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治療の経過 (82日目)

前回までのあらすじ
 7/15 の朝、一口の吐血をし翌日病院へ。検査の結果、黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。正常値の2.0以内を大きく上回っていた。
「あなた、今の値だと明日の命の保証は出来ません。この値の生存率は20%です。緊急入院して下さい」
 診断名はアルコール性急性肝不全。2年間寝ている時以外ほぼ毎日休まず連続飲酒した結果だった。このnoteはアル中の入院生活の記録、メモ、暇つぶしです。(入院、強制断酒から25日)T-BIL (総ビリルビン) 値が3.0を目標値とし、主治医の許可がない限り退院が出来ません。入院生活も早三ヶ月を眼前とし、全てに飽き始めている。凪いできた。

 週に一度火曜日の朝に血液検査があり、おい肝臓、どうなんだいと確認をします。どうなんだいの今週の結果が以下。T-BIL (総ビリルビン) 値は4.22。前回の3.75から悪くなってんじゃねえか。しっかりせえ。とまあ9/7に3.55の最低値を叩き出したあとはそれから1ヶ月間ダラダラとほぼ横ばい。自然治癒はもうここ迄が限界なのかも知れない。キーちゃん見習えよ。限界突破し続けてるぞ。そういえばゲイボーイをぶん殴った話はもう良いのか。

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退院が見えてしまった
 「先生ェ! おれいつまでここにいるの!?」「うーん出来れば3まで下げてから静脈瘤の手術しちゃいたいんだよね」みたいな会話を先週末くらいにしていた結果、今朝の段階で「やっぱもうこれ以上数値下がんないかも。治療はここまでかなあ」「なるほど」
 新展開だ。退院が見えてしまった。見えたら見えたでちょっと寂しいわね。退院リーチ演出で期待の出目は
1)来週の血液検査で急に3を切り、静脈瘤の手術後に退院。自宅療養へ。
2)数値は横ばいのまま静脈瘤の手術をせずに退院。3を切るまで自宅療養をしながら手術のチャンス待ちへ。

 どちらの出目も激アツリーチへ発展演出が控えており、これがアル中病院入院リーチだ。「アル中病院はね、入るのに面接とかあるんだよ」「ほう、面接が (入る気ありません)」
  勿論アル中に閉じ込められるのは自宅療養中に酒のんで肝臓、振り出しに戻るってよ。そうなの? 桐島? にならないためですが入りたくないものはしようがない。本人が入院を希望している事が条件である病院がほとんどだろうし。吾妻ひでおが疾走日記の中で三鷹の方の病院にブチこまれた時、自分でサインしてたっけ? 今日まで断酒82日連勝中なので今日も一日断酒でやりましょう。結局これだけなんでしょ? (???「これ強K(キックボタン)が利きませんけど~」)

どうする復職
 復職はまだかなり気の早い話で。しかしながら現実はガムシャラに来るので頭の片隅に置いておかなければならないが、置いたらおいたで仕事の夢で魘されるんだよなあ。うーん、お酒が飲みたい。
 今思うと入院当初は肉体的精神的に弱っていたようで、復職したら次はもう少し真面目に仕事をしよう…… としおらしく考えたりもしたが、今日の時点ではもう仕事ダルい。してねえのに。うん、ヘルスになった証拠だな。仕事がしたくない気持ちはヘルスな気持ちです。

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(これは先日一時帰宅の際に食べた牡蠣です。デカくて甘かった。奥にいる怪しい影はゼロイチです。写真は撮ってないですがアサヒのスタイルバランスプラス ハイボールテイストはマジでハイボールでした。ノンアルビールなんかより全然完成度高い)

 退院が見えて機嫌がよくなった話 おわり

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