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なぜ、夫婦の悩み相談カウンセラーをしているのか

こんにちは。夫婦関係の悩み相談カウンセラーの沢野まもるです。
なぜこの仕事をしているのか、僕の経歴と絡めてお伝えします。

会社員時代

家事や子育ては妻にまかせっきりで、連日遅くまで働いていました。

30代になって、今まで会社から評価されていると思っていたのに、同期との昇格のタイミングが遅れ始めました。また、自分がやりがいを感じていた仕事から外され、グループ会社に出向になりました。

今後、自分のキャリアをどうすればいいのか思い悩み、パーソナルコーチングを受けることにしました。

コーチングセッションを通じて、自分にとっての幸せの源泉は「家族」であるということを確信しました。

そんな時、妻が2人目の子どもを出産の際に体調を一気に崩しました。そこで僕は当時としては大変珍しかった育児休職をとりました。

その後、より家庭を尊重した働き方を実現したいと、思い切って会社を辞め、2007年にコーチ、研修講師として独立しました。

カウンセリングとの出会い

妻は、いわゆる毒親のもとに育ちました。不仲だった両親のはけ口として、小さい頃から、親から暴言をはかれたり、人格否定を伴うことをされ続けていました。

親を不機嫌にさせてはいけないと、つねに親の顔色をうかがいながら、「自分がちゃんとしなければだめだ」と我慢しつづけていました。

結果、見た目にはしっかりしていますが、内面は、極端に自己肯定感が低い状態でした。

そのような妻との結婚生活は、簡単ではありませんでした。

僕が何か妻に指摘したり、僕の機嫌が少し悪くなったりすると、妻は自分が責められていると感じ、激高したり、攻撃的な言動をとったりしました。

妻や家族を大事にしたいと思って独立までしたのに、ちょっとしたケンカの拍子に、「あんたが自分勝手に判断した」「会社員のままのほうが私は良かった」と言われました。

僕を責められるだけならまだしも、「あんな両親だらか、あんたのような、いい加減で、気づかいのできない子どもが育つのよね」と吐き捨てるように言われたときは、相当こたえました。

冷静に考えれば、妻は自分が親からされていた人格否定を僕に対しておこなっていたということが分かります。

「あんたなんか全然好きでもなんでもない。本当に結婚するんじゃなかった」「一刻も早く別々に暮らしたい」などと言われると、僕としても我慢がならず、「そこまで言うのなら離婚してやる」と怒鳴り、どうやって離婚しようかと具体的にシミュレーションしたものでした。

結婚してからは、「気持ち悪いから触らないで」と、スキンシップを拒絶されたことも、僕としては、存在をまるごと否定されたようで苦しかったです。

離婚すれば楽になれるだろうか、ただ、妻とのよい関係を築く望みも棄てたくないな、何よりも子どものためにも離婚は避けたい、どうしたらいいだろうかと悩んでいたときに、たまたまご縁があり、僕のカウンセリングの師である野口嘉則さんのカウンセリングを受けることになりました。

プライドが高く、人に弱みを見せたり、頼ることも苦手な私でしたが、野口さんは、誰にも言えなかった妻との関わりについて、そして、私の苦しい、情けない、恥ずかしいなどの、普段十分に自覚できていなかった感情を丁寧に聴いてくださいました。

どんな自分を出しても常に受けとめてもらえる安心感がありました。

ありのままの自分を繰り返し受容してもらう体験を通じて、大げさに思われるかもしれませんが、

自分は生きる価値がある存在だ

と心底感じられました。

また、カウンセリングでの受容される体験を通じて、自分の心の土台がしっかりしたものになったことで、ちょっとしたことには動じなくなり、妻に対して、受容的な態度で関われるようになりました。

あるとき、妻が、ふとした拍子に、つらかった小さい頃の体験を語り出しました。

それに対して、自分がカウンセリングでされているように、受容と共感をもって、しっかりと聞きました。彼女は涙をながしながら語り続けました。
最後には、「話しを聞いてくれてありがとう」と言ってくれました。

そのような体験を積み重ねることで、妻との関係は大きく変わっていきました。

ちょっとした日常のやり取りの中で、妻から本当に大事にされているなとか、根っこの部分で太い「きずな」を妻と築けているな、と感じる場面が増えてきました。
その感覚を味わうと、他のどんな経験よりも、「生きていてよかった」と感じられました。

今でも激しいやり取りも含めて、ケンカはしょっちゅうします。
ただ、以前のように泥沼化することなく、すぐに修復し、穏やかな関係を取り戻すことができるようになりました。

なぜ夫婦関係を扱っているのか

夫婦関係に定めて活動しようとしたきかっけとなったのは、ハーバード成人発達研究との出会いです。

この研究は80年以上に渡って、人の幸福と健康の要因を調査したものです。長い研究の結論は、こうでした。

「私たちの幸福と健康を高めてくれるのは身近な人との良好な人間関係である」

どんなに仕事で成功を収めても、お金や名声を手に入れたとしても、身近な家族と温かい関係が築けていなければ、幸福とはいえない、と前々から感じていましたが、それが理論的に裏付けられたようで勇気が得られました。

3人に1組が離婚する時代、当然のことながら、誰もが夫婦関係が順風満帆な訳ではありません。

離婚まで至らないまでも、見た目には順調そうでありながら、関係が冷え切っている夫婦も多くいるでしょう。

悪い夫婦関係の影響は子どもにも及びます

夫婦関係をより良くしていくことに関わることは、その元で生活する子ども達を守り、笑顔でいることにも役に立てると思いました。

人生100年時代、夫婦共に過ごす時間が増えるだろうなかで、パートナーとの関係は、ますます重要なものとなってくると考え、そこに貢献したいと考えました。

カウンセリングの効果

僕が特にサポートしたいというのは、男性です。
男性も女性と同じく、夫婦関係に悩みを持っている人は沢山います。

日々言い合いが絶えず疲弊しきっている。
家に全く居場所がない。
妻から暴言や暴力を受ける。
性交渉を拒まれる、など。

女性に比べて、男性は外部に助けを求めることが苦手です。また、仕事の悩みは話せても、夫婦関係の悩みは恥ずかしさもあって、親しい友人や親兄弟にも簡単に話せることではありません。

結果、解決の糸口がつかめないまま、夫婦関係に悩み苦しんでいる男性は多いと感じています。

現在、夫婦関係に悩む人の心の支えとなりたいと思い、noteでの情報発信と、オンラインでの個人カウンセリングをおこなっています。

カウンセリングを受けることで、以下のような効果が期待できます。

●どうしようもないと感じていたパートナーや家庭に関する悩みが、
回を重ねるごとに軽く感じ、気持ちがスーっと楽になる

●自分を押し殺し我慢でなく、逆にパートナーをコントロールするではなく、家族や家庭の問題について、建設的なやり取りができるようになる

●パートナーの不安定な感情に振り回されたり、引きずられることなく、
心の平穏を保った状態で、パートナーに関わることができるようになる

●パートナーの気持ちに自然に寄り添えるようになり、大切にされていると感じるパートナーから、自分自身も大切にされるようになる

夫婦のそれぞれの心の状態が安定すると、子どもが、親の顔色をうかがうことなく、子どもらしく育つことができます。

パートナーや子どもの問題にわずらわされることが減ることで、仕事や自分のやりたいことに思い切って力を注ぐことができます。

家族全体や、仕事にも好循環をもたらし、家族全員で笑顔で楽しく過ごせる日が増えてくるのです。

もし僕のカウンセリング、メンタルコーチングに少しでもご興味をもたれたのであれば、以下の記事をご確認ください。

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