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学校で教えてくれない『確定申告』ってなに?

確定申告って、会社員の場合、会社が年末調整時に税額の計算と納付を代行してくれているのであんまり馴染みがないですよね。

確定申告とは、所得とそれにかかる税金(所得税および復興特別所得税)の額を計算し、税務署へ報告および税金を支払う手続きのことです。

今回は、学校で教えてくれない『確定申告』について紹介します。

確定申告ってなに?

確定申告とは、所得とそれにかかる税金(所得税および復興特別所得税)の額を計算し、税務署へ報告および税金を支払う手続きのことです。

確定申告には、「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。

なぜ色で分けるかというと、記入する用紙の色が違うからです。

白色申告はどんなときにつかうもの?

白色申告とは、帳簿づくりが楽だが、特典がない申告方法です。

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簿記には、「単式簿記」と「複式簿記」があり、白色申告に使うのは、かんたんな単式簿記です。

単式簿記は、お小遣い帳や家計簿のようなもので、「9月30日 支出 電気代 5,000円」といった入出金だけを把握するための簡単な記帳形式です。

白色申告は、お客さんが特定かつ、少数で経費も限られるなら使ったほうがよい方法になります。

たとえば、「会社員時代に勤めていたIT会社と退職後も業務委託契約を結び、1人自宅でプログラム作成の仕事をしていて、基本的にはデスクワークなので経費も家賃と光熱費くらい」などの場合です。

お金の流れがシンプルなので、記帳が簡単な白色申告を使用します。

青色申告はどんなときにつかうもの?


青色申告とは、帳簿づくり大変だが、さまざまな特典がある申告方法です。

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青色申告に使用する複式簿記は、「取引の結果として財政状態がどのように変化したのか?」をあらわすための記帳方式なので少し複雑になります。

自分でやるには、貸借対照表や損益計算書が理解できる簿記の知識を必要とするので、大体は税理士に確定申告の代行(10~20万円程度)を依頼することになります。

青色申告の特典は、主に7種類あります。

①最大65万円までの特別控除がある。

②赤字を3年間持ち越せる。

③専従者給与を全額経費にできる。

④少額減価償却資産を最大で30万円まで一括経費算入できる。

⑤貸倒引当金を年末残高の5.5%まで算入できる。

⑥推計課税されない。

⑦自宅兼オフィスの場合、家賃や光熱費の一部を経費にしやすい。

青色申告は、事業が拡大する予定がある場合なら使ったほうがよい方法になります。

たとえば、「今後お客さんが増える可能性がある、家族が事業に加わる可能性がある、経費が多岐にわたる可能性がある。」といった場合です。

青色申告のメリット

青色申告の最大のメリットは、65万円を控除できる青色申告特別控除です。

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たとえば、事業の売上が100万円で経費が30万円だった場合、差額の70万円分の所得税を支払う必要があります。

この場合、1年分の青色申告をすれば、70万円からさらに65万円を控除することができ、5万円分だけ所得税が課税されることになります。

かかる税金は稼ぎが多ければ多いほど増えるので、青色申告は優遇されているのです。

国が青色申告を優遇してすすめる本当の理由

日本では、公認会計士と税理士と職種が別れています。

海外では、この2つの職種は1つにまとまっていますが、日本は違います。

理由は、税務署職員OBの天下り職種が税理士だからです。
※正式になったひとは、ごめんなさい。

日本のシステムだと、税務署職員は長年勤めると自動的に税理士の資格をゲットできます。

青色申告が、節税など特典が多く複式簿記なのも、天下りした税理士に仕事が回るようになっているからです。

◆税理士には独占業務が3つある

・税務代理-納税者の代わりに税金の申告を行う業務です。企業も個人も含みます。

・税務書類の作成-税務署に提出する確定申告書などの作成を代行します。

・税務相談-企業の節税や個人の節税についてのアドバイス

税理士の独占業務がある時点で、天下り感が増しますよね。

最後に

今回は、学校で教えてくれない『確定申告』について紹介します。

確定申告とは、所得とそれにかかる税金(所得税および復興特別所得税)の額を計算し、税務署へ報告および税金を支払う手続きのことです。

確定申告には、「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。

白色申告は、事業規模が小さいとき、青色申告は事業規模が大きいときに使用する申告方法です。

青色申告は、手続きが複雑ですが節税メリットがたくさんあるので、税理士さんに代行してもらいましょう♪

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