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リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアニズム
政治思想には、今なお議論されている、大きく分けて3つの思想が存在します。その3つとは、リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアニズムです。今回は、これら3つの思想の中でどれが最も妥当かについて自分なりに検討しようと思います。
結論から言えば、私はリベラリズムとリバタリアニズムを両方取り入れ、場合によってどちらを重視するか決めるのが良いと考えます。コミュニタリアニズムを批判してから、残り2つ
功利主義批判のようなもの
もう言い尽くされてる気もしますが、功利主義に対する疑問点をつれづれなるままに書き綴っていきます。
1.「帰結」はどこにあるのか功利主義は、「行為の正当性はその行為がもたらす帰結(結果)によって決まる」という帰結主義の立場をとっていますが、「帰結」をどこまで含むかによって評価が変わることもあります。
例えば、「トロッコ問題」という有名な問題の類似版に、次のような問題があります。
【ジョージは路
「理性vs欲求」の構図に異議を唱えてみる
○「理性vs欲求」ではなく、「欲求vs欲求」?私たちはしばしば、理性と欲求を対立させて考えます。例えば、ケーキを食べたい欲求と食べたら太ってしまうから駄目だという理性、がなどが例として挙げられますね。
しかし、本当にそうでしょうか?私は、欲求と対立しているのは理性ではなく、もう一つの欲求だと思うのです。
先程の例で説明しましょう。この仮説に従えば、ケーキを食べたい欲求と対立しているのは、食べた
人生に意味はあるのか?
「人生に意味があるのか?」という問いが複雑に見えるのは、「意味」という言葉が複数の語義を持っており、そのいずれについて言っているのかが分かりにくいからだと思います。先に「意味」という言葉について明確に捉え直してから、本題に入りましょう。
い‐み【意味】
[名](スル)
1 言葉が示す内容。また、言葉がある物事を示すこと。「単語の意味を調べる」「愛を意味するギリシャ語」
2 ある表現・行為によって