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高齢犬のケア

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高齢犬との暮らしの参考に。
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記事一覧

【高齢犬にとってメリットが多い栄養】

【高齢犬にとってメリットが多い栄養】
■オメガ3系脂肪酸“DHA”
DHAとはドコサヘキサエン酸といい、フードにも入っていることが多い成分です
・アレルギー疾患
・高血圧
・動脈硬化
・皮膚炎
などの予防に効果的とされています。

高齢犬にとっては皮膚の健康や心臓、認知機能の維持も期待されるため、食事から適度に取り入れたい成分です。

DHAは犬の体にいい成分ですが「酸化しやすい」ことが難点でもあ

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【老化は自然現象】

【老化は自然現象】
犬猫も人間も、歳をとると足腰が弱くなる、筋肉量が減る、肌のハリが減ってくるなどの生理的な老化現象が見られます。
もちろん個体差はありますが、元気がない、疲れやすいなどの衰えも目立ってきます。

老化は自然現象ですが、下降線で例えるならばできる限り「緩やかに、穏やかに」したいものですね。

誰にも止められない老化現象。ある程度飼い主さんがメンテナンスをすることで犬猫の身体をいい状

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精油で免疫力アップ

【精油で免疫力アップ】
新型感染症により“免疫力”を高めることが注目されています。
免疫を高めるには基本的な「バランスの良い食事」「適度な運動」「質の良い睡眠」が大切です。

免疫力アップの精油
■テーツリー
免疫刺激作用があり、抗ウイルス、抗菌・抗真菌作用が豊富に含まれているのが特徴

■タイム
強い殺菌効果、抗ウイルス作用があり、古代エジプトではミイラの防腐剤として使用されていた

■ユーカリ

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犬の安全な室内生活

【安全な室内生活】
犬がいるお宅で化学薬品を使って欲しくない理由は多々ありますが、最近では化学物質過敏症になる人も多く、体が小さい動物は人間よりもその影響が大きいです。

また、5Gなどの強い電磁波が原因と言われている原因不明の体調不良が増えていることも室内にいる時間が長いと過敏な動物はそれらの影響を受け安いことになります。

揮発した洗剤、スプレー型の消臭剤・芳香剤、犬の服やベッドを洗う洗剤・柔

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犬の痙攣発作のケア

【犬の痙攣発作のケア】
原因不明の痙攣発作ではマグネシウムのサプリメントが有効と言われます。
しかし、素人判断でマグネシウムを与えてしまうとミネラルバランスを崩してしまうので危険です。

与えるのであれば植物系で多種類が含まれるバランスの良いミネラルを与えてみてください。

そして、血流やリンパの流れを改善する目的でマッサージにブレンドオイルを使用すると軽い痙攣も改善した例もあります。
オイルを手

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犬と暮らしの中のにおい

【犬と暮らしの中のにおい】
犬たちも生き物なので、ある程度のにおいを発してしまうのは仕方のないことです。

皮脂腺から出る体臭、耳や口、排泄のにおいは、生きていく上では仕方のないもの。
自宅で日常的にできるケアとしては、シャンプー、歯磨き、耳洗浄、口周りを拭き取る、排泄物は速やかに片付けることです。
外飼いの犬はにおいに気付きにくいことがあるので注意が必要です。

主に犬に顔を近付けるとにおう場合

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犬の認知症

【犬の認知機能障害】
認知機能障害(痴呆)の定義は“学習によって一旦獲得した行動、運動機能の著しい低下が持続し、飼育困難となった状態”です。
ほどんどの場合は徐々に進行していきますが、何らかの引き金によって急激に症状を示す場合もあります。

引き金となる原因
・身体的疾患の悪化、あるいはその回復後
・突然の騒音(花火、工事の音など)
・飼育環境の変化
・飼い主家族の形態の変化
など

【犬の認知機

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高齢犬介護の経験談

【経験談】
①体の大きな犬の介護
飼い主さんが1人で犬の体を持ち上げる、寝返りを打たすことは非常に困難ですので、特に大型犬の飼い主さんは協力体制を作っておいて欲しいです。

②症状の悪化によるショック
小さかった褥瘡(床ずれ)が大きくなっている、前日にできていたことが今日できない。これは分かっていてもショックは大きいです。
「症状悪化」と「犬の癖(快適性)」を天秤にかけることもありました。
アドバ

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高齢犬の排泄

【排泄】
高齢犬の介護の悩みで一番多いのが“排泄”の問題です。
犬が自分で起き上がり、間に合わない場合はトイレを寝床の近くに設置するといいです。
外での排泄の子は、飼い主さんが帰ってくるまで我慢していますのでフルタイム勤務の場合は家族の協力、ペットシッターへ依頼し日中排泄させることが望ましいです。

歩行が困難な犬の場合は寝床で排泄してしまうことが多くなるため、自力で排泄ができない場合、お腹を手の

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高齢犬の介護

【介護】
高齢犬の介護は犬が亡くなるまで続き、飼い主さんにとって辛い期間になることがあります。
私が目指す高齢犬の介護は“できる限り老いの速度を緩やかにする”ことであり、苦痛を少しでも和らげ、毎日を快適に、そしてできるだけ悔いを残さないようにするお手伝いです。

飼い主さんの心構えとして「思いつめない」こと。
高齢犬の介護は犬との暮らしの延長線上にあるもので、介護に対して気構えることや「~しなけれ

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高齢犬の食事

【高齢犬の食事】
高齢になるに連れ、犬も1日に必要とするエネルギー量が減るため若い頃と同じ食事内容だと太ってしまったり、食べても痩せてくることがあります。

犬が高齢期になったら…
・年齢の変化に配慮している高齢犬用フードに切り替える
・嗜好性が高く消化に良い食事内容にする
・1日の量を小分けにし、朝昼夜の3~4回にする

食欲の変化がみられる犬は病気の初期症状の場合もありますので、早めに動物病院

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ペットの老化

【老化】
生物学的には生物の個体に起こる時間的変化。生物が死に至るまでの間に起こる機能低下やその過程を指し、どんな動物でも必ず訪れ、避けられないものです。
犬は7歳くらいから老化の兆候が見え始め、そのスピードは人間の5~7倍の早さです。
(諸説あり)

老化のサイン
・顔や身体に白髪が見られる
・皮膚の弾力がなくなる
・歩き方がゆっくりになる
・興味や関心を示すことが減り反応が鈍くなる
・睡眠時間

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高齢犬のケア

【高齢犬のケア】
高齢犬のケアで基本的な5つのこと
①犬も必ず歳をとることを知り、今から心構えと準備をする
②老化の防止は日頃の管理
③毎日の注意深い観察、年1回以上の健康診断を受け、早期発見
④いざという時困らないための幼齢期からのしつけ
⑤ひとりで背負わないための協力体制

①については、意識していない飼い主さんが結構多いかなと感じます。
加齢に伴い体力や免疫力は低下し、様々な病気、認知障害、

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