記事一覧
入院、強制断酒から25日
7/15 の朝、一口の吐血をし翌日病院へ。検査の結果、黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。正常値の2.0以内を大きく上回っていた。
「あなた、今の値だと明日の命の保証は出来ません。この値の生存率は20%です。緊急入院して下さい」
診断名はアルコール性急性肝不全。2年間寝ている時以外ほぼ毎日休まず連続飲酒した結果だった。このnoteはアル中の入院生活の記録、メモ、暇つぶし
スマドリとおれの肝臓
もう酒と肝臓について書くこともなくなってきた。大きな変化はない。
スーパードライのアカチャン(135ml Alc5.0% Alc 10g)、カワイイね。アルコールが2%入ってるグミがあるそうですね (1個5g Alc2.0 0.1g以下※1)
おいしそうですね。おいしいですよ。スーパードライも度数3.5%のが出たりして、飲酒の多様性が広がっていますね。
酔わない飲酒に意味はない！ おれたち
断酒から0日目(XX回目)
ぺろたです！ 今日も一日断酒でがんばります！ 断酒会という団体ではこんな挨拶から始まるらしい。断酒会で検索すると「断酒会 行きたくない」とサジェストされるし追い詰められた感じのツイッターが散見される。本当に効果あんのか？
おれは飲みたくないから飲んでいないだけで、数値と相談しながら少量なら許容する。飲めるんだぞ！って感じで…… (拳だぞって感じで…… )
前回の断酒から約2ヶ月半。昨日お友
断酒から1ヶ月(2回目)
ヘッダーは気狂いピエロより倉科カナさん
今回の断酒と同時に20歳以来の向精神薬を再開した。なんとなくだ。酒以外で精神を高揚させるものは向精神薬以外にない。
20歳の頃にうつ病を患い、向精神薬を飲んだところ瞬く間に目の前の霧が晴れた。隠喩ではなく、本当に。目の前の輝度も彩度も上がり、1年間毎日抱いていた希死念慮が1週間で消えた。2回目の通院で医者に、「どう？ 効いたでしょ」と尋ねられ、恥ずか
数値が悪くなっちゃった
酒を飲まないと飯の量が増える。12月中まで1日4食食って結局おり、夕飯食って松屋で牛丼食う日が普通にありました。退院から数えて8キロ増、過去最高の体重を叩き出し、さすがにどうかなと。肝臓の栄養状態としては良かったのかも知らんが。
12月の検査時点で、総ビリルビン値、アルブミン値、TP値がほぼ正常値と言って差し支えないところまで下がった。やるじゃんおれ。全然アル中じゃない。今までもこれからも。
肝硬変 それから……
前回までのあらすじ
長年の飲酒がなんだかんだエスカレートし、寝ているとき以外飲んでいるスーパー連続飲酒に発展。2021年7月15日 一口血ゲロで流石に病院に行った結果、即日入院。黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。医者から「このままだと死にます」の診断書。
以後３ヶ月の入院と、退院後8ヶ月の自宅療養を経て復職。2022年7月15日で断酒1年を迎えた。
「酒とは」をずっ
肝硬変のお話 (治療開始から365日)
前回までのあらすじ
2021年7月15日 の朝、一口の吐血をし翌日病院へ。検査の結果、黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。正常値の2.0以内を大きく上回っていた。
「あなた、今の値だと明日の命の保証は出来ません。この値の生存率は20%です。緊急入院して下さい」
診断名はアルコール性急性肝不全。2年間寝ている時以外ほぼ毎日休まず連続飲酒した結果だった。
まず3ヶ月の入
肝硬変のお話 治療の経過 (90日目)
前回までのあらすじ
7/15 の朝、一口の吐血をし翌日病院へ。検査の結果、黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。正常値の2.0以内を大きく上回っていた。
「あなた、今の値だと明日の命の保証は出来ません。この値の生存率は20%です。緊急入院して下さい」
診断名はアルコール性急性肝不全。2年間寝ている時以外ほぼ毎日休まず連続飲酒した結果だった。このnoteはアル中の入院生活の
治療の経過 (82日目)
前回までのあらすじ
7/15 の朝、一口の吐血をし翌日病院へ。検査の結果、黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。正常値の2.0以内を大きく上回っていた。
「あなた、今の値だと明日の命の保証は出来ません。この値の生存率は20%です。緊急入院して下さい」
診断名はアルコール性急性肝不全。2年間寝ている時以外ほぼ毎日休まず連続飲酒した結果だった。このnoteはアル中の入院生活の
治療の経過 (75日目)
前回までのあらすじ おれが前回までのあらすじを書くのに前回まで何があったかを忘れてしまった。
7/15 の朝、一口の吐血をし翌日病院へ。検査の結果、黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。正常値の2.0以内を大きく上回っていた。
「あなた、今の値だと明日の命の保証は出来ません。この値の生存率は20%です。緊急入院して下さい」
診断名はアルコール性急性肝不全。2年間寝ている時
治療の経過 (60日目)
9月に入ってすっかり日は短くなり、気温も朝晩はぐっと冷え込み始めた。ほぼ病室にいるから少ししか開くことの出来ない窓からとヤフー天気からの感想です。この説明いる？ でも挨拶の話題は天気だって古くからそういう事になってるから。とにかく真夏の7/16入院開始から最高気温では5度10度低くなりはじめたね。もう秋です。
入院から60日が経過した。正確には59日だけど。入院期間としては長いのかな。どうな
治療の経過 (50日目)
限界だ。病院に縛られているのがしんどくなってきた。コロナ禍もありかなりキツ目の行動制限があり、半隔離生活となっている。その上ネットでの買い物も自由に出来ないとあって、なんですか？ 体の健康と心の健康を切り離してお考えなのでしょうか。この野郎、飲んでやろうか。飲まねえけど。自由に死なせてくれ。死なないけど。なんでこいつアル中のくせに申し訳なさそうなツラしねえんだ？ すみませんねえ。チッ、うるせーな
もっとみる
生体肝移植という選択肢(入院45日目)
入院生活も45日となり、いい加減一時帰宅をさせてくれと医師に相談したところ、あっさり許可が出た。じゃあどうせならというので1泊して来ていいか？と聞いてみたところ、「……まあ、家族が良いと言うのであればOKです」との返事。
なぜ家族の許可が要るのか。どうにも腑に落ちなかったので聞いてみたら、「こいつアル中だから1泊中も飲まない様にちゃんとご家族が見張っていてね。見張れるならOKだよ」(要約)とこ
後輩のアル中先輩 (追記)
おれには会社の後輩にアル中先輩がいる。彼と知り合ったのは23歳の頃で、2年くらい前に半分クビになるように会社を辞めたと風の噂で聞いている。いま生きてんのか？ 久しぶりに夢に出てきたので彼の話を書きたい。彼は少なからずおれの肝臓に影響を与えた一人だった。
彼は出会った頃からアル中だった。新卒で入ってきたが、大学を留年を1年留年しており、同い年の後輩でアル中については先輩だった。風貌は昔で言うギャ
治療の経過 40日目 一時帰宅の許可が下りる
「先生、そろそろ一度自宅に帰りたいのですが」「ああ、いいですよ」アッサリと許可が下りた。先週までかなり慎重論を示していたので不意をつかれた。仮出所だ。正直数値的にはあまり芳しくないと思うのだが、1日であればなんとかOKの判断を貰えたのだろう。おれはいまカイジのスピンオフ1日外出録ハンチョウの心持ちでいる。あれこれやりたい事は山とあれど、最低限一つが達成できれば良い。最優先は自宅ネットワークへ外部
もっとみる
北風がバイキングを作った。おれは病院の備え付け鏡台を分解してまた元に戻した。
不便な事があると努力と工夫が生まれる。カネや環境がなければ何とか考えて解決していくしかない。昔のインターネットの不便さに似た縛りプレイ、手探り感が今、2022年おれに来ている。おれは病院の鏡台を分解して、また元に戻した。
何故病院の鏡台は分解されたのか
最初の切っ掛けは「入院中にテレビを観るためにカネを払うのはバカバカしいから何とかしよう」だ。基本テレビを垂れ流しにしたいので。このテレビは