セルフケアは、ファンシーなんかではないのだ。

一ヶ月が泡と消えていった。
何の実感もないままに。

昨年末から続く
えらく長居な体調不良のせいで

目に見えて錆びていく体と
回転速度が1/5に落ちた脳。

noteを始めて二年
書くことを厭わない自分が
書くことを初めて断念した。

布団にくるまり
妄想と夢とを行き来

ぼやきを聞き流してくれる
戦友とだけやりとり

良くなったと仕事を入れては
次のウィルスにやられて布団へ直帰

それでも降ってくる笑いの種が
弱った腹筋のリハビリとなり

少しずつだがようやく
自分が戻ってきつつある。

🌱

私がnoteで毎週
心や体のことについて書いているのは

体調のせいでいろいろなことを諦めてきた
自分だからこそ伝えられる
何かがあるかもと思ってのことだが

記事を書いていて
いつも思うし

今回のように自分が底に落ちると
さらに強く思う。

ゴージャスな泡のお風呂や
滅多に買えないスィーツ
隠れ家的な高級レストランや
数ヶ月に一度の自分へのご褒美は

セルフケアじゃない

というか
そんなこと毎日はできない以上
それは贅沢とかご褒美の領域で
少し違うんじゃないかと思う。

私たちは毎日生きていて
24時間メンテナンスが必要で

そんな日々の自分のために
自分がやっていくケアは

ファンシーの対局にあって
むしろ地味でベタで泥臭い。

30分早く休む
５分早く出る
10分早く終える
無理だと感じる手前でやめる

そんな小さなことが
もうものすごく大きな
セルフケアだったりするし

布団から出ない
話したい人とだけ話す
笑って泣いてわめく
ただじっとしている

そういうのが
時にはとてつもなく大事な
セルフケアだったりもする。

いつもの自分でも
有頂天な自分でも
ボロ雑巾の自分でも

24時間付き合えるのは
結局自分しかいない。

自分のケアを人頼みにしない。
それが、セルフケア。

だからぜひ

今の自分に必要だと思うものを
自分なりに感じて考えて調べて
自分の意思で自分に与えてほしい。

何かの種を蒔いたら
水をやり続けるのと同じように
自分にも忘れずに
水をやり続けてほしい。

Bialystocks 『I Don't Have a Pen』

節分から本格的に始まった一年が
あなたにも私にも
健やかで
実り多きものとなりますように。

そして今日が
新たな世界への
はじめの一歩となりますように。

けるぼん

🌱
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そんな方は、お気軽にお問い合わせください。

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エッセイも書いてます
強くても、強くなくても
トイレで蝶になった話
「大事な人を自分が死に追いやる」恐怖に、これ以上苦しめられないために 

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心、体、クリエイティビティ
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逆境を笑える人は美しい。
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サメに食われても、メシを作る
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