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自分に「ダメ出し」する瞬間に、気づいてますか。

ほんと、ダメだな、自分。

そんな風に自分に「ダメ出し」する瞬間が、実は私たちにはよくあります。というか、毎日、いや、もっと頻繁にやっています。

例えば、朝。

清々しい気分で起きられない自分に、ダメ出し。
鏡に映った自分の顔を見て、ダメ出し。
まともな朝食をとらない自分に、ダメ出し。
学校や仕事に行きたくない自分に、ダメ出し。

夜型の人は、夜の間に頑張っても、明け方になって布団に入る自分に、どこかでダメ出ししているかもしれません。

例えば、学校や職場で。

言いたいことが言えない自分に、ダメ出し。
人前でうまくやれない自分に、ダメ出し。
時間までに終えられない自分に、ダメ出し。
あの人みたいじゃない自分に、ダメ出し。

苦手な相手。よくあるシチュエーション。居心地の悪い場所。そんな時、自分の中のダメだと思う部分に、すぐ目が行ってしまいませんか。


例えば、うちへ帰ってから。

気力が湧かない自分に、ダメ出し。
スクリーンを見続ける自分に、ダメ出し。
嫌なのにやめられない自分に、ダメ出し。
変えたいのに変えられない自分に、ダメ出し。

疲れていると発動する、ダメ出しの連発。本当は休んでいいはず、いやむしろ休むべきなのに、ゴロゴロしている自分をダメ認定してしまうせいで、結局ちゃんと休めません。

出てくる。出てくる。自分のダメな部分。
出してる。出してる。自分へのダメ出し。

こんなすごい数のダメ出しを、もし毎日、他人からされたら。

ダメ出しされたことに、気がつくのはもちろん
そもそも、その非道さに耐えられないはず。

でも、自分がやっていると、気がつかない。
気づかないから、浴びるがまま。

そう、実は自分の中に、鬼コーチがいるんです。
鬼コーチのダメ出しに、毎日晒されているんです。

鬼コーチのダメ出しが、萎縮させる。
鬼コーチのダメ出しが、頑なにさせる。
鬼コーチのダメ出しが、意思をくじく。
そこにまず、気づくことが大切です。


というわけで。

まずは今日一日、鬼コーチ発動の瞬間、
つまり「自分にダメ出しする瞬間」に、
少し注意を払ってみませんか。

「あ、また発動した」
「こんな時にもやっちゃうんだ」
「こんな風に自分を否定するんだ」

そんな風に、観察してみる。

自分の中の鬼コーチが
実は一番、自分に容赦ないこと。
実は一番、自分をジャッジしていること。

そこに気がついたら、今までそれに耐えてきた自分に、まずは「よく頑張ってきたね」と言ってあげてみてください。

そして鬼コーチにも、「今まで必死で何とかしようとしてくれて、ありがとう」。まずはそう声をかけてみてください。何か理由があって、ここまで自分をしごこうとしてきたわけですから。

「でも、そこまでやらなくても、自分はもう大丈夫だよ」。そう付け加えるのも、忘れないでください。あなたは昔よりずっと強くなった。だから今はもう、そこまでやる必要はないはず。

自分の中の鬼コーチが、必要以上に頑張り続けている。だから感謝して、現状を伝えて、仕事量を減らしてあげる。

そんなちょっとしたことで、ふっと肩の荷がおりたりします。試してみてください。


今日も、よい一日になりますように。

けるぼん


追記:

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