いちあきよしみ
高齢犬との暮らしの参考に。
愛犬との暮らしの参考に。
愛猫との暮らしの参考に。
ペットシッターを目指す人向けにまとめています。経験談、専門性が高い内容は有料になります。
ペットシッターという仕事柄、ペットロスのご相談を受けることがあります。 最近ご相談をお受けしたのは知人の女性(以下相談者)です。 「昨年11月に愛犬が亡くなった。私は新しい犬を迎えたいが主人は何故か反対している」とのことで、ご家族の誰かが反対しているのであれば時間を置いた方がいいというお話をしました。 それでも、犬を迎えることができる年齢的なリミットが少ない場合もあります。 お話を聞くと、愛犬はご主人の腕の中で息を引き取ったとのこと。 同じ犬種、同じ名前で次の犬を迎える
【後悔しないための介護期間】 犬猫の寿命が延びたことにより一緒に居ることができる期間が長くなりました。 飼い主としては喜ばしい反面、犬猫の介護期間を視野に入れなければならなくなったと言えます。 この介護期間に愛犬、愛猫にしてあげられることはたくさんあります。 介護期間をポジティブに捉えるのか、ネガティブに捉えるのか、それは飼い主さん次第です。 【心の準備をする期間】 最期のことを考えて犬猫を迎える飼い主さんは少ないですし、愛犬、愛猫が亡くなるまで後々のことは考えたくないと
【残されたペットにも配慮を】 ペットロスは飼い主だけのものではなく、多頭の一緒に暮らしていた犬猫にも影響があります。 仲間(パートナー)を無くしたことによる落ちこみ、食欲減退、元気がなくなる、病気になることもあります。 また飼い主の悲しみが今一緒にいるペットに伝わり、前記した状態と同様になることもあります。 飼い主の感情はペットにも影響するので、残されたペットのケアも大切なのです。 【グリーフケア】 生きてると様々な“失う”体験をします。 失うと心や体が反応を起こします
【ペットロスは罪悪感】 前回ペットロスは「動物を愛した証」と書きましたが、愛した証と同じくらい「罪悪感」が押し寄せてきます。 私も過去に愛犬を亡くし、何とも言えない喪失感と絶望感、そして罪悪感を感じました。 それも今と比べれば動物の知識が全くなかった頃だったので、「もう一度生まれ変わって私にお世話させて欲しい」と思うくらいは亡くした愛犬に申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。 その後10年近く動物とは暮らしていませんでした。 「ペットロスは罪悪感」という獣医師がいます
暑中お見舞い申し上げます とても暑い日が続いていますが、お体に気を付けてお過ごしください。 もうすぐお盆ですね。皆さんがお見送りした子たちもお家に帰って来るでしょうか。 8月は“ペットロス”について配信したいなと思います。 …というのも私には「愛猫が亡くなって7、8年経つけどまだペットロスだよ」とおっしゃっている友人がいます。 この期間は「長い」と思いますか? 人によってはすぐにペットをお迎えする人もいる。 10年経っても他の子をお迎えする気になれない人もいる。
【高齢犬にとってメリットが多い栄養】 ■オメガ3系脂肪酸“DHA” DHAとはドコサヘキサエン酸といい、フードにも入っていることが多い成分です ・アレルギー疾患 ・高血圧 ・動脈硬化 ・皮膚炎 などの予防に効果的とされています。 高齢犬にとっては皮膚の健康や心臓、認知機能の維持も期待されるため、食事から適度に取り入れたい成分です。 DHAは犬の体にいい成分ですが「酸化しやすい」ことが難点でもあります。 フードのように開封して食べきるまで期間が長い場合にはその成分の効果が弱
【エネルギーの話】 犬猫の体温は38.5度ぐらいに一定に保たれています。 人も犬猫も体温を一定に保たないと生きていけない恒温動物です。 どんなに周りが寒くても38.5度に保つし、どんなに周りが熱くても38.5度に保つ。 これが保てなくなると低体温や熱中症になったり、命も危なくなります。 体温を一定に保つのは生きていくには必要です。 食べた物を体に必要な栄養素に分解、細胞が活動する時に必要なエネルギーに変えたりするのに酵素を使っていますが、その酵素が活動できる範囲が狭く、熱
【犬の3つの栄養素の役割】 ①エネルギー「熱量素」 体を動かすための栄養素→車に例えるとガソリン。 ご飯、パン、パスタなどの炭水化物、脂質、タンパク質もエネルギーになる。 ②体の構成成分「構成素」 体そのものを作る構成成分→車に例えると車体(ボディ)。 骨の材料となるカルシウム、細胞を作るために必要な脂質、タンパク質は被毛や皮膚をつくるために必要になる。 ③体の動きの調節「調整素」 体内で起こる様々な化学反応を助ける・整える働き→車に例えるとエンジンオイル。 神経伝達に必
