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観察日記760

観察日記760
おはようございます。
「責任という虚構」をまとめていきます✋
(「責任とは何なのか?」「社会における責任の役割とは?」etc

・2004年、イラクで人質になった日本人3人に一部の週刊誌や新聞が批判や嫌がらせを展開
・自己責任という表現が流行
 ・一見するとこの言葉は前近代的な集団責任概念に対立しそうだが、それは錯覚
・日本社会の伝統的な温情、平等主義に代わって個人主義が広がり、個人の責任が強く問われるようになったのではない
・個人主義から自己責任論が派生したのなら、解放された人質の帰国に際し、家族にまで中傷が及んだ事実をどう説明するのか?
・自らは悪くないのに、家族や組織の部下がした行為の責任を負うのは日本社会の伝統
 ・飲酒運転も性犯罪も私生活の出来事であり、組織が管理する問題ではない
 ・それでも謝罪を表明しなければ世間が赦さない
 ・「世間をお騒がせして申し訳ありません」という常套句に象徴されるように、責任現象は社会秩序を回復するための儀式として機能
・家族の誰かが凶悪犯罪をなすと、両親兄弟姉妹子どもにまで世間の糾弾は達する
 ・自殺、離婚、家族離散、退職の憂き目にさらされる
 ・自分の子を犯罪者に育てる親はいない
 ・ある意味では被害者の遺族以上に辛い試練
 ・しかし、社会は彼らを村八分にし、抹殺する
・個人主義と自己責任論は対極に位置する
・責任を問うためには行為、出来事の原因を個人に帰属させる必要がある
 ・個人主義が未発達な世界でも個人の犠牲を通して社会秩序の維持、回復が図られた(中世の魔女裁判など)
 ・自己責任論は前近代的スケープゴート現象
・フォーコネの問い
 ・「奇妙な責任形態は社会的原因によって生まれると認めながら、どうして新責任だけはそうでないといえるのか?」
 ・「真の責任」とは何か?
・悪い行為だから我々は非難するのではない
 ・逆に社会的に非難される行為を我々は悪と呼ぶ
・「犯罪の代わりになりうるシンボルを社会は“誠実に”生み出す」(フォーコネ)
・社会秩序は恣意性が隠蔽されるおかげで成立する
(第5章-7)

昨日は14㎞程ランニング。
本当はあと1,2㎞ぐらいいきたかったけど、いくとヤバそうだったので素直に体に従って取りやめました。
雨の後で日差しもなく久々のランニング日和だっただけに少し残念😅
まぁ無理をしてもろくなことはないので、適度に体を動かしていきたいと思います。

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