PIECES Magazine

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PIECES Magazine

認定NPO法人PIECESに関わるメンバーが様々な視点から記事を投稿します。 ▼PIECES Webサイト https://www.pieces.tokyo/ ▼CforCプログラムWebサイト https://www.citizenship-for-children.org/

マガジン

  • #市民性エピソード

    暮らしの中で出会う優しさ、あたたかさ、ほっこりするエピソード、ときどき、「どうすれば良かったんだろう」とモヤモヤしたエピソードをご紹介しています。 言葉にするほどでもない、人と人が出会って、ほんの少し会話をする。 それだけで日常が少しずつあたたかくなるような時間をお届けしています。

  • #問いを贈ろう

    想いを馳せることが、誰もが大切にされる未来の種になるー #問いを贈ろうキャンペーン https://toi-pieces.tokyo/

  • CforC(認定NPO法人PIECES)

    CforCに関連する投稿をまとめています。

  • #わたしとPIECES

    #わたしとPIECES。スタッフやプロボノ、Citizenship for Childrenプログラム修了生や寄付者の方々が、わたしがここに在る理由を綴ったnoteたち。

  • 優しい間のエピソード

    優しい間のエピソードをこちらのマガジンでまとめています。 以下ハッシュタグをつけて、ぜひnoteを投稿してください。 #まちとこどもの優しい間 #あの日の私 #私のまちの好きなところ

最近の記事

ご自由にどうぞ

保育園の隣にある畑で作業するおじいちゃんに会う。 おじいちゃんを見つけると、娘が「じーじ!」と声をかけ、私は「おはようございます」と声をかける。娘は保育園のお散歩の時に通るようで、おじいちゃんの姿を見つけると声をかけたくなるようだ。 おじいちゃんからも時々「おはよう」と声をかけてくれる。 保育園からの帰り道、なす、きゅうり、ピーマンが小さな箱に置いてあった。 段ボールに「自由にお持ちください」と手書きで書いてあり、端っこにビニール袋も置いてある。道を歩いた人にしかわからない

    • 今日も我が家のインターホンが鳴る

      コロナ渦の非常事態宣言中、近所の子どもたちはどこにも行くことができなかった。 我が家の前にある公園に、子どもたちがチラホラ集まってくる。 家の近くの公園であれば、保護者もOKと言っているようだ。 中学3年生の息子は、未就学児から中学生の15人くらいでオリジナルの鬼ごっこをはじめた。「年齢差、体格差はこうやってクリア」みたいな工夫があるらしい。中学生もめっちゃ楽しそうに鬼ごっこをしていた。 「たけちゃーん、あそぼー」 今日も我が家のインターホンを鳴らす小学生が来る。 「明日

      • おいしいのおすそわけ

        新鮮な野菜が食べたい。そう思って、知り合いの農家さんから直接送ってもらうことにした。何種類もの野菜が食べたいと思うと、一家族では食べきれないし、必然的に余ってしまう。 そこで、家の近くの軒先を借りて野菜のおすそ分け販売をすることにした。 美味しい野菜も食べられるし、みんなでシェアすれば運送費も安くなる。 おすそ分け販売をはじめると、意外にも欲しい人がいた。「今日は何が入荷しているの?」と いつも顔を合わせる人、気に入った野菜を予約する人も現れ、近所の中で顔見知りの人が増えた

        • 想いを馳せることが、誰もが大切にされる未来の種になるー #問いを贈ろう キャンペーン2023

          なぜ問いを贈るのか「問い」を通じて自分や他者、未来に想いを馳せる、その想像力の先に、誰もが大切にされる社会があると、私たちは信じています。 異なる私たち一人ひとりが大切にされている、そんな社会は誰かがつくる確固たる正解ではなく、ふと感じる違和感や、私たちが受け取る願いや問いから、始まっていく。 そんな思いから、PIECESでは2021年より「#問いを贈ろう」キャンペーンを実施しています。 今年はPIECESから17個の「問い」を贈り、より多くの人が自分自身や周りの人、

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          #問いを贈ろう キャンペーン2023 コンセプトムービー

          想いを馳せることが、誰もが大切にされる未来の種になる ー#問いを贈ろうキャンペーン2023 https://toi-pieces.tokyo/ 認定NPO法人PIECESでは、17個の「問い」を通じて、より多くの人が自分や他者、未来に想いを馳せるきっかけをつくる「#問いを贈ろう」キャンペーンを2023年8月15日から9月21日まで実施しています。 「問い」を通じて自分や他者、未来に想いを馳せる、その想像力の先に、誰もが大切にされる社会があるー 異なる私たち一人ひとりが大切にされている、そんな社会は誰かがつくる確固たる正解ではなく、ふと感じる違和感や、私たちが受け取る願いや問いから、始まっていく。 SNS(Twitter、Facebook、Instagram)を通じて、17個の問いを贈ります。 みなさまからの問いへのお返事をお待ちしております。 認定NPO法人PIECES

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          置き去りの靴

          ショッピングモールの出口の近くに靴と靴下が落ちていた。 ふと横を見ると、小学生くらいの男の子が裸足で立っていた。 友だちとケンカして、靴と靴下を脱いでしまったようだ。 「いいからおまえは靴を履け!」 お父さんが靴と靴下を取り、男の子に向かって大声で言っている。 男の子は「いやだー」と泣き、靴を履こうとしない。 「おまえが悪いんだよ、いいから、靴を履け!」 その声は10m以上離れた所まで響いている。 その場にいた人はお父さんの声にびっくりし、その場から離れていく。 少し離れ

          置き去りの靴

          「おいでよ!」に導かれて

          近所のスーパーへ子どもと買い物に出かけた。 歩いていると、そのスーパーでよく会い立ち話をする保護者と一緒にいる小学生くらいの男の子にちょうど道端で会った。 「ちょうど家に帰るところなんだけど、家に遊びにおいでよ!」 声をかけてもらって嬉しい気持ちと、突然で保護者の方は困るかもしれないという心配があった。 保護者の方がぜひとおっしゃってくださり彼のお家にお邪魔することにした。 スーパーで会うときに教えてくれたゲームを実際に彼のお家で見せてもらった。 休みの日のおもてなし

          「おいでよ!」に導かれて

          おばあちゃんと私

          通勤途中、たまに顔を合わせる90歳くらいのおばあちゃんがいる。 そのおばあちゃんは、近所の人とも交流しながら楽しそうに笑って過ごしていた。私もこんなふうにささやかでも豊かな老後が過ごせたらなぁって思ったりした。 ある日、大雨の中、傘も刺さずにシルバーカーを押してゆっくりゆっくり歩くおばあちゃんを発見した。すかさず傘をさしにいった。 「もう家はすぐそこだからいいんだよ、寒いから行きなさい〜」と、なかなか甘えようとしないおばあちゃん。 「いやいや、私もすぐそこなんですよね」と

          おばあちゃんと私

          シャボン玉でまちとつながる

          駅前で一人でシャボン玉をふいてみた。みんなどんな反応をするんだろう? 見た人がそれを気に留めても留めなくても自由な関わりに出会えた。 目の前を通る人たちの反応も様々だ。 「シャボン玉!」と喜ぶ子どももいれば、「なんかシャボン玉やってる変な人いる!」と言いながら通り過ぎる人もいれば、シャボン玉を写真に撮っていく人もいた。 PIECESが目指す未来は、子どもたちが孤立せず、優しい間が溢れる未来。 他者や背景への想像力、尊重し合うコミュニケーションなど、私たち一人ひとりが優し

          シャボン玉でまちとつながる

          未来をカタチにする為に

          「あかん。。。1年後の働いているイメージが全然思い浮かばへん。」 これは予測つかんぞ、と。でも脳内アラートはキレイな「青(やってみたい)」。 そんなPIECESの「魅力」に惹き込まれた1人、それが僕です。 こんにちは。 6月よりPIECESにジョインしたむらやまこと「ざんそん」です。 主にCforCのコンソーシアム推進や事務業務を担当します。 前職では約9年間、IT企業のサラリーマンとしてICTを活用した事業企画を担当したり、またある時は公益財団法人の立場として、東日本大

          未来をカタチにする為に

          切なさや儚さに押しつぶされないように

          理由も無く、ただ涙がぽたぽた流れ落ち、呆然と立ち尽くす瞬間がたまに訪れる。嬉しいのか悲しいのか、自分でもよく分からない。閉じ込めていた感情、心の奥の奥にある柔らかくて脆いものが放出する瞬間。 いつも元気なあの人の弾けるような笑顔、 ご飯を頬張るあの子の様子、 そんな場面で目を細めるあの人の眼差し、 「大丈夫だよ」と呟いて握りしめてくれた手の温かさ。 こんな瞬間に触れると、胸がぎゅっと締め付けられる。 その人がその人らしく、ありのままでいること。 誰かが誰かを思う気持ち。

          切なさや儚さに押しつぶされないように

          「おはよう」のちから

          朝、子どもたちを幼稚園に送るまでの時間は戦場のようだ。 イライラは常にMaxで、毎朝玄関先で子どもたちを怒鳴りつけ、やっと出発する。 下の子をベビーカーに乗せ、泣きべそをかく上の子の手を引き、やり場のない怒りを抱えながら、ただ黙々と幼稚園まで歩いていく。 やっとの思いで幼稚園に着いたとき、 園長先生が満面の笑みで「おはようございます~」と声をかけてくれた。 それまで抱えていたイライラ、モヤモヤがさーっと消えて、気持ちがとても晴れやかになった。 PIECESが目指す未来

          「おはよう」のちから

          少しずつの優しさが紡がれると

          ​​PIECESに4月より新たにジョインしました、さかぐちです。 PIECESが伝える「優しい間」。 そこにつながる私自身の2つの原体験を通して、PIECESと自分の接点をお話ししたいと思います。 人生初noteです!よろしければお付き合いください。 私は3人きょうだいの真ん中として共働き家庭に生まれ、 自営業の父母は土日や夏休みももちろん仕事という環境で育ちました。 同年代の子たちから聞こえてくる、 「週末に遊びにいった」 「お祭りにいった」 「キャンプにいった」 と

          少しずつの優しさが紡がれると

          わたしが朝、5分早く家を出るようになったワケ

          朝、遅刻しそうになりながら、家を出た。 駅まで走って向かっていると、公園に小学生が1人でいた。 泣きながらベンチに座っている。 会社には遅刻できないし、すごく気になるが、その場を去った。 夜寝る時、今朝の出来事が頭をよぎる。 「あの子、何かあったのかな。」 次の日、いつもより家を早く出た。 公園には、昨日と同じように小学生が1人でいた。 今日は話しかける時間がある。ぼうっと座っている。 「おはよう」と挨拶をした。 それから毎日公園によった。 そして、何か話すわけではな

          わたしが朝、5分早く家を出るようになったワケ

          大切な時間をPIECESで

          PIECESにこの春ジョインしました、いずもりです。 事務局長から「PIECESにジョインした経緯、PIECESと自分の接点をnoteに書いて」と、愛あるパスをいただきました! さくっと浅い経緯を書くと、 採用説明会で、PIECESのビジョンに共感 長年携わった社会教育現場とファシリテーションの経験を役立てたい 昨年創業した、私設公民館の運営にも役立つ学びが得られると思った という3点なのですが、今回は 「どうしてPIECESのビジョンに共感するのか」という点を書き

          大切な時間をPIECESで

          【スタッフ募集】子どもを支える社会の土壌をつくる|認定NPO法人PIECES

          ◯子どもたちが孤立し、社会のことを信頼できなくなる、その前に・・・PIECESは、児童精神科医として医療現場に携わってきた小澤が中心となり、子どもたちや社会のwell-beingのために立ち上げた団体です。 医療や福祉の現場では、虐待や貧困などの環境の中で、痛みや心の傷を一人で抱え、「孤立」した状態で生きている子どもたちに出会ってきました。そうした出会いのなかで、子どもたちが孤立し、社会のことを信頼できなくなるもっと前に、地域に生きる私たちの想像力から生まれる安全なつながり

          【スタッフ募集】子どもを支える社会の土壌をつくる|認定NPO法人PIECES