犬猫へのサプリメントについて

高齢犬、猫の場合には病気とお付合いがある子もいます。
また病気の“予防”としてサプリメント(栄養補助食)を取入れているお宅もあります。

【犬猫の病状に合ったサプリメントとは?】
例えば、関節が弱くなってきたのでグルコサミン配合のものを与える。
腎臓の働きが弱まってきたので肝臓ケアに有用である岐鎖アミノ酸(BCAA)を含んだものを与える、など。

飼い主さんによっては「何となく良さそうだから」という理由で市販品を与えている方もいらっしゃいます。

そもそも、サプリメントとは薬品ではなく“食品”です。薬品ではないため、通販などで簡単に買えます。

■利点
効果がある程度期待でき、動物病院によっては薬とサプリメントを両方活用して治療することもある。
効果の高い薬でも副作用の危険があり長期間投与できない場合、短期間だけ薬を投与して後はサプリメントを使用する使用法がある。

■注意点
薬品でないため成分検査などの義務がなく中身やどんな成分かはメーカーの良心にまかせるということになり、投与量もあいまい。
愛犬、猫に全く役に立たない商品でも過大な広告とともに売られている可能性がある。

【サプリメントをどう選ぶか】
・きちんと研究データを出している
・有効成分がどの程度の濃度入っているのか
・高価だからと言って、効果があるわけではない

このように、飼い主さんが「選ぶ眼」を持つことポイントになってきます。

安心して与えることができる確率が高いのは、動物病院が扱っているサプリメントです。
毒性試験や効果の判定は実証済みのものがほとんどなのなのと、診断に合ったものを出してくれます。

【継続して与えること】
犬猫へのサプリメントの効果を引き出すために大切なのは「続けること」です。
サプリメントは医薬品ではないので即効性はありませんが、犬や猫の体調に合わせて穏やかに作用するため、体調が悪いときだけ集中的に与える方法は適していません。
食事にプラスする感覚で長くゆっくり続けていきましょう。

また、高齢世代になる前から始めることで若々しい身体と身体能力を維持しやすくなるので、積極的に取り入れていくことが健康維持向上につながるとされています。

普段の食事では栄養が偏ってしまう場合には一度獣医師に相談することも不安解消になります。

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