ピジョン(サッカー少年団コーチ)

サッカースポーツ少年団のボランティアコーチも6年目に。息子を送り出し、今は自分だけコー…

ピジョン(サッカー少年団コーチ)

サッカースポーツ少年団のボランティアコーチも6年目に。息子を送り出し、今は自分だけコーチとして在籍。2023年度は6年生の担当に。twitter https://twitter.com/4_referee/

最近の記事

「1点入っていればね」と言われた試合

小学5年生のサッカースポーツ少年団で競う市内大会。予選リーグを1位で突破し、8チームの決勝トーナメントへ。 僕がコーチを務めるチームは昨年の4年生大会でベスト4に入り、この大会でもベスト4のその先を見据えてトーナメント初戦へ臨みました。 対戦相手はこれまでほとんど負けていないチーム。他学年のコーチも勝つ前提で次の準決勝を見に来ようとしていたくらい。 そして試合開始。 子どもたちの動きも良く相手ゴールへ向かい続ける。 試合開始10秒も経たずにGKとの1対1に。打ったシュ

    • 武藤雄樹選手との3つの思い出

      武藤雄樹選手の浦和レッズからの移籍が発表されました。 浦和レッズの選手にはみんな思い入れがあるのですが、 そんな中でも武藤選手は思い入れのある選手の一人でした。 2015年のレッズフェスタ毎年開催されていた浦和レッズのファン感謝デー、レッズフェスタ。 サッカーを始めた息子をはじめて連れて行ったのが2015年。 新入団選手のサイン会が行なわれ、武藤選手も名を連ねていました。 この年のサイン会は並んだ順に希望選手の整理券を手にできる仕組みで、人気順に整理券がなくなっていきま

      • 当たり前を増やしてあげたい

        ドラえもんはのび太を助ける。 紅白歌合戦は大晦日に放送される。 これは皆が知っている、当たり前。 ある中学校のソフトボール部にて。 新入部員全員がソフトボール未経験者だった年の話。 ピッチャーが投げたボールをバットで打つ、これは全員知っていた。 当たり前。 でも、打った後に3塁へ走った新入部員がいた。 1塁へ走ることを知らなかった。 2アウトでない時にフライが上がったらランナーは塁に留まる、 これは全員が知らなかった。 当たり前、ではなかった。 半年後のソフトボール部の

        • 緊急事態宣言が解除され、3か月ぶりの少年団活動再開を前に

          サッカーへの興味が薄れる子どもが出てくるのでは? 「冬休み、サッカーをたくさん見てください。よいお年を」 こういって2020年の少年団活動を終えたときは、子どもたちと次に会うのが3か月後になるとは思わなかった。年末年始の間、一緒にサッカーできないだけでも長いと思っていたのに。 2021年になってすぐ、僕が住む埼玉県に緊急事態宣言が発令され、2回目の活動自粛期間に突入。 僕がコーチとして担当している学年は小学3年生、団員数は7人。 人数は少ないけれど、その分一人ひとりに向

        「1点入っていればね」と言われた試合

        マガジン

        • 人生とは
          19本
        • 浦和レッズ
          9本
        • 指導のヒント
          28本
        • 仕事
          7本
        • 必ず読む
          4本
        • SNS tips
          2本

        記事

          サッカーで気持ちが折れてしまったら

          3月21日の明治安田生命J1リーグ第6節 浦和レッズ対川崎フロンターレ戦、DAZNの画面を通して、"気持ち"が折れる瞬間が目に見えた気がした。 20分前までできていたことができなくなった前半は前評判を覆してレッズがペースを握り続ける。 42分にフロンターレが先制したが、後半にレッズが逆転できるのでは?という雰囲気で前半終了。 だが、後半開始早々の4分にフロンターレが追加点。 ここでレッズの選手の動きが急に少なくなってしまった。 サッカーに詳しくない家族が「なんで白いチーム

          サッカーで気持ちが折れてしまったら

          「壁の向こう側」

          毎月恒例のnoteサークル、6回目のテーマは「壁の向こう側」。 生活の中で直面する数々の壁日々生活していると、多くの壁にぶつかります。 時間かけて乗り越えたり、壁を回り道して避けたり、 対処の方法はさまざま。 ボランティアで行なっているサッカー少年団コーチでも同じ。 試合で直面する壁、練習で直面する壁など、 活動の度に新たな壁が目の前に出現してきます。 僕らコーチだけでなく、子どもたちの前にも壁が出現しています。 パスやドリブル、シュート上達の壁、試合で勝てない壁など、

          「鬼」

          毎月恒例のnoteサークル、5回目のテーマは「鬼」。 「鬼」って何だろう?桃太郎に退治されるのも鬼、節分で「鬼は~外」と豆を投げつけられるのも鬼、鬼ごっこで遊びのタイトルなっているのに皆に逃げられるのも鬼。いいイメージはないですね。 デジタル大辞泉(小学館)によると おに【鬼】[名] 1 仏教、陰陽道 (おんようどう) に基づく想像上の怪物。人間の形をして、頭には角を生やし、口は横に裂けて鋭い牙 (きば) をもち、裸で腰にトラの皮のふんどしを締める。性質は荒く、手に金棒を