人間社会では「安く美味しい」ということは一見良いことのように思えます。 でも「安いから」という理由だけで食事を選んでしまうと「お腹は一杯になるけど、体を健康に保つ栄養素が摂れていない」という問題が起きる可能性がある。 低価格で手軽に食べられる食品は主に炭水化物が中心で、ビタミン・ミネラルなどの栄養をあまり含んでいないものが多く存在します。 そういった食事を続けると、カロリーは高いけど栄養価に乏しい食生活になります。 (その食品自体に罪はなく、食習慣に問題があるということです
【猫に必要な栄養“タウリン”】 愛猫家の皆さんは“タウリン”が猫に必要な栄養なのはご存じかと思います。 心筋、筋肉、脾臓、脳、肺、骨髄などに多く含まれ、胆汁酸の抱合、酸化防止、浸透圧の調整、細胞膜の安定化、カルシウムの調整などに関わり、各器官が正常に機能するようにサポートしています。 でも、タウリンは原材料に表示していないのは何故でしょう? それは動物性タンパク質の中に自然に存在するからです。 猫用フードに高品質の肉が主原料として含まれていれば、十分なタウリンを供給するこ
サプリメントは薬との飲み合わせを考え、獣医師に必ず相談してから与えてください。 また、体に良さそうだからと何種類も与えることは過剰摂取、栄養バランスを崩す恐れがあるため要注意です。 【犬用目的別サプリメント】 ■皮膚トラブル 角質の代謝異常の改善をしましょう。 必須不飽和脂肪酸(オメガ脂肪酸)/亜鉛/ビタミンA、B、C、E/ビオチン(ビタミンH) ■目のトラブル 高齢になると白内障により目が白濁してくる子は多いので、進行を抑えるためには抗酸化物質を多く摂ると良い。 ルテイ
高齢犬、猫の場合には病気とお付合いがある子もいます。 また病気の“予防”としてサプリメント(栄養補助食)を取入れているお宅もあります。 【犬猫の病状に合ったサプリメントとは?】 例えば、関節が弱くなってきたのでグルコサミン配合のものを与える。 腎臓の働きが弱まってきたので肝臓ケアに有用である岐鎖アミノ酸(BCAA)を含んだものを与える、など。 飼い主さんによっては「何となく良さそうだから」という理由で市販品を与えている方もいらっしゃいます。 そもそも、サプリメントとは薬
【専用フードを与えよう】 多頭飼育をしているお宅が多い中、犬猫両方と暮らしている飼い主さんもいらっしゃいます。 犬が猫用フード、猫が犬用フードを食べてしまったら? どちらも“少量”であれば問題はありません。 ■犬が猫用フードを食べる 日常的に猫用フードを食べ続けると、身体に異変が現れ始めます。 それは犬用フードよりも濃い味付けになっており、塩分が多く高カロリーのためです。 猫用フードを食べ続けると、タウリンの過剰摂取により、心筋症や免疫不全、生殖機能の低下といった問題が起こ
【人・犬・猫の栄養素】 犬や猫に必要な栄養は人間と同じように、 ・タンパク質 ・脂肪 ・炭水化物 ・ビタミン ・ミネラル 以上の5大栄養素と、新鮮で清潔なお水です。 (5大栄養素に加えて水を入れ、6大栄養素と説明される場合もあります) 昔は、犬には人間の食事の残り物、猫にはネコまんまを与えていた時代がありました。 今では犬猫の平均寿命が延び、栄養管理をしっかりしてあげることで健康な老齢期を迎えられる手助けになることが多いので、 安易に人間の食事を与えないように気をつける必
【老化は自然現象】 犬猫も人間も、歳をとると足腰が弱くなる、筋肉量が減る、肌のハリが減ってくるなどの生理的な老化現象が見られます。 もちろん個体差はありますが、元気がない、疲れやすいなどの衰えも目立ってきます。 老化は自然現象ですが、下降線で例えるならばできる限り「緩やかに、穏やかに」したいものですね。 誰にも止められない老化現象。ある程度飼い主さんがメンテナンスをすることで犬猫の身体をいい状態で、長く保つことは可能になります。 読者の皆さんは“老化”をどう思いますか?
ネット上では毎日様々な情報がアップされています。 しかし本当に正しい記事なのかは分かりません。フェイクニュースも多く存在します。 ここでネットの情報をどう取り入れればいいのかを3つご紹介します。 ■獣医師が執筆・監修 健康や医療に関わることであれば、正確な知識を知りたい。執筆・監修した獣医師の個人名が明かされているメディアを見るようにしています。 ■獣医師・動物病院個人のブログ こちらも上記同様、現役の獣医師、存在している動物病院からは“生”の現場のことなどが知れますし