道草小噺⑥たんぽぽ(花)
たんぽぽ満開ですね。
小林ファームさんの畑の畦道。
今年は初めてたんぽぽの開花時期を見つめました。
というのも、去年初めて仕込んだたんぽぽのジュレが自分の中で衝撃の美味しさで、今年も仕込みたかったから。
そして、ちょうど先週無事に終えた約20種類の野草が登場する野草尽くしのディナーコース”木下実験室・Humming「春/道草晩餐会」”に間に合わせたかったから。
400個以上のたんぽぽの花を一人で分解(2018)。ほわほわ。
去年は、4月の第1週目に仕込んでいて、ちょっと綿毛になりかけている印象があったから「来年はもうちょっと早くに仕込み始めて何回かに分けて仕込もう」と思っていたから、今年は3月の半ばからアンテナを張り続けていた。
去年も摘ませていただいた、おなじみの小林ファームさんの畑で。
私の中では3月下旬にはたんぽぽがブワ〜って咲き乱れると思っていたのに、3月も終わりに近づいてもそんな気配がなく、もしかして今年はたんぽぽがそんなに咲かないのではないか、とそわそわ心配をしていた(他のたんぽぽスポットを確保しておかなければ!と探していたくらいに)。
そのまま壁に飾りたいくらいのかわいさ。
が、4月入ったら一気に花の数が増え、どうやらそんな心配はただの杞憂、というかただ単に読みを間違っていただけだったことが判明。
今年もまたタンポポを摘みまくってジュレを仕込んだのだけど、まだ蕾のものもあったので、どうやらたんぽぽのシーズンはまだもう少し続くみたい。
そんなわけで、たんぽぽのベスト開花時期は4月入ってから、というのが今年わかった(もちろん毎年変動はあるだろうけど。基準ね。)。そのことが、とても嬉しい。
野草にハマってなかったらたんぽぽの開花時期とか植物のリズムをこんな真剣に考えることはなかっただろうな。野草の世界はおもしろい。
グツグツ煮ないで、沸騰したら火を止めて放置。
これで花の、花粉の、香りだけを移す。
これがVegan Honeyと言われる所以かな。
高級なハチミツの味わい。
たんぽぽの葉っぱについてはまた別記事で書くことにします。
たんぽぽのジュレ、食べたら体に春の風が吹き抜ける感じがするよ。
来年あたり、ワークショップ形式で作る会したいな。
一人で作るより、これは絶対にみんなで作ったほうが楽しい。興味ある人、お知らせください。野草ごはんとセットかな。
去年は希少だったからもったいなくてあまり使わなかったけど、
今年はたくさん作って日常使いしている。
ヨーグルトに合わせたり、紅茶に混ぜてたり、
バターと一緒にパンに塗ったり、たまらない。
贅沢な食卓。
<おまけ>
たんぽぽのジュレは、別名Vegan Honeyとも言われていて、つまりはまるでハチミツのような味がする。ハチミツの味。A Taste Of Honey。
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