妙心寺・大雄院VRツアー撮影①~ロケハン編~
この記事では、加藤文明社・デジタルビジネス推進室が実施した、XR講義についてご紹介します。
2022年11月25日に京都の花園中学高等学校スーパーグローバルZENコース(以下、SGZコース)4年生の皆さんと、XR講座「妙心寺・大雄院VRツアー撮影」を実施しました!
今回の記事では、前回のXR講座(詳細はこちら)から約1ヶ月間の準備期間
ロケハン~企画~本番撮影当日までについてお伝えしたいと思います!
前回のおさらい
建学の精神「禅のこころ」を土台として、海外大学への進学のために日々勉強に取り組まれている花園中学高等学校SGZコースの皆さん。
今回、SGZコースの皆さんが日本文化の奥深さを世界に発信すべく、「総合探究・日本文化探究特別講座(全4回)」の講座にて妙心寺大雄院の360°VRツアーを制作することになりました!!
花園中学高等学校 スーパーグローバルZENコースとは?
ロケハン
2022年10日14日、加藤文明社・デジタルビジネス推進室は、臨済宗妙心寺派大本山 妙心寺の塔頭である大雄院へ伺いました。目的は11月25日に予定しているVRツアーの本番撮影に向け、重要コンテンツや境内のレイアウト、VRツアー歩行ルートの確認などのロケハンを行うためです。
大雄院 住職石河様の貴重なお話を伺いつつ、当日のVR撮影のコンテンツや導線の下見を行っていきます。
VRツアーを作るにあたって大切なことは、この記事ではすべてをお伝えできないほどたくさんあるのですが、特に重要なことはこの2つです。
①撮影スポットの選定
②撮影ルートの設計
なかでも①が一番大事なポイント。見る人の興味を引くために、適切な場所を適切な見せ方で撮影できるよう下見をして撮影スポットを選定します。
また、②の撮影ルートを事前に決めておくことも大切なポイントです。時間に限りがあるので、撮影当日の撮影順を想定した、効率の良いルート作成が大切。
今回のロケハンで、本番制作に必要な情報を十分に収集できるよう、できるだけ多くの情報を撮影・録画・録音を行っていきます。
この日は約2時間にわたるロケハンにて、大雄院の境内をすみずみまで拝見することができました!
撮影後に妙心寺の境内を拝見しました。妙心寺は広大な境内に数々の塔頭が立ち並んでいます。そのなかのひとつ、大雄院をVRツアーとして世界に発信するための制作を任せていただけることに、身が引き締まる思いです。
この後はSGZコースの皆さんが大雄院に実際に出向き、掲載コンテンツのインタビューや調査を行います。加藤文明社一同はひとまず今回のロケハンを終え、次回の本番撮影に向けて準備をするべく、一度東京へ戻ります。
企画案の共有
加藤文明社一同がロケハンを終え、東京に戻ってから数日。
「総合探究・日本文化探究特別講座(全4回)」のうち、第2・3回目の講座を終えたSGZコースの皆さんから、VRツアー企画案をGoogle Jambordで共有していただきました。
今回のVRツアーは、SGZコース4年生・13名をA班とB班に分け、班ごとに企画を考えていただきます。
最終的なVRツアーが出来上がったあと、それぞれの班でお互いにフィードバックを伝え合うことで、多様な意見を見出し、参加された生徒さん各々の引き出しを増やすきっかけとなることを意図して、当社のディレクターより提案いたしました。
A班の企画案
B班の企画案
コンテンツの洗い出し
上記マップにも記載がありますが、当社のVRツアーには動画や画像、キャプションをポップアップで掲載することが可能です。そのため、生徒さんに「大雄院の魅力として特に発信したいコンテンツ」をピックアップしていただきました。
上記のキャプチャは生徒の皆さんが調査したコンテンツ内容の一部です。総数はなんと25か所。京都府指定文化財にも指定されている大雄院の魅力をくまなく挙げていただきました!
撮影ルートのまとめ
以上の生徒の皆さんからのリクエストを基に、当社ディレクターが撮影ルートを組んでいきます。たくさんの見どころを余すことなく伝えたいので、今回のVR撮影スポットは48か所、画像・動画スポットは27か所として、撮影ルートの設定を行っていきます。
オレンジがVRスポット、水色と緑色が動画/静止画(スチール)の撮影スポットです。今回は生徒の皆さん全員にVR・スチール撮影に参加していただくため、スケジュールを普段の撮影以上に綿密に組んでいきます!
撮影スケジュール作成
A班とB班で途中でメンバーを入れ替えるため、インタビュー班と撮影班を組み合わせて分単位のスケジューリングとなりました。生徒の皆さんと一緒に撮影を行うのは当社でも初めての経験ですので、がぜんやる気がみなぎります!!!
当日朝・事前テスト撮影
2022年11月25日、撮影当日の朝9:00。大雄院の境内にて、当社の撮影担当スタッフたちが、直前まで現場で打ち合わせを行っています。
当日は①VR撮影班②動画/静止画(スチール)撮影班③インタビュー班 以上3つの班の連携を行うべく、本番撮影中は各班の誘導スタッフが常時音声通話で各スポットの撮影状況を共有します。本番で円滑に撮影を終えられるように、誘導スタッフ間で何度もリハーサルを行いました。
次回予告:当日朝・朝礼
撮影当日の朝10:00。SGZコースの皆さんが大雄院の前に集合し、全体で朝礼を行っています。
撮影スケジュールを確認し、自分たちの撮影担当を確認しています。
いったいどのような撮影を行い、SGZコースの皆さんのオリジナリティあふれるVRツアーが出来上がるのでしょうか。
次回の更新で本番撮影の全貌をお伝えします!!
まとめ
・・・以上、今回の記事では妙心寺・大雄院VRツアーのロケハン~企画~本番撮影当日までを中心にお伝えしました。この講座の最終目標としては、世界に向けて発信する妙心寺・大雄院VRツアーをSGZコースの皆さんに作っていただくこと、です。
次回の記事はついに妙心寺・大雄院VRツアーの完成版のお披露目とともに、生徒の皆さんと加藤文明社がどのようにVR撮影を行い、コンテンツのインタビューを行なったのか?を中心に発信予定です!お楽しみに。
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