【仏教解説】瞑想が誕生した背景は、謎に満ちた脳の防御機能「夢」である
仏教に関する瞑想の記事は、以前にも書いたが、瞑想という技術が生まれた背景については、話していなかった。
人間とは眠っている時に、夢を見ることがある。
その時の、意識や視界は夢の世界の自分(主人公)のものであり、現実の世界の自分とは大きく異なる。
これは、現実世界でも同じ現象が発生している。
多重人格(解離性同一性障害)は脳の防御機能である解離が原因で、解離性障害と呼ばれている。
障害がない解離は、誰でも日常的に発生するとされており、考えごとをしている最中や、本を読んでいる時にも、発生したりする。
もちろん、夢を見ている最中もだ。
解離とは、身近な現象であることを忘れてはいけない。
多重人格の別人化とは、夢の世界の住人の視界や意識が現実世界に投影されている。
だから、多重人格の別人格は、性別や外見が現実世界の本人とは、大きく異なる場合があるし、人間以外の人格も混ざっている場合があるとされる。
問題は、人格がたとえ1つであっても、解離によって、夢の世界の自分の視界や意識が現実世界に投影されるている場合がある。
つまり、夢の世界の自分の性別も現実世界に投影されているので、実際の性別とは反転する現象が発生する。
多重人格なら、性別が反対の人格と交代すれば対処できたりするが、人格が1つの状態では、その方法は使用できない。
人格とは、1つであっても問題は発生する。
解離性障害の発生原因は、虐待などによる過度のストレスだとされている。
つまり、解離の発生条件がストレスである以上、現代社会はこの現象から逃れられない。
その状態は、もちろん正常ではない。
人間とは、脳の構造上、夢と現実の区別をつけることが難しいのである。
それを解決して、脳の状態を正常に戻す技術が瞑想である。
【現実世界の自分】と【夢の世界の自分】の、視界や意識を意図的に切り替えることで、両方の視点を利用したりする。
しかし、2つの意識が衝突して精神に異常をきたすリスクもあるので、注意が必要である。
夢の世界の住人とは、悪夢の世界の住人でもある。
攻撃的で凶暴な存在がいることを忘れてはいけない、自分の意志をしっかり持っていないと、危険である。
多重人格の人物や、解離が発生している人物は、事件や事故を起こしても、その記憶が残っていなかったりする。
それは、まるで夢から覚めた時のように。
【右脳の女王『グレートマザー』を祭る神社】 おお布施代わりに、お参りして、賽銭箱だと思って、投げ銭をする場所なのだ! ここは、子供たちの『お墓』でもあり、右脳は子宮、『夢の世界』は胎内、住人は胎児、左脳への移動は出産、と語っていた『グレートマザー』を祭る神社的なエリアなのだ!