おすそ分けの連鎖

季節になると、山林地域に住む友人たちから集中的に「もらってほしい」と集まってくるタケノコ。特にその年は、夫と私が別々に、同じタイミングで大量にもらってしまった。

タケノコを食べるのが大好きだが、さすがに食べきれない。
そこで、段ボールにタケノコを入れて、通り沿いにある我が家の前に出すことにした。

「都祁村(つげむら)で採れたタケノコです。どうぞお持ち帰りください。」

それから数日間、段ボールの前に集まる人たちを家の中から眺めてみた。
これがまた楽しい。

「いやぁ!これもらってええのー?」とおしゃべりしている女性がいたり、
「お母さんコレなにー?」と、子どもの声も聞こえる。

どうぞどうぞ。
みんなで美味しく食べたらいいよね。もらってくれて、ありがとうね。


このエピソードを紹介してくれたのはPIECESスタッフの泉森奈央(なおさん)。
まちの人の反応を受けてどんなふうに感じたか、ラジオでも話しています。
よかったら聴いてみてくださいね。


暮らしの中にある、誰かを想うふるまいやまなざし。
PIECESはそれを「市民性」と呼んでいます。

2023年12月から「やさしさのむしめがね」として市民性を照らしています。
たくさんの市民性や市民性をみつけたメイト(継続寄付者)をご紹介していますので、見てみてください。


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