【犬猫のエネルギーの話】

【エネルギーの話】
犬猫の体温は38.5度ぐらいに一定に保たれています。
人も犬猫も体温を一定に保たないと生きていけない恒温動物です。

どんなに周りが寒くても38.5度に保つし、どんなに周りが熱くても38.5度に保つ。
これが保てなくなると低体温や熱中症になったり、命も危なくなります。

体温を一定に保つのは生きていくには必要です。
食べた物を体に必要な栄養素に分解、細胞が活動する時に必要なエネルギーに変えたりするのに酵素を使っていますが、その酵素が活動できる範囲が狭く、熱すぎても冷えすぎても活動できないので酵素が活動できる範囲に体温を維持していく必要があります。

酵素が活動して食べ物を栄養素に分解したりエネルギーを作り出してくれないと私たちは生きていけない。だから体温を一定に保っておく必要がある。
体が冷えたら温めるように、体が熱くなったら冷やすように、体温を保つためにはエネルギーが必要なんですね。

冬に温かくするのに暖房を使ったりこたつ使ったりするのも電気が必要だし、扇風機を使ったりするもの電気が必要なのと同じでエネルギーが必要なのです。


【高齢によるエネルギー不足】
高齢になるとエネルギーが少なくなり、熱を発することができなくなって体が冷えます。
ハイシニアになれば体の機能も衰えていくからエネルギーが少なくなっていきます。

食べる量が減ったり、食べても消化する能力が落ちてきて食べ物を体に必要な栄養素に分解できなくなったり酵素自体が減ったりしてエネルギーを作り出す量も少なくなっていきます。

そうなるとどんどん悪循環になってしまい、朝起きると背中が冷たくなっている高齢の子も多い。

腎臓は背中側についていて背中を冷やすと血液の流れ悪くなるので、腎臓の値は上がるし、悪くなる。
背中を温めて血液の流れをよくすると腎臓の値が下がることもあるそうです。

動物は自分で布団をかけて寝る子は少ないし、かけてあげても寝てる間に出てたり…。
お腹側は毛布やクッションがあったりするけど、背中側は何もなかったりします。

外が猛暑だからと室内を冷やし過ぎると高齢の子に限らずあまりよくないです。

エネルギーはこうして体温を維持することにも使われていますから、室内の温度調節も気を付けたい所ですね。

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