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AR・VR・MRとはなにか?を高校生と考える「XR講座」を実施しました!

この記事では、加藤文明社・デジタルビジネス推進室が実施した、XR講座についてお話します。
2022年10日14日に京都の花園中学高等学校スーパーグローバルZENコース4年生のみなさんへ、「総合探究・日本文化探究特別講座(全4回)」のうち第1回講座 AR・VR・MRとはなにか?を生徒の皆さんとともに考える「XR講座」を実施しました!
生徒のみなさんとヘッドマウントディスプレイを活用してVR空間を体験したり、クラスメンバーで集合してメタバース空間で記念撮影を行ったりと、生徒のみなさんのデジタルコンテンツに対する理解の早さに驚きつつ、楽しい講義時間を過ごすことができました。

いざ、XRの世界を体験!

花園中学高等学校 スーパーグローバルZENコースとは?

海外大学進学を目標に掲げる、花園中学高等学校のフラッグシップコースです。世界や異文化を受け止める心を育てる【禅】は、世界の人々と協働していく時代において、語学力とともに必須のグローバルスキルであると、私たちは考えます。【禅】の教えを土台とした、日常的に英語に触れる環境の中で、高い人間力と語学力を磨き上げ、真のグローバル人材を育成しています。

花園中学高等学校
海外大学進学を目指すスーパーグローバルZENコース
https://www.kyoto-hanazono-h.ed.jp/hanazono_jhs/zen.html

建学の精神「禅のこころ」を土台として、海外大学への進学のために日々勉強に取り組まれている花園中学高等学校SGZコースの皆さん。
今回、SGZコースの皆さんが日本文化の奥深さを世界に発信すべく、「総合探究・日本文化探究特別講座(全4回)」の講座にて妙心寺大雄院の360°VRツアーを制作することになりました!!

はじめてのXR講座

今回のXR講座は、「総合探究・日本文化探究特別講座(全4回)」のうちの第1回目。
360°VRツアーを制作するにあたり、そもそもVR(Virtual Reality)って?AR(Augmented Reality)MR(Mixed Reality)とは何が違うの?といった、XR(クロスリアリティ・Extended Reality)に関する入門知識の講座を行いました。

まずXRとは、クロスリアリティ・Extended Realityの略称で、AR・VR・MRの3つの先端テクノロジーの総称です。XRという言葉が生まれた背景には、VRやARなどを複合した技術が登場していることが挙げられます。


AR=拡張現実 Augmented Reality

オーギュメンテッド・リアリティ
現実世界に仮想世界の情報を重ね合わせて表示する技術のこと。
ARという技術を世の中に浸透させたコンテンツの代表は、ポケモンGOではないでしょうか。
ARがなんだかわからなくても、ポケモンGOならわかる!という人は多いと思います。

生徒のみなさんになじみのあるゲームの技術について解説します

特別なデバイスを使わず、スマホやタブレットだけで実現できるARは、日常生活との親和性がとても高い技術です。インテリアメーカーのアプリでは、部屋の中を写すだけで家具のレイアウトを自由に試すことができます。ほかにも夜空をうつせば星座が出たり、どこでもデジタルペットを出現させることができたりと、現実世界を手軽により楽しく便利にすることが、ARなら可能です。

VR=仮想現実 Virtual Reality

バーチャル・リアリティ
現実や実物ではないですが、限りなく現実に近い体験をユーザーが得られる技術です。現在の代表的なVRコンテンツは、ヘッドマウントディスプレイといった専用のゴーグルをつかったコンテンツです。VRはヘッドマウントディスプレイで、人間の視界を覆うように360°の映像を映すことで、実際にその場にいるような感覚を得られるようになります。

実際にヘッドマウントディスプレイでVR体験をしてみる!

MR=複合現実 Mixed Reality

最後は、複合現実 ミックスド・リアリティー です。
ARの延長上にある技術ですが、その本質は現実世界と仮想世界の融合です。
MRでは現実世界上に仮想世界の映像を投影させますが、その映像をジェスチャーや音声を使って操作したり、回り込んで別角度から眺めたりすることができます。
MRはこれから成長が見込まれる分野であり、特に教育現場での活躍が期待されています。

当社がアプリ開発をしているVirture ViewerもMRに含まれると考えることができます。

zSpaceは、基本的な構成として、ディスプレイ、スタイラス、専用メガネからなっており、VRプラットフォームとして紹介されているデバイスです。
しかしモニター上に浮かび上がった物体を、マウスやキーボードを使わず、ユーザー自身で自由に操作ができたり、物体の後ろに回り込んでみたりできる操作感は、VRというよりも、MRに近いものだと考えられます。
zSpaceの開発しているzSpace社でも、zSpaceはMRで活用できるとアナウンスしています。ちなみに今年公開された最新型のzSpaceは顔を追従するセンサーがついているので、専用メガネすら不要となっています!

おまけ:メタバース

メタバースとは、仮想空間自体や、そこでコミュニケーションが行えるサービス・プロダクト全般を指す言葉です。現実世界の自分を仮想空間のアバターに託し、VRのヘッドセット等を利用してチャット、ゲーム、イベントなどを行います。メタバースの概念自体はそう新しいものではありませんが、XRの急激な技術の進歩により、一気に存在感を増しました。
実際、今年はとても多くの企業がメタバースの参入を予定しています。

・・・と、講義をしていたらどうやら生徒さんたちがざわついている…?!

ざわ・・・ざわ・・・


なんとSGZコースのみなさん、講義中に

・メタバース空間<バーチャル秋葉原>のアカウント取得
・アバター作成
・空間を自由に走り回る
・クラスメイト全員とメタバース空間で待ち合わせ
・メタバース空間の神田明神前で全員、ポーズを決めて記念撮影!

を自主的に数分で全員が実行できてしまうという、
さすがデジタルネイティブ世代・・・!

みんなで神田明神に集合!
あっというまのできごとに講座スタッフもびっくり

まとめ・次回講座にむけて

・・・以上、SGZコースのみなさんのデジタルコンテンツへの理解に驚きつつ、今回の講座ではXRとはなにかを中心にお話をさせていただきました。
この講座の最終目標としては、世界に向けて発信する妙心寺・大雄院VRツアーをSGZコースの皆さんに作っていただくこと、です。世界のかたが京都に行ってみたい、お寺を見てみたいと思ったときに、妙心寺・大雄院のVRツアーがあれば「まずは見てみよう」となりますよね。魅力的な「妙心寺・大雄院 VRツアー」を制作するために、第2回、第3回の講座でSGZコースのみなさんに妙心寺の魅力を詰め込んだ企画を考えていただき、
第4回目の講座でわたしたち加藤文明社がVRツアーの撮影にお邪魔します!

生徒さんたちはいったいどのような企画を考えてくれたのでしょうか。
次回の投稿にて、企画~ロケハン~本番撮影の様子を発信いたします!
お楽しみに。



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