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夫婦間で愛情が伝わらない理由

夫婦関係の蜜月期間は、2年程度と言われています。

その期間を過ぎれば、夫婦関係を維持、より良くしていくためには、お互い適切に愛情を示していくことが必要です。

あなたは、普段どのようにパートナーに愛情を伝えていますか?

また、それは相手にうまく伝わっていますでしょうか?

5つの愛情表現


アメリカの結婚相談カウンセラーであるゲーリー・チャップマンによると、愛情の示し方は以下の5つに分類できます。

●肯定的な言葉

・称賛、感謝、励まし、優しい言葉
・「大好きだよ」「ありがとう」「大丈夫だよ」など

●クオリティ・タイム

・相手に注意を注ぎ、共に過ごす楽しい時間
・一緒に料理をつくる、その日の出来事について会話をする

●贈り物

・記念日などに贈るプレゼント
・金額の問題ではなく、そこに込められた思いが大切

●サービス行為

・相手のために何かをしてあげること
・トイレ掃除をする、ゴミ出しをするなど

●身体的タッチ

・肌や髪などに触れること
・キス、ハグ、セックスなど

さて、この5つのうち、あなたのパートナーにしてもらえると嬉しいのはどれでしょうか?

愛が伝わらないのは、愛情の言語のズレ


チャップマンは、結婚関係を維持するためには、パートナーの求める愛情の示し方をすることが大切だと言っています。

それを、チャップマンは「言葉(言語)」にたとえ、先の5つを「5つの愛の言葉」といい、相手が求める愛の示し方を「愛情の一次言語」としています。

「一時言語」とは母国語のことです。
自分がもっとも慣れ親しんだ言葉で、難なく使える言葉のことです。
僕であれば、日本語が一時言語です。

自分にとって、一時言語は使いやすいために、相手に愛情を伝える際にも、その言語を使おうとします。

ところが、相手にとって、それが一時言語でない場合に、問題が生じます。

例えば、僕の「愛情の一時言語」は、身体的なタッチです。ハグなどされると、それだけで、愛情が満たされます。

ですので、僕の一時言語である身体的なタッチを、妻に愛を示すためにしようとします。

ところが、それは、妻にとっては言語としては優先順位の低いものでした。繰り返すたびに、「うっとうしい」「やめて」と言われます。

色々試してみて分かることは、妻にとっての「愛情の一時言語」は、クオリティ・タイム、その中でも、「お酒やおつまみと共に、とりとめのない会話をすること」です。

五年に一度位、妻から僕の誕生日に感謝の言葉をもらうことがあるのですが、そのときには、

「私の話しを聞いてくれてありがとう」

と書いてあります。

それが、妻にとっては、自分が愛されていると感じる嬉しいことなのです。

相手の「愛の一時言語」を理解する


あなたの愛情の一次言語はどれですか?

そして、あなたのパートナーの愛情の一次言語はどれでしょう?

自分の愛情の一次言語で相手に愛情を伝えても、うまく伝わらない可能性があります。

むしろ、全く相手に伝わらないどころか、夫婦関係の距離を遠ざけることになっているかもしれません。

パートナーの心に愛情をしっかりと届けるためには、まず、相手の愛情の一次言語を理解しましょう

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