愛について

「愛」という言葉。

やたらと尊大で、他者を無条件に降伏させる言葉。

そのワリに、中身なんてなんにもない、ただただ空虚な言葉。

===

ワタシの上司は口癖のようによく言うのだ。

「愛が足りない」と。

ワタシは思うのだ。

「愛は一方通行では成立しない」と。

===

デザインをすること。誰かに何かを本気で伝えたいと思うこと。

そして、相手を理解したいと思うこと。どれだけ時間をかけてもわかりたいと思うこと。

その二つが成立してはじめて、社会に「愛」が生まれる。

===

残念ながら、この人生の中で、

ワタシはそんな美しい「愛」をみたことがない。

===

おおよそ総ては自尊心と自分のささやかな視野の中で

どれだけ上手く立ち回れるか、小競り合いをしているだけだ。

===

それはとても馬鹿馬鹿しくて、目を背けたくなるぐらい醜くて、

それでも、理解できるように、自分なりに頑張ってはみたけども

やっぱりさぁ、なんの興味も持てないね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?