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観察日記722

観察日記722
おはようございます。
「責任という虚構」をまとめていきます✋

■集団が支える自己
・人間は言語を媒介とする意味世界に生き、外界に開かれた認知構造を持つ
・固定した本能に縛られないおかげで人間は文化という複雑な意味体系を生み出した
・生物は閉鎖回路の内部でしか生を営めない
 ・体温、水分の割合、無機成分の含有量などが一定の範囲内に収まるように絶えず調整する
 ・安定した内部環境のおかげで、生物は変化に富んだ外界に適応できる
・認知的に外に開かれた人間には自己を閉じるための社会装置が必要になる
 ・集団は様々な規範、価値を通して我々の思考、行動に制限を加える
 ・この外部影響のおかげで人間は自己を維持する
 ・文化は体外に創出された〈内部〉
・情報場の力学に恒常的に身を曝す開放された認知システムとしての人間
 ・我々は多様な情報を外界と常に交換しながら意識や判断を均衡に保つ
 ・互いに均衡する異なった影響力を外部から行使され続けるため、同じ考えを維持している
  ・外部から影響を受けないからではない
 ・情報源の均衡が破られるとき、我々は簡単に影響され、思いもよらない判断や行動に走る
・アッシュの同調実験(ソロモン・アッシュ)
 (参考 https://is.gd/pxRBf6
 ・影響源の多数派性や見方の有無が問題になるのではなく、依拠する情報源が一つに絞られるために被験者の判断が影響を受ける
・外界から影響を受けずに自律する自己など存在しない
 ・互いに拮抗する多様な情報に包まれて自己の均衡が保たれる
 ・影響されるという言明は実は正確ではない
 ・影響されるというとき、外力が働かない限り自己同一性を保つ存在としすでに我々は人間を理解している
 ・だが、そのような同一性はどこにもない
・主観と客観、個人と社会の相互作用として人間を把握する発想自体を疑う必要がある
(序章-7)

『情報源の均衡が破られるとき、我々は簡単に影響され、思いもよらない判断や行動に走る』
これはどうしようもない部分かもしれませんが、心に留めておくことは重要だと感じます。
自分なんて情報操作されたら簡単に操られるだろうという怖さは常にあります。自分なんてチョロい人間ですから。

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〈読書中〉
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