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産後をリアルに想像できるかが、あなたの子育てを決める

8歳と6歳の娘を子育てしているワーママ保健師のやなせまみです。

今日は、週に二日のパートの日です。
週に二日は、精神障がい者のかたのデイサービスのような福祉施設で働いています。
なので、今日は朝、これを書き始めていますが、アップするのは、夕方か夜かな…そんな生活をしている元公務員保健師です。

今は、公務員を辞めて、フリーランス保健師として働いています。


昨日、母乳関係の投稿を久しぶりにさせていただきました。
メンバーシップでの深堀した情報を触りだけでも、みなさんに共有したいなぁ~と思って投稿しました。
記事はこちら↓


想像できないことは不安が倍増する

今、フリーランスの保健師として、
理想な子育てが叶う子育て伴走支援プログラムを妊婦さんやママさんにご提供しています。

その中で、妊婦さんから伴走支援させていただいている方が、今まで2人いらっしゃるのですが、間違いなく産後の子育て支援が大切だなと思うわけです。

それは、なぜか…。

妊娠中に産後がリアルに想像できたので、産後に「心の余裕がある」ということです。

具体的には、こんな内容がわかっている感じ。

・陣痛がどうやってくるのか、破水や陣痛の違いが確実にわかる
・産後の体がどういうものになるのかがわかっている
・産後は、体が痛くなるということがわかっている
・会陰切開するかもしれないけど、こんな風になることがわかっている
・産後すぐに母子同室になるメリット、デメリットがわかっていて、自分がどういう状態かを判断して選ぶことができる
・母乳育児の大切さを知った上で、自分の体と相談して選択することができる
・食事や生活リズムについて、ママと赤ちゃんの生活が想像できている
・産後は大変だとしても、ここを乗り切ればラクになることがわかっている
・どれくらいから、家事などでガツガツと動いても大丈夫かを知っている
・人に甘えることの大切さがわかっている
・自分を大切にすることがわかっている などなど…

たくさんあるけど、これは、ほんの一部ですね(笑)
でも、こんな内容を妊娠中に学んでいることで、想像ができます。
産後、生活がガラッと変わるカルチャーショックの波を軽やかに乗りこなすことができるのです。

昔のママは、自分の身の回りに、子育てをしているママがもっとたくさんいたんです。
親戚、知人など、身近にそういう人がいると、子育ての現状も見ることができたし、知ることができた。
でも、今は少子化の時代。
そして、親戚付き合いも薄く、核家族。
まず、子育てしている人に、出産前にはお会いしないですよね。

そうすると、まず子育てをイメージできていない。
スタートとなる授乳とか、おむつ替えとか、抱っことかをイメージできていないんです。

2人目育児のママだと、2人目の妊娠出産がどういうものなのかがイメージできていないと、わーーっ(泣)となってしまうことが多い。

これは、脳科学的にも不安が不安を呼ぶパターンになるんです。
こうしたいというゴールやたどり着きたいものがあれば、必要な情報が入ってくるようになるのですが、それが漠然としていたり想像もできないまま突き進んでいくと、想像していない現実が起こったときにパニックになります。

ママの子育てが下手ではなく、ママがあまりにも想像ができていないことによって、ママの疲労感やストレスが大きいというのが、困難感を増強させている理由の一つだと思っています。

もちろん、子育てを支援してくれる人が周りにいた方がいいわけですが…。
今の時代、みんな実家が助けてくれるわけでもないですしね。

じゃ、どういうことを妊娠中に想像しておけば、産後苦しまずに、悩まずにうまく乗りこなしていけるのか!!
ポイントを絞ってお伝えしていきます。
私の子育て伴走支援プログラムでは、このように事前学習をたくさんして、今の不安や心配に寄り添い、解決するということを繰り返し行っています。

今日の記事は、途中から、あまりに色々と毒舌吐いているので、有料記事にしていますが、ぜひ子育て支援のお仕事をされている方にも抑えておいてほしいポイントだと思いますので、ご覧いただけたらと思います。

ここだけは抑えて欲しい妊娠中にして欲しい産後のイメージ

1.赤ちゃんの授乳についてリアルに想像できる

赤ちゃんが生まれてからすぐに、必要になるのは、授乳とおむつです。
着るものとかも必要ですが、だいたい入院中は貸してもらったものを着たりするので、授乳とおむつ替えだけ、沐浴だけをマスターして、退院すればいいというくらい、授乳が大切です。

まずは、あなたは「母乳」にしたいですか「ミルク」にしたいですか?
これをご自身が決めることができていますか?

母乳には、様々なメリットがあります。
例えば、アトピーになりにくいとか、免疫機能を高めやすいとか、産後うつになりにくいとか、女性特有のがんになりにくいとか…。
母乳には、様々なメリットがあります。

赤ちゃんにとっても、ママにとってもメリットが多いです。

しかし、頑張っても母乳が軌道に乗らないママが一定数いらっしゃることも事実です。
だけど、今は母乳育児に対する支援が整っていないこと、ミルクでもいいかな…という気持ちのママが多いので、母乳育児が軌道に乗らないということが考えられます。

母乳なりミルクなり、どちらでもいいんですが、何時間おきに授乳するか、ご存じですか?
こういうところ、意外と妊娠中に事前にパパママ教室とかで教えてくれない気がします。
少なくとも、私が働いていた町の保健センターでは教えていなかった気がする…汗

ミルクは、胃腸の負担を考えて3時間おきです。
ということは、1日7~8回くらいですね。
母乳の場合は、生後1~2か月くらいは、ほしがったらです。
具体的には、30分ごとでも、2時間ごとでも、とにかく欲しがったらあげるが鉄則です。

ということは、1日10~15回とかいうすごい回数になったりします。
でも、それが現実です。

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