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シュート練習、誰がボールを蹴って始めていますか?

サッカー練習で毎回行なうシュート練習。誰がパスしたボールをシュートしていますか?
コーチ?
子ども?
子どもがパスしたボールをシュートするようにしたら、いいことずくめでした。

小学2年生・1年生・年長生に少年団でサッカーを教えています。シュート練習では、僕らコーチが蹴ったボールをシュートさせていました。

3学年まとめて練習しているため、子どもによる差が大きく、それぞれに合わせた強さでボールを出す必要があると思っていたのです。

はじめのうちは正解だったと思います。サッカーをはじめたばかりでボールをほとんど蹴れなかった子どもも多かったので。

僕が子どもたちを担当してから半年が経ったころ、試しに子どもたちが蹴ったボールをシュートさせてみました。うまく蹴れたり蹴れなかったり、様々でしたが、シュートする子どもたちは仲間が蹴ったボールを一生懸命シュートしていました。

そこで気がつきました。この状況が試合に近いことを。

試合ではコーチはボールを蹴らずに、子どもたちだけがボールを蹴ることを。

そのまま子どもたちに蹴らせ続けました。すると、次第に子どもたちのボールを蹴る強さや正確さが目に見えてアップしてきました。しかも、シュート列に並んでいる時間が少なくなったため、練習への集中力も今まで以上に続くようになりました。

こうなったら色々試したくなります。
・2対1(DFがボールを蹴ってスタート)
・GK付き3対2(GKのパントキックでスタート)

今まで試合で上手く蹴れず失点の原因になっていたGKのパントキックも遠くへ飛ぶようになってきました。

低学年の子どもが持つ成長力は凄いですね。大人の想像力なんて簡単に超えてしまいます。

子どもたちがボールを蹴って始めるメニュー、おすすめですよ。

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