マガジンのカバー画像

頻脈

6
運営しているクリエイター

記事一覧

一般市民ランナーとバセドウ病とのお付き合い

一般市民ランナーとバセドウ病とのお付き合い

バセドウ病というものを持っています。

当初は、激しい運動を行わなければ、全く日常生活に問題はないし、薬を飲めばすぐ治るし、走るのにも全く影響無し、と思っていましたが、勝手に薬をサボって悪化させてしまったことから、それなりに影響はあるものだと今は思いながら、お付き合いをしています。

バセドウ病によるランナー的な影響も含めて、再発した状態を記していきたいと思います。

運動する人で、バセドウ病と診

もっとみる
「隠れ貧血」の治療を推す!

「隠れ貧血」の治療を推す!

2年前、職場の検診で貧血を指摘された。

ヘモグロビン10。
なに、こんなの貧血のうちに入らないわ。
胃カメラもやって、きれいだったし
女性としては健康人の範疇。
無視、無視!

と、医者らしい不養生さでスルーしたが、
その夏は体調が優れなかった。
元々よくある立ちくらみに加え、
気が遠くなるような動悸(PSVT?)が何度も起き、
職場で倒れて輸液を受けるわ、
今にも死んでしまいそうな予感に襲われ

もっとみる
鉄欠乏性貧血を繰り返した後、寛解に持ち込んだ私が語る、この病気との戦い方

鉄欠乏性貧血を繰り返した後、寛解に持ち込んだ私が語る、この病気との戦い方

「健康診断で引っかかって病院も行ったけど、薬もらって終わりだし、別にありふれた病気。騒ぐほどのものじゃない。死ぬわけじゃないんだし」

などと、甘い考えでこの病気「鉄欠乏性貧血」と、まともに向かい合おうとしなかったかつての私は、高校生くらいの頃から市販の鉄剤を飲んだり飲まなかったり、ダラダラと付き合いながら大人になりました。

「みんな健康診断で引っかかってるし」

「病院に行っても、なんだ貧血か

もっとみる

亜急性甲状腺炎の経過まとめ

ナゾの体調不良が亜急性甲状腺炎と診断されるまでの経過とその後をまとめました。似たような症状のある方の参考になれば。

そもそも12月頃からたまに、ひどい寝汗があった。就寝中は暖房器具類も使っておらず、冬なのにおかしいな…とか、暖冬のせいかな…とか思っていた。

1月後半あたりから、寝汗の頻度が急増。大汗で冷えて夜中に何度も目を覚ます。
首の前面、右甲状腺付近に圧痛があることに気付く。
体温を測るも

もっとみる
非持続性心室頻拍のはなし

非持続性心室頻拍のはなし

 かれこれ、7年くらい前の話です。
 その頃は仕事もやや忙しく、なんとなくワタワタと暮らしていたわけですが、ある日の晩、ソファーで家族とくつろいでいたところ、急に目の前がフワーと暗くなって次に気がついた時には、床に横たわってモゾモゾと何かうわ言のような事を呟いていました。
 6月のジメジメした暑い日でした。私は生まれて初めて気を失ったのです。34歳でした。

 その時感じた原因不明の気絶への不安や

もっとみる