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第285号『いったい何歳まで漫画やアニメを観るの?』

「周りのお友達を見なさいよ、みんなとっくに卒業してるでしょう?あたなはそんな歳にもなって一体いつまで漫画やアニメやゲームなんてものを遊び続けるの?何歳になったら卒業するの?みっともない」

これは私が中学生くらいの頃に親や学校の先生に実際に言われたことです。

確かに小学校くらまではみんな「クラスで流行っているものが全て」という感じでした。

みんなが『ポケモン』をやってるから自分も欲しい・遊びたい。

そう思って遊んでいた人も多かったのではないでしょうか。

事実、中学校に入ってからはみんなが急速に「卒業し始めた」というのも事実です。

ついこないだまで一緒に漫画やアニメやゲームの話に夢中だったはずなのに、中学生になったら急に「部活・受験・彼氏・彼女・セックス」と色気づいてきてだんだんと漫画やアニメやゲームの話をしないようになりました。

「え、こんなにもみんな急に卒業するもんなの?」

当時でも違和感を覚えましたが、それから高校→大学と進むにつれその卒業傾向はもっと加速して、いつしか私のような人間は周りからオタクと呼ばれるようになりました。

しかし、それでも少年ジャンプを毎週読み続けました。漫画を読んでアニメを観てゲームを遊び続けました。

自分の趣味そのものに文句を言われないように勉強もやって部活も頑張りました。

「周りにガタガタ文句を言われない・心配されない人間になろう」

そう考えて行動しました。

よくこの世界は「才能がモノをいう世界」なんて表現をされることが多いですが、物事には順番と段階があると思います。

「素人→人より好き→オタク→極めた先にプロ」

私はこれが正しくて当たり前のステップだと思っています。

実はこの世界に「才能」なんてモノは存在しないのかもしれません。

最初はみんな「なんか好き」から始まるのだと思います。

好きだからこそ気になって調べたり追い求めたりするのです。

その結果、オタクからプロに辿り着くというステップがあるのです。

もしこの世界に本当に才能と呼べるものがあるのだとしたら「好きでい続けることを諦めなかった才能」だと思います。

大丈夫、みんなそうやって諦めなかったからこそプロになっています。

ぜひ好きなことをとことんやり切りましょう!

好きだからこその残酷な世界はありますが大丈夫、きっと好きならば辿り着けるはずです。

もし、プロになりたいと願うのならば安心してその道を究めてください。

だって私自身もただのオタクからスタートしたんだから。

*****

ちょっと珍しく自分自身のルーツのようなものを語りましたが、せっかくなのでもう少しそのステップについて触れてみようと思います。

具体的なケースを知ることでひょっとしたら読者の皆さんにも大きなヒントを与えられる部分があるかもしれません。

私自身が幼少の頃から普通に漫画を読んでいて、アニメを観ていて、ゲームを遊んでいた時にふと感じたちょっとした気づきの話です。

いったい誰が作っているんだろう?

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