犬の認知症

【犬の認知機能障害】
認知機能障害(痴呆)の定義は“学習によって一旦獲得した行動、運動機能の著しい低下が持続し、飼育困難となった状態”です。
ほどんどの場合は徐々に進行していきますが、何らかの引き金によって急激に症状を示す場合もあります。

引き金となる原因
・身体的疾患の悪化、あるいはその回復後
・突然の騒音(花火、工事の音など)
・飼育環境の変化
・飼い主家族の形態の変化
など

【犬の認知機能障害テスト】
①夜鳴き…夜中に単調な大きな声で鳴きだす
②徘徊…とぼとぼ円を描くように歩く
③後退不能…狭い所に入りたがり、自分で後退できない
④無反応…飼い主や自分の名前、習慣行動が分からなくなり無反応
⑤異常な食欲…よく食べ、よく寝、排泄も異状ないのに痩せてくる

上記の2項目以上が当てはまると認知機能障害の疑いがあります。
猫の場合も15歳以上は同じような症状が出やすいので、観察してみてください。

犬も認知機能障害の完治薬は無く、症状を遅らせるための薬やサプリメントを与えることがほどんどですが、日常のケアで予防、進行を緩やかにする方法があります。
早めに獣医師に相談してみましょう。

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