暮らしの中で出会う優しさ、あたたかさ、ほっこりするエピソード、ときどき、「どうすれば良かったんだろう」とモヤモヤしたエピソードをご紹介しています。
言葉にするほどでもない、人と…
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いつもの掃除のおばちゃん
私が小学生の頃、住んでいたマンションにお掃除をしてくれるおばちゃんがいた。掃除が終わったおばちゃんは畳一畳分の小上がりの部屋のドアを開けて、そこでよくお茶を飲んでいた。
私は同じマンションに住む友だちとその場所を訪れ、おばちゃんと話をするのが好きだった。
ある夏の日、親に内緒でビーチサンダルを履いて、友だちと出かけた。
親から「危ないから遊ぶ時は靴を履いていきなさい」と強く言われていたけど、私は
登っているのに低くなる
山では「優しい間(ま)」を感じやすい。
天気が悪くなりそうな方面に向かう登山者に出会ったら、
「今日はどちらまで行くんですか?」
「泊まるんですか?」などと声をかける。
山は街よりいろいろなことの垣根が低いのはどうしてだろう。
山に登る人みんなが、誰かが落としたゴミを自然と拾う。
水場が枯れていて困っている人がいたら、同じ環境にいる自分の水をシェアする。
テントが隣になった人と名前も知らない
思い出してくれる人がいる
もう何年も会えてない友人から連絡が来た。
「元気かな?ってふと、頭に浮かんだんだ。」
そのメールを見て、心がじわ〜っと温かくなった。
たまたま昔の写真を見たのかもしれないし、何かきっかけがあったのかもしれない。
それでも私がいないところで、私のことを思い出してくれる人がいる。
それってすごく尊いことかもしれない。
これまで出逢ってきた人たちを想い、言葉にする。
そこに生まれる優しくあたたかな間は