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【よみがえる遺産】朝のリズムを作る音楽80

バトンが、回ってきました。

チェーンナー (CHAINER/クサリみたいにつなぐひと)さん発案の「よみがえる遺産」。自分のnote史上、一番人目に留まった記事を掘り出そう、という企画です。

発案者のお名前(クサリみたいにつなぐ人)そのままに、指名制で人と人とが鎖のように繋がっていくこの企画。私のところへ来るまでに、こんな方々がバトンを引き継いできたそうです。

チェーンナーさん
  ↓
ひるねこさん
  ↓
庵忠 茂作さん
  ↓
ニューノマンさん
  ↓
ねじおさん
  ↓
あおはるさん
  ↓
ワディさん
  ↓
フリーザさん
  ↓
ピスタチオさん
  ↓
Paprikachordさん
        ↓
(けるぼん)

何が驚きって、ここ一週間で偶然お知り合いになった方が3人も、この鎖の中に入っていたこと。自分のnote界隈ではよくシンクロが起こるのですが、それにしてもこのタイミング!

というわけで、人智を超えた巡り合わせに、バトンを受け継ぎました。

バトンを渡してくれた人:Paprikachordさん

日本語とフランス語で文章を書き、音楽を作り、絵も描くPaprikachordさん。上の記事で、私のことをすごい熱量で描写してくれました。

彼女の文章はまるで大河。さまざまな感情が幾重にも織り込まれつつ滔々と流れていく感じで、読んだ後、目を閉じて反芻したくなります。

Paprikachordさんとの出会いは、彼女がnoteを始めてすぐの頃です。あふれるクリエイティビティがさまざまな形に昇華していくのを、驚きとともに見てきました。

彼女の音楽を聴くと、いつもどこか自分の気持ちとリンクして、音が体にすうっと入ってきます。

やがて、私のオススメする『人生のプレイリスト』に取り組んでくださるようになり、その一部を私がお手伝いしたこともあって、Paprikachordさんは一気に身近な存在になりました。彼女の『人生のプレイリスト』については、こちらをご参考いただければ。

一方で、ユーモアも。アンナ・ガロパルスという不思議な女の子の、日仏三コマ漫画は、私のお気に入りです。

Paprikachordさん、バトンをありがとう。これからも創造の翼を広げ続けてください。

バトンを受け取ったものの

バトンをいただいて嬉しかったものの、実は、しばし迷いました。というのも、

「ダッシュボードの<全期間>で一番ビューの多いnoteの画面のスクショを貼る(任意)」

というチェーンナーさんの指示が、いつの間にか「任意」から「当たり前」になっているリレーをあちこちで見かけたからです。

「他人のダッシュボードを覗けるのがこの企画のオイシイところ」と言った言葉も、ちらほら見受けられました。

一見楽しそうなバトンリレーが、比べっこや覗き見大会にすり替わっていたら嫌だな。単純にそう思いました。ダッシュボードは「一番読まれた」証拠でしかないはず。ならば、PV数などをあえて晒す必要はないだろう。

そこまで考えて、やっとバトンを受け取りました。

考えすぎ、ただ楽しめばいいじゃん、そう言われるかもしれません。でも、気になりながらも流されて、後で後悔するぐらいなら、吟味して納得いく選択をした方がいい。それが、ネット社会での「自分の守り方」だと、私は思っています。


これが遺産と言えるのか問題

全期間通じて一番読まれたのは、試しに作った初の有料記事でした。

たまたま編集部の目に止まったことで、大きくPVを伸ばしたのですが、その割にスキはつかず、フォロワーも二人増えただけ(おかげで「編集部のXX」への憧れが一切なくなりました)。買ってくださったのは、最初の頃から応援してくれている10人の方々でした。

なんて書くと、売れなかった有料記事を売りつけるためにこの記事を書いていると思われかねないので、念のため順位を貼っておきます。

スクリーンショット 2020-10-27 19.20.44


そして、これがその記事です。

それまで『月曜朝のプレイリスト』『木曜朝のプレイリスト』で紹介してきた音楽をまとめ、それに数十曲を加えた「朝専用の80曲」プレイリスト。

基本的にはその紹介記事なので、これが遺産かと言われると…

ただ、この有料記事を作ったきっかけは、今でも胸に刻まれています。

「音楽だけをまとめて、朝ずっとかけっぱなしにできるプレイリストにしてもらえたら。作るのにかかった時間分はちゃんとお支払いしたいので、有料にしてくださいね」

2歳の男の子と生まれたばかりの赤ちゃんがいて、スマホをいじる余裕すらない女性からの、リクエストでした。

毎朝、そんな風に頑張っている人がいる。そしてその人が、自分の選んだ音楽をかけながら朝を過ごしたい、と言ってくれた。しかも、かかった労力に見合う対価を払いたいと。

「noteの世界の誰かのために」私がアクションを起こした、記念すべき瞬間です。その点では確かに、この記事は誇るべき遺産なのかもしれません。

さあ、振り返りは終了。次はバトンを渡す番です。


バトンを渡す人(1):スージー・ワイ@芸術文化ジャーナル さん

スージーさんは、Artにおける象徴表現の専門家です。海外のArt 事情やアート・ビジネスへの造形も深く、そのうえ Artの聖地を巡礼する表現者でもあります。

ところで、「Art」と「アート」と「美術」って、何が違うんでしょうか。日本語の「アート」って、英語の「Art」と同じもの?

当たり前のように思っていることが、実は当たり前ではないかもしれない。知識に裏打ちされたスージーさんの記事を読むと、Artを巡る視界がグッと開けてくるのを感じます。

そんなスージーさんが編集する、アート記事をまとめたマガジン。「Art」という言葉本来の「つなぎ合わせる」という意味から出発し、さまざまな分野から選ばれた記事は、どれも興味深いものばかりです。

また、スージーさんが現地で撮られたArtの写真も、特別です。そこに立った人にしか感じられないはずの空気感が、私たち読み手にも伝わってきます。

そんな、スージーさんの写真の舞台裏をそっと見せてくれるこの記事は、私のお気に入りです。

それから、クリエイターとしては無視できない著作権やコピーライトの問題。壊滅的な日本の(特にネット上での)現状を、世界標準の厳しい視点から読み解くスージーさんの記事は、大変勉強になります。「自分と自分の作品を守るために」必要な知識として、クリエイターの皆さんはぜひ注意を向けていただければ。


ちなみに、スージーさんとの出会いは、この記事。ノートを書くのがキツかった時期に偶然読み、同じように悩んでいる方がいるのだと知って、ふっと楽になったのを覚えています。その後、いくつもの驚くべきシンクロを経て、今に至ります。

スージーさん、いつも本当にありがとう。
これからも、颯爽とArtの世界を駆けてください。


バトンを渡す人(2):かなかなさん

かなかなさんは、小さなお子さん二人の子育てをしながら、毎日欠かさず創作を続けていらっしゃるクリエイターさんです。

出会ったのは、お絵かきサークル。言葉の端々からほとばしるクリエイティビティに、これが3歳と2歳のお母さんかと驚愕したのが始まりでした。とにかく、創作に対する想いが熱いのです。

かなかなさんが毎日更新するnoteには、漫画あり、イラストあり、小説あり、子育て日記あり。「ものをつくること」が本当に自然に、生活に根づいているように見えます。

子供が小さい頃のこと。

私は、自分のクリエイティビティを消すまいと頑張っては諦め、諦めてはまた頑張りを繰り返し、心が折れかけました。ものづくりがベースの日常はなんとか作り出せたけれど、「自分のためのものづくり」は、ついにできずじまいで。

そんな「できなかった自分」を成仏させるかのように、かなかなさんの記事を見に行っていた時期がありました。子供たちのいる暮らしから生まれた視点が、かなかなさんのものづくりに繋がってゆくのを見るのが、もう単純にうれしかったのです。

今ではもちろん、彼女には彼女の試行錯誤があると知っています。それでも、子供がいようが猛暑だろうが雨だろうが、毎日ものづくりを続ける、その事自体に励まされて、今日もまた、かなかなさんの記事を見にいってしまいます。

なかなかお伝えできないので、ここで声を大にして言います。かなかなさん、いつもありがとう!!これからもずっと応援してます!


改めて、企画概要

スージーさん、かなかなさん、以下の要領でバトンを繋いでいただければと思います。私のように、やたら長い記事を書く必要はありません。どうぞご自分にあった形で、進めてください。

【企画概要】
・5日以内に記事を作成。
・タイトルの頭に【よみがえる遺産】と題する。
・自身のダッシュボードのスクショを貼る。(任意)
・今までに一番読まれたnoteを改めて皆さまにご紹介する。
・最後にハッシュタグ
「#私の今まで一番読まれたnoteを読んでください」を貼り付ける。
・さらにバトンを2名の方々に渡せば完成!


自分の過去記事を振り返るだけのはずが、すっかり寄り道だらけになりました。ここまで読んでくださった方々、こんな長文にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。目をゆっくり休めてくださいね。

では、よい週末を!

けるぼん


Photo by toni friedemann on pexels
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朝のリズムを作る音楽 80

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#1 音楽療法士って誰?
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