          2020 -松任谷由実とジョン・ボン・ジョヴィ-

          やまだえっせいさん主宰の同じテーマで書くnoteサークル、今回で4回目。 「もっとも難しいことは」 「世の中には2種類の人間しかいない」 「日曜日に思うこと」 に続く、2020年最後のテーマは「2020」。 2020年、年頭には何も疑わずに普段通りの1年を過ごせると思っていました。平日は仕事に勤しみ、週末にはコーチを務めている少年団で子どもたちとサッカーを楽しむ1年を。 しかし、そうはいきませんでした。 少年団は2月24日の活動を最後に活動休止、6月20日の活動再開まで子

          2020 -松任谷由実とジョン・ボン・ジョヴィ-

          日曜日に思うこと

          noteサークルの皆で同じテーマについて書くのも3回目。 今回のテーマは「日曜日に思うこと」。 僕の心に起きた、ある変化皆さまの日曜日の心の動き、こんなでしょうか? 朝  ワクワク 夕方(サザエさん時間) 休みの終わりを察して気持ちダウン 僕も毎週同じ心の動きを繰り返していました、数年前までは。 数年前に僕の心に変化が起き始めました。 今も、朝のワクワク感は変わらず。 サザエさんの"ンガググ"(今はジャンケンですね)を見ながら休みの終わりを察するのも変わらず。 では

          世の中には2種類の人間しかいない

          今年のコロナ禍、運動会が中止となってしまった人も多かったのでは? もし今、ぼくが子どもだったらホッとしていたかもしれません。 それは徒競走が好きではなかったから。 なぜなら、走る前から一番になれないと思っていたし、実際に一番にはなれなかったから。 徒競走が速い同級生はぼくらのヒーローだったし、輝いて見えました。 そう、世の中には 運動会の徒競走で1番になる人 運動会の徒競走で1番にならない人 がいるのだと思います。 徒競走で決して1番にはならなかった僕ですが、 あ

          世の中には2種類の人間しかいない

          もっとも難しいことは

          この度、noteサークルで同じお題で作品を発表することになりました。 第1弾のタイトルは、"もっとも難しいことは"。 "もっとも難しいことは"子どもたちに伝えること 僕はスポーツ少年団にて子どもたちへサッカーを教えています。 今年度の担当は小学3年生。先日、試合で印象に残った場面をツイートしていました。 これは試合中にディフェンスの子どもたちに中央を空けないで守ってほしいと思い、"絞って!"とベンチから言った場面を記しています。 "絞る"はサッカーではコートの真ん中に寄

          週末の天気予報を気にしない日々

          スポーツ少年団の活動が "3月31日まで禁止"に。 すでに子どもたちとサッカーをしない週末を2回過ごしました。 そんな週末が3回やってくることが確定してしまいました。 スポーツ少年団活動がない日々で気がついたこと こんなに天気予報を気にしていたのかということ。 週末の天気予報を毎日チェックし、予報が悪い時には少しでもいい予報になれ!と願いを込めながら再読み込み。もちろん天気予報アプリは1つではなく複数をインストールし、それぞれ再読み込みを繰り返します。 それが今では週末の

          週末の天気予報を気にしない日々

          練習中にいじける小学1年生、どう対応していますか?

          サッカーの練習中に起きる、困ったことあれこれ小学2・1年生・年長生とサッカーをしていると、練習中に様々なことが起きます。中には困ってしまう出来事も。 子どもたちと1年近く接してきて、困ってしまう出来事はいくつかの種類に分けられること、それぞれの対処法が異なることを学びました。 困ってしまう出来事は主に3つ ①子ども間のもめごと ②集中力がなくなってしまう子ども ③いじけてしまう子ども ①子ども間のもめごと 原因は列に横入りした!だったり、蹴ったボールがぶつかったり。直前

          練習中にいじける小学1年生、どう対応していますか?

          子どもたちとサッカーコーチの"あたり前"の違い

          子どもたちと同じ"サッカー"をしているはずなのにあれ?と思うことはありませんか?小学2年生の試合にてこんな場面が。 Aくんがサイドライン際をドリブルしペナルティエリア隅のゴールライン付近へ。シュートする角度はなく、ゴール前には仲間のBくんが走ってきています。さあ、クロス!と思った瞬間、その子はシュートを打ち、ボールはゴールの後ろを通り過ぎていきました。 クロスだと思った人は誰でしょう? シュートだと思った人は誰でしょう? "クロス!"と思ったのは→僕らコーチ "シュート!

          子どもたちとサッカーコーチの"あたり前"の違い

          サッカー練習で持久走メニューはじめました

          ”素走り"と呼ばれる持久走メニュー、サッカー練習で取り入れていますか? 小学校低学年の練習に持久走メニューを取り入れることになりました。きっかけは子どもたちとのこんなやり取り。 サッカー少年団にて小学2年・1年・年長生を担当していますが、練習での持久走メニューはほとんど取り入れてきませんでした。 ボールを使った練習の中でたくさん走ってもらいたい、というのが一番の理由です。練習ではスペースを使うために走るメニュー、具体的にはポゼッション練習やゲーム練習を多くすることで走る

          サッカー練習で持久走メニューはじめました

          シュート練習、誰がボールを蹴って始めていますか?

          サッカー練習で毎回行なうシュート練習。誰がパスしたボールをシュートしていますか? コーチ? 子ども? 子どもがパスしたボールをシュートするようにしたら、いいことずくめでした。 小学2年生・1年生・年長生に少年団でサッカーを教えています。シュート練習では、僕らコーチが蹴ったボールをシュートさせていました。 3学年まとめて練習しているため、子どもによる差が大きく、それぞれに合わせた強さでボールを出す必要があると思っていたのです。 はじめのうちは正解だったと思います。サッカー

          シュート練習、誰がボールを蹴って始めていますか?