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愛猫のこと

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愛猫との暮らしの参考に。
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#ペット

【犬猫のエネルギーの話】

【エネルギーの話】
犬猫の体温は38.5度ぐらいに一定に保たれています。
人も犬猫も体温を一定に保たないと生きていけない恒温動物です。

どんなに周りが寒くても38.5度に保つし、どんなに周りが熱くても38.5度に保つ。
これが保てなくなると低体温や熱中症になったり、命も危なくなります。

体温を一定に保つのは生きていくには必要です。
食べた物を体に必要な栄養素に分解、細胞が活動する時に必要なエネ

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犬猫の健康への投資

人間社会では「安く美味しい」ということは一見良いことのように思えます。
でも「安いから」という理由だけで食事を選んでしまうと「お腹は一杯になるけど、体を健康に保つ栄養素が摂れていない」という問題が起きる可能性がある。

低価格で手軽に食べられる食品は主に炭水化物が中心で、ビタミン・ミネラルなどの栄養をあまり含んでいないものが多く存在します。
そういった食事を続けると、カロリーは高いけど栄養価に乏し

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猫に必要な栄養“タウリン”

【猫に必要な栄養“タウリン”】
愛猫家の皆さんは“タウリン”が猫に必要な栄養なのはご存じかと思います。
心筋、筋肉、脾臓、脳、肺、骨髄などに多く含まれ、胆汁酸の抱合、酸化防止、浸透圧の調整、細胞膜の安定化、カルシウムの調整などに関わり、各器官が正常に機能するようにサポートしています。

でも、タウリンは原材料に表示していないのは何故でしょう?

それは動物性タンパク質の中に自然に存在するからです。

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犬猫へのサプリメントについて

高齢犬、猫の場合には病気とお付合いがある子もいます。
また病気の“予防”としてサプリメント(栄養補助食)を取入れているお宅もあります。

【犬猫の病状に合ったサプリメントとは?】
例えば、関節が弱くなってきたのでグルコサミン配合のものを与える。
腎臓の働きが弱まってきたので肝臓ケアに有用である岐鎖アミノ酸(BCAA)を含んだものを与える、など。

飼い主さんによっては「何となく良さそうだから」とい

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【専用フードを与えよう】

【専用フードを与えよう】
多頭飼育をしているお宅が多い中、犬猫両方と暮らしている飼い主さんもいらっしゃいます。
犬が猫用フード、猫が犬用フードを食べてしまったら?
どちらも“少量”であれば問題はありません。

■犬が猫用フードを食べる
日常的に猫用フードを食べ続けると、身体に異変が現れ始めます。
それは犬用フードよりも濃い味付けになっており、塩分が多く高カロリーのためです。
猫用フードを食べ続ける

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【人・犬・猫の栄養素】

【人・犬・猫の栄養素】
犬や猫に必要な栄養は人間と同じように、
・タンパク質
・脂肪
・炭水化物
・ビタミン
・ミネラル
以上の5大栄養素と、新鮮で清潔なお水です。
(5大栄養素に加えて水を入れ、6大栄養素と説明される場合もあります)

昔は、犬には人間の食事の残り物、猫にはネコまんまを与えていた時代がありました。
今では犬猫の平均寿命が延び、栄養管理をしっかりしてあげることで健康な老齢期を迎え

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犬猫情報の受け取り方

ネット上では毎日様々な情報がアップされています。
しかし本当に正しい記事なのかは分かりません。フェイクニュースも多く存在します。

ここでネットの情報をどう取り入れればいいのかを3つご紹介します。

■獣医師が執筆・監修
健康や医療に関わることであれば、正確な知識を知りたい。執筆・監修した獣医師の個人名が明かされているメディアを見るようにしています。

■獣医師・動物病院個人のブログ
こちらも上記

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地域猫について

【地域猫について】
今は昔と比べると野良犬は全く見なくなりましたね。

犬とは違い、飼い主がいない猫は野良猫、地域猫となります。
地域猫はその地域で避妊去勢手術を済ませ、フードを与え、決まった場所でトイレを作り地域住人で世話をしています。

こうした猫たちには「手術済」のサインとして耳先がカットされています。
形が桜の花びらに似ているため“さくら猫”と呼ばれます。

【保護猫活動をしたい】
「野良

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猫もフィラリア症になる

【猫もフィラリア症になる】
“フィラリア症”というと犬と暮らす飼い主さんにはなじみのあるワードです。
蚊が発生する季節、4~11月頃まで駆虫薬を飲ませることで予防します。

近年、犬だけでなく猫もフィラリア症になることが分かっています。

【フィラリア症とは】
蚊が媒介する寄生虫が心臓や肺動脈に寄生することによって起こる病気です。
血液の流れが悪くなり、心臓、肺、肝臓、腎臓、血管に悪い影響を及ぼし

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猫との暮らしの効果

【猫との暮らしの効果】
猫との暮らしは、人間に大きな幸福を与えます。
その証拠と言えるのが、アニコム損保が行った2018年の「nekokusei調査」。

Q、猫と暮らし始めて幸福度が高まったと感じるか

この質問に対し、99.7%の方が「高まった」と回答したという結果も出ています。
具体的には“幸せホルモン”であるオキシトシンが分泌されるため。その効果は科学的にも証明されています。

【オキシト

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猫の災害対策

東日本大震災より丸10年が経過しました。
このような節目の時には是非、ご自身の災害への意識を再確認していただきたいと思います。

【猫の災害対策】
猫の室内飼育が主流になってきた昨今ですが、全てのお宅が完全にそうとは限りません。飼い主さんの外出時に愛猫はどう過ごしているでしょうか?

①ケージの中で過ごしている
②室内で自由にさせている
③外と室内を自由に行き来している

ご家庭の事情により様々か

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猫の昔と今

現在、犬よりも猫の飼育頭数が多い現状です。その理由としては、
・散歩の必要がない
・しつけが必要ない
・犬に比べ支出が少ない
などということから、犬より猫の方が飼いやすいことがあげられます。

【猫の昔と今】
猫の昭和時代の飼い方を調べると、
・外で自由に過ごさせるのが当たり前
・フードはご飯におかかをかけた猫まんま
・人間用の牛乳を与えていた
などが目につきます。

そもそも昭和半ばは猫用ミルク

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ペットと医療費

大分冷え込む日が増えてきましたね。

さて、今回はペットと医療費についてです。
【ペットの医療費が支払えない】
という飼い主は意外と多く、動物の医療費は基本全額自己負担なので、人間のように高額療養費もありません。
医療費の自己負担額が高額になった場合、後に国民健康保険から払い戻しがある、というシステムもありません。

世の中には「ペットに緊急手術が必要になったが、医療費が高額で支払えず困っている」

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