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それは暗闇の奥からあざ笑う
眼先に暗闇が鎮座する階段の途中、私はいとこの姉ちゃんの前で泣きじゃくりその暗闇を横目に抵抗していた。
「いやだ、行きたくない」
その暗闇の先にある私の部屋に行きたくないから抵抗してた。
「行きたくない、だからそっちに居させて下さい、嫌だ嫌だ!」
いとこの姉ちゃんの足にすがり、ワンワン泣く私を困ったような顔で見つめていた。
どうしたものかと悩んでいたその時に、突然現れた飼い猫に首根っこを噛
眼先に暗闇が鎮座する階段の途中、私はいとこの姉ちゃんの前で泣きじゃくりその暗闇を横目に抵抗していた。
「いやだ、行きたくない」
その暗闇の先にある私の部屋に行きたくないから抵抗してた。
「行きたくない、だからそっちに居させて下さい、嫌だ嫌だ!」
いとこの姉ちゃんの足にすがり、ワンワン泣く私を困ったような顔で見つめていた。
どうしたものかと悩んでいたその時に、突然現れた飼い猫に首根っこを噛