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緊急事態宣言が解除され、3か月ぶりの少年団活動再開を前に
サッカーへの興味が薄れる子どもが出てくるのでは?
「冬休み、サッカーをたくさん見てください。よいお年を」
こういって2020年の少年団活動を終えたときは、子どもたちと次に会うのが3か月後になるとは思わなかった。年末年始の間、一緒にサッカーできないだけでも長いと思っていたのに。
2021年になってすぐ、僕が住む埼玉県に緊急事態宣言が発令され、2回目の活動自粛期間に突入。
僕がコーチとして担当している学年は小学3年生、団員数は7人。
人数は少ないけれど、その分一人ひとりに向き合える。だから、自粛期間に入っても活動再開時には問題なく活動できると思っていました。
しかし、2月8日に緊急事態宣言が延長に。
昨年の活動自粛は期間、子どもたちは小学2年生から3年生になる時期でした。今回は小学3年生の終わり、1年近く成長した子どもたちは様々なものに興味を示し、やりたいことを自分で選ぶことのできる年齢に差し掛かってきました。
緊急事態宣言が延長され、解除の見込みもつかないこの状況。このまま延長が続いたら、サッカーへの興味が薄れてしまう子どもが出てくるのでは?
お父さんコーチとの違い
5年前、コーチを始めたときは"お父さんコーチ"でした。息子を卒団させて中学校へ送り出し、自分だけ少年団に残りコーチを続けています。
お父さんコーチ時代は、我が子の友達でもある団員の子どもたちの様子は日々伝わってきました。でも今はお父さんコーチではありません。
子どもたちのことが心配になっても、子どもたちの様子を確認できない。
サッカーしている時以外の子どもたちの様子がわからないのです。
何かできることはないかな?
2020年末に「冬休み、サッカーをたくさん見てください。よいお年を」と子どもたちに話したと冒頭に書きました。
冬休みは全少(今は全日本U-12ですが)や高校サッカー、天皇杯も地上波で放送されますが、春の時期は地上波でほとんど放送されません。
すべての家庭でDAZNが見れるわけでないし、YouTubeを見せてはいない家庭もあるかもしれません。
そんなことを思っていたら、親御さんの一人から「オンラインレッスン」やってくれません?と打診が。
一部の子どもだけに向けてレッスンをするわけにはいかないし、期待には応えたい。
そこで思いついたのは「足技の動画」。
YouTubeにある動画を紹介するのではなく、動画を作って送ることにしました。
・撮影時に密を作らない
・子どもたちが一人でやってみようと思わせる
これが条件。
息子に後輩のために足技を披露してもらい撮影。足技なら一人で練習できるし、撮影した動画だけ親御さんたちへ送れば、YouTubeと違って見てもらえやすい。
早速、近所の公園で撮影、動画化して親御さん方に送ってみました。
足技動画を送ってみた
すると・・・
子どもたちがチャレンジした動画が次々と送られてきました!
動画をアドバイスを返すと、すぐに再チャレンジ動画が!
動画作戦、大成功でした!
気がついたら、意図せずにオンラインレッスンとなっていました。
そんな中、動画に反応のなかった子どもが一人います。
少し心配ですが、家庭の事情もあるかもしれない。
その子も活動再開初日には出席予定。ほっとしました。
いよいよ明日、3か月ぶりに子どもたちと対面です。
どれだけ成長しているか、楽しみに練習へ向かいたいと思います。
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