治療の経過 (75日目)

前回までのあらすじ

　おれが前回までのあらすじを書くのに前回まで何があったかを忘れてしまった。
　7/15 の朝、一口の吐血をし翌日病院へ。検査の結果、黄疸の値を示すT-BIL (総ビリルビン) 値は14.20。正常値の2.0以内を大きく上回っていた。
「あなた、今の値だと明日の命の保証は出来ません。この値の生存率は20%です。緊急入院して下さい」
　診断名はアルコール性急性肝不全。2年間寝ている時以外ほぼ毎日休まず連続飲酒した結果だった。このnoteはアル中の入院生活の記録、メモ、暇つぶしです。（入院、強制断酒から25日）T-BIL (総ビリルビン) 値が3.0を目標値とし、主治医の許可がない限り退院が出来ません。

　さて、明日で入院も75日目になる。数値は9月頭に一度数字が落ちて浮かれたものの、その後は反発し横ばいになったため不貞腐れていました。ステロイドパルス療法等特別な治療は行っていないから当たり前と言えば当たり前なのですが……

(誰だよ10月には自宅療養開始かもなんて言ってたヤツはよ！ 出てこいよ！)

病院のメシが不味い問題

まっずい…… 全然不味いこれ…… 
私はちょっと生意気だと思うんですけど。患者の方が可哀想と思うんですよ。このままじゃ。私だってもう75日目ですよ。飽きたとしたってどうしようもないでしょ松村さん、考えてみてください……

　ガード下酔いどれ人生の改変が出てくるくらい不味い。肝臓食でほぼ味のしない、かつメニューも大体一緒と来ている。食いたくないので最近はほぼ手つかず。コンビニのお菓子で乗り切っている状況だ。これじゃ体に良い訳がないが精神的苦痛の方が勝るのでそうしている。あとは相変わらずごくたまに病院を脱走してラーメンを食いに行っているくらいか。
　1食につき460円（入院時食事療養費）かかるのだからこの不味さに文句を言っても良いのではないか。肺がんで死んだ婆さんも入院生活が長く、病院のメシについてはいつも文句を言っていたな。年金をめっちゃ貰えてた世代の人だったので毎日オカンにデパ地下のメシを買ってこさせてたっけ。大変だったろうに。最近の病人食は美味しいんですよ～なんてテレビで紹介されているのを観たり、配膳するヘルパーさんが美味しそうだね～なんて言ってるのを聞くと怒っちゃう。あたし、怒っちゃう！

(この前脱走した時に食った煮干し醤油ラーメン (710円)です。ちょっと前に退院した同じフロアのジジイに偶然見つかって焦った。(セーフ)そういや休職前は仕事中に会社前のコンビニで酒買ってたけど見つかった事はなかった。なかったハズだ)

　メシが不味いがためにうつ病になってしまいそうだし、本当、深刻。入院生活も飽き切ってしまっている。このnoteに更新する出来事すらないくらいに。10月に入ったら改めて主治医と治療の方向性をもう一度詰めなければ。なんとか在宅療養に切り替えたい。現在の治療は投薬と筋力強化のためのリハビリだ。投薬については種類が減ってきており、1日3時間から繋がれていた点滴がやっと外れた。前には進んでいる。で、残りの投薬治療がどこまで必要なのかがポイントになりそう…… 注射による投薬は毎日まだ2本残っていて、これを錠剤に置き換えられるかどうか。現在のT-BIL (総ビリルビン) 値をどう主治医が判断するか。当初は5.0を切れば在宅療養可能と言っていたが、自宅で酒を飲んでしまう可能性を考えて3.0になっているはずだ。裏を返せば3.0になれば酒を飲んでも急死まではいかないという判断だが。お酒は飲みたいけど飲まないでーす。ホントでーす。飲みたいが、（飲んだところで……？）という気持ち。飲みたいですけど。あと入院してから行方不明になった性欲は本当に限りなく無。ウソでしょってくらい。キンタマどうなってんの？ 退院したらインターネットのお友達とニューハーフヘルス行く約束してんだけどな。

　あと、テトリス エフェクトが本当に面白いのでやって欲しいです。(とにかく気持ちいい、音楽＆映像と融合した新しい『テトリス』) 　

（テトリス、みんなでやりましょう、やった方が、楽しいですよ）

おわり。