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観察日記992

観察日記992
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋

・古き良き下町へのノスタルジーが強まっている
 ・『ALWAYS三丁目の夕日』の世界のように、ひそひそ話、噂話や陰口、横目に目逸らし、それが鬱陶しくて多くの若者がそこからの脱出を願ったあの世界
・商店街の惨状
 ・『商店街はなぜ滅びるのか』(新雅史)
 ・商店街は百貨店よりも後にできた
 ・大正から昭和にかけて、生協などの協同組合、公設市場などができ、高級品のよろずやともいうべき百貨店(デパート)が現れる
 ・小規模な小売店の人たちは脅威を感じ、それらのよいところだけを組み合わせて、道路も整備してアーケードをつけ、商店街をつくった
・商店街は日本の保守政治家層による集票システムとして活用されてきた
  ・小売商業調整特別措置法(1959)、商店街振興組合法などで政権党は商店街の保護政策を立案
  ・1970年代、安価な労働力を製造業へ送り込む政策、大潟産業の生産拠点の地方分散により郊外の道路整備が進む
  ・1990年代、バブル崩壊で「塩漬け」にされた薨御用地や住宅用地が商業用地に変更可能になり、様々な規制緩和に伴って、ショッピングモールが地方に進出
  ・ショッピングモールは都市部にも出店が許可されるようになり、価格競争で、都市部の商店街も賑わいを失っていく
  ・地方都市でも同様に、コンビニという新しい「万屋」の出現で古い小商いを廃業へと押しやる
  ・全国地方都市のシャッター街化
・「商店街」という濃密な社会がそもそもノスタルジックに幻想されているような形で歴史的に成立していたのかどうか
・「地方」という概念
 ・かつては「ぢかた」と呼ばれる
 ・その時代では、町方(まちかた)と商いでつながる田舎、農村、里の意味
 ・「ちほう」と呼ばれるようになったのは、地方自治体が中央の補完体・代行機関として位置づけられるようになったこと、「ぢかた」(郷土)としての地域社会が、役所や全国企業のシステムへの依存度を高めて地域自体の自治能力を失ってゆくプロセスがある
  ・「ふるさと」という歌が文部省唱歌になったのは大正3年
・コミュニティの再建で必要なこと
 ・商店街のノスタルジックな幻想にかつてのムラ社会的な濃密なコミュニティの像を重ねることではない
 ・これまでに互いによく見知ることのなかったがたまたまこの同じ地域に住む者が、地域の中で、そして地域を超えて、様々なつながりをあらためてどのように編んでいくかということ
 ・その過程で、各人が、「押しつけ」と「おまかせ」の“安楽”のむさぼりとその惰性を超えて、地域社会の運営に関与してゆく「当事者性」をどのように取り戻してゆくかの抗争と方法論
(商店街ノスタルジー?)

駿台文庫の「新・物理入門」は高校時代には読み切れなかった参考書ですが、いま読むととても面白く、化学熱力学をまとめるにあたって非常用に重宝しています。

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