、三のこと

宇多丸さんのオッペンハイマー評を聞いて。
ポッドキャストの方が原作との比較、クリストファー・ノーラン論的な意味で興味深いとおもう。

オッペンハイマーの最後の名誉回復シーン

オッピーは自分を批判したテラーと握手して
奥さんは拒否した
その後テラーは泣いた
(ここは映画では描かれてない)

ってのが史実ってのはいいですね。

原作を読んでここは事実に忠実で
ここはノーラン的な脚色ってのがわかれば

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クラガリにひかれるな「クラユカバ」「クラメルカガリ」映画感想

クラガリにひかれるな「クラユカバ」「クラメルカガリ」映画感想

テアトル新宿でみた予告が気になったので公開2日目に鑑賞。会場に着くと熱気(舞台挨拶もあった様で)みたいなものが凄かった。

さてとお話ですが…

明治大正期的な和製スチームパンクの雰囲気

登場人物が魅力的。ウノハナ、カマドウマといった可愛げのあるマシンの造形が癖になるというか好きになる…

しかしながらお話としてちょっとよく分からない…(タンネが戦ってる理由とか)

尺もそんなに長くなくテンポ良

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今を生きる我々の物語「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」映画感想文

今を生きる我々の物語「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」映画感想文

今を生きる私たちの物語○デッドデッドデーモンズ デデデデデストラクション(映画感想)

・劇中の8.31は現実世界の3.11の大震災を思いおこさせる。更に近年の新型コロナパンデミック下の人々の不安や分断をも内包していて確実に今を生きる我々の物語と思える。

そんなディストピア元で青春を謳歌する他愛のない女子高生の日常。

門出、凰蘭の(お二人の声であるところの幾田りら、あのちゃん)圧倒的存在。

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人は交差点でもぶつからないのは 見えざる知恵が描く凄ワザ 徒然記

月読みって「夜を司る神様」ってカッコいいでしょ?ということでこんにちは。徒然なるままに。

2024年2月12日のアトロク2推薦図書月刊で武田砂鉄さんがあなたとの関係が上手くいってるのは「間合いがいいから」そうでないのは「間合が何かイヤな感じ」という話をしてましたね。

人は交差点で自然と人とぶつからずに歩いていけると。

それ宇多丸さんが人間交差点のリリックで言っている

『点と点が線と線になっ

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今の世界を考えてしまう「DUNE砂の惑星Prat2」映画感想

今の世界を考えてしまう「DUNE砂の惑星Prat2」映画感想

あの頃はあまり映画を見てなかったけど当時アトロクで相当話題になってたので一作目は劇場鑑賞済み。

一応の感想は映像、美術(砂の惑星なんで若干地味な気もするが)、物語のスケールと大作ならぬ「超大作」といったところ。

ただこの1960年代に書かれた砂漠の民に救世主(マフディー)が現れて反乱を起こすっていうのが、今のイスラム的というか現在パレスチナで起こってることを思い起こさせる感じがして、そんなに無

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六畳間の幸せ「PERFECTDAYS」映画感想

六畳間の幸せ「PERFECTDAYS」映画感想

自分はこの映画に関してあまり評価はしてなかった。

これを作った、作らせた人間達の魂胆がどうも気に入らんなとか、これが「パーフェクトなディズ」とは如何なるものか?という思いもあったので。

ただ最近、又吉(ピース)が動画でいってることをみてちょっと理解した。

又吉さん(一応)がいうには、自分も売れてない頃は六畳風呂無しの部屋に住んでた。そこは側に好きな文庫本があって、テレビのリモコンもあってって

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目を閉じることは許されない「梟-フクロウ-」映画感想

目を閉じることは許されない「梟-フクロウ-」映画感想

人は目の前で起こったことに対してどう振る舞うか。市政の弱き一市民である以上「見て見ぬ振り」をするのかそれとも「立ち向かう」のか、それを考えさせられる映画だった。

盲目の針師ギョンスは針の宮廷の医局として仕えることになり、そこで針の腕を買われて清国から帰国した世子様(王様の長子)と心を通わすことになるが、朝鮮王朝の国の方針を巡る争いが起こり、世子殺しの陰謀に巻き込まれていくことに…。

ギョンスは

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船橋競馬 4/15 結果 印象

5R

○ボラテリティパズル 1番人気 4着
▲タイセイブラック  2番人気 5着

7R

〇イリオン 2番人気 2着

8R

〇マリノエクスプレス 2番人気 
☆1着 単360円☆

ボラテリティパズルは意外でしたが、
本日は複か3着以内にはきてもらわないと困る
固い馬ばかりでしたね。

初日は3、4コーナーで外を回しても大丈夫な馬場という印象(最終のブルベアライナとか)